カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

人は難問をどうやって克服してるのだろう?僕なら魔法使いにお願いするけれど・・・。

2014-07-31 | 人間観察
再検査の結果の連絡が来た。

予想していたものと、
なんら変わりは無い。

「少し入院して様子を見たほうがいい」

「入院すれば良くなるのか?」

「確実に延命効果はある」

「死ぬ時期が変わるだけか?」

「大きなことだと思うが」

「新しい治療法があるのか?」

「免疫治療を続ける」

「また、ワンサイクル250万円かかるって訳か?」

「命には代えられん」

そんな問答は何の役にも立たない。

死ぬために無駄な金を使って
なんになるのか?

何もせず、病室で死ぬことが
本当に大事なことか?

治らないことを知って、
先進治療の名の下に、
僕はもう、3000万円以上を使った。

もう何もしたくなくなった。

だから、今日も、夜はやれなかった。

精神的に店を開く気がしなかった。

代わりに包丁を研いだ。

明日こそは、少しまじめに仕事をしよう。


テレビでくだらない討論があった。

『なぜ、盗撮が無くならないのか?』と言うテーマ。

こんなことを真顔で語る評論家ぶったマスコミ人は
本音で語っているのだろうか?

女子トイレの盗撮なんかをする奴は、
真っ当な恋愛も出来なかった変態以上の何者でもない。

そんなことくらいわかるだろう。

風呂場の盗撮は子供の好奇心。

レイプは趣味。

そんなところだ。

実は、昔よく行った喫茶店のマスターが
女子トイレの盗撮でつかまった。

彼はあくまで無罪を主張し、
なんとなくうやむやになってしまった。

しかし、女子トイレにカメラをセットできるのは
マスターか、女子従業員しかいないのだ。

パートの女性はみんな辞め、
1年も経たないうちに、
経営者が変わった。

僕の店だって、
いつ他人の手に移るかわかったものじゃない。

今でも問い合わせがある。

1年前までの、繁盛した時代を知ってる人は、
今が買いどきなのだろう。

店名と、客の価格だ。

あと1年経てば二束三文になるだろう。

こんなとき、
僕はこの危機をどう乗り越えればいいのだろう。

魔法使いのお婆さんにでもお願いするしかないのかもしれない。

情報はどこから流れるのか?意外と身近なところからの流出だったりしたりして・・・

2014-07-30 | 人間観察
火曜日はまったく仕事が出来なかった。

ランチが終わったあと。
夜の準備に入ったが、
身体の自由が利かない。

情けなさに涙が出てくる。

結局、夜の営業は見送った。
そして眠ることしかなかった。


マクドナルドが、
HPで全商品の加工国を公表することになった。

ほとんどが中国だった。

食品の材料から加工まで
ほとんどが中国。

しかし、なぜHPなのか?

商品にすべて表示すればいい。

やはりごまかしに過ぎないのだ。

そして消費者のほとんどが、
HPや中国の実態も調べずに、
マクドナルドに並ぶのだろう。

小さい子供をつれたファミリーが、
子供の安全も考えずに
マクドナルドに並ぶ。

これが日本人なのだ。

安さにつられ、
なんでも口にするなど、
なんら中国人の感性と変わらない。

情報公開なんて、
こんなものなのだ。

個人情報だって、
何が大事な情報なのかをもっと知るべきだ。

僕は通販を頼むとき、
わざと名前の漢字を変えて申し込む。

しかし、数ヶ月経つと、
その偽名でDMが送られてくる。

競馬の無料会員に登録すると、
間違った名前のまま、
多くの業者からメールが送られてくる。

個人情報なんてこんなものだ。

しかし、それらは問題にならない。

ベネッセなどは問題になる。

東京三菱UFJの情報流出は大きな問題だ。

暗証番号や
職業や年収、
そして預金残高まで流出するのだから。

今一度考えてほしい。

個人情報は、
個人個人がどれだけ重要視しているのかということを。

デパートでお中元を贈る。
するとその情報は、
デパートや、
宅配業者、
デパートのデータ管理会社などに知られることになる。

その下請け業者もある。

そんなことを考えたら、
キリが無い。

しかし、自分の情報が漏れているからといって、
相手によって、
賠償問題にしたり、
無視したり・・・。

同じ情報なのに、である。

僕の店に小島さんという独身女性がいた。

彼女は親切にしてくれる人には
「いいひと」というレッテルを貼る。

そして、住所やアドレスを簡単に教えてしまう。

僕たちから見れば
いかにも怪しげな人に対しても、
彼女は親切で優しい言葉をかけてくれる人は
全て【いい人】なのだ。

そしていたずらメールが届いたりすると
「このお店の情報が流れていませんか?」
「それ以外考えられないんです」と言い出す。

周りの人は、
誰がこんなメールを出すのかくらい想像できているのだが、
彼女だけが考えられないのだ。

しかし、彼女が一番信頼しているという「うえむら」という女性は
婦女暴行幇助という罪状で警察に取調べを受けた。

さらに、結婚したいというほど信頼していた会社の上司は、
盗撮で書類送検された。

それでも彼女は
「そんなことはありえない」といいはり、
ついに、ネット上で彼女の会社のトイレの盗撮が
流れていた。

彼女はそれ以来来なくなったが、
いまだにネットにはその盗撮画像が流れている。

意外と、一番知られてはいけない人に
自分の個人情報をを流しているのは
自分自身だったりするのだ。

滑稽だけど、情けない実情だとしか言いようが無い。

意味の無い自慢と、知ったかぶり。今一度、個人情報について考える。

2014-07-29 | 人間観察
午前2時ごろ、
全身に痙攣が起きた。

のた打ち回ることも出来ず、
息をするのも困難な状態で
5時過ぎまで、身動きひとつできない状態ですごした。

そして楽になりかけたとき、
病院に連絡して、
救急車を手配してもらった。

それでも、注射と薬ですぐに戻り、
ランチにむかった。

予約があったので、
穴を開けるわけには行かない。

何とかその場をやり終えた。

こんなとき、
気力の無い僕は、
主張できなくなって、
人の問いかけに、
無愛想にやり過ごすことしか出来ない。

しかし、こんなときほど、
人間の身勝手さが見えてくる。

ある女は、
1歳になったばかりの子供を、
海外旅行に連れて行ったと自慢する。

国際人になるためには必要だから、と言う変な理由の元に。

この夫婦は
神社の歴史も
寺の宗派のこともまったく無知だが、
本人たちは自分たちの言うことに
周りの人はみんな納得していると思い込んでいる。

この根拠の無い自信はどこから出ているのだろう、と
いつも考えていたが、
ようやくわかった。

無知だからこそ、
この自信がわいてくるのだと。

そしてこの夫婦が夜にやってくると、
やたら、個人情報について話したがる。

「わたしは、絶対に個人情報は言わないことにしてるの。
だって怖いじゃない。
何が起こるかわからないから」

僕にはこの考え方が不思議でならないのだ。

僕が教壇に立っていたときも、
個人情報だからといっては
連絡先を書かない両親がいる。

しかし、こういう親に限って、
「連絡が遅い」といっては文句を言う。

この夫婦も同じで、
通販にも、
宅配便にも、
美容院などの会員登録にも
個人情報を渡している。

ネット通販に関しては、
住所氏名年齢、
さらには家族構成や職業、
電話番号やメルアドまで何の根拠も無く教える。

それだけではない。

クレジットカードの番号や、
暗証番号まで教えるのだ。

知らない人に個人情報を教え、
知ってる人には教えないと言う根拠もまったくわからない。

DMなら、受け取り拒否が出来るし、
電話なら受信拒否も出来る。

カードの暗証番号のほうがずっと怖いと思えるのは
僕だけなのだろうか?

居酒屋と日本料理の区別がつかない人間、
フランス料理とイタリアンの違いも知らない人間、
きっとこういう人たちが、
何が大事で
何が大事でないかがわからないのだ。

価値観の違いと言うより、
自分の正当化に過ぎないのだ。

自分が何を言ってるのか、
それが何を意味するのかもわからない人間の
粗末な脳みそは
永久に変わらないだろうが・・・・。

『久しぶり』だと『懐かしい』が、『これが最後かもしれない』と言う気持ちも含まれている?

2014-07-28 | 人間観察
Y子さんは悪阻で少々体調がすぐれないようだ。

25日は彰子先生の誕生日だったので、
花束とプレゼントを贈っておいた。

そのお返しに、と言うことで、
Y子さんと3人で食事をした。

変な構図だ。

簡単に言えば、
ダブル不倫関係の3人だ。

そして、彰子先生が、競馬場に連れて行ってくれた。

中京競馬の最終開催日だったこともあるし、
以前、彰子先生と行ったことがある。

にぎやかな競馬場は
脚の悪い僕にとって、
非常に危険でもある。

しかし、よくフォローしてくれる。

『久しぶり』の競馬場は
『懐かしく』感じられ、
すごくうれしかった。

この前に行ったときは、
まだ僕は自力で歩けた。

今だって歩けないことは無いが、
身体全体が重い。

自由自在、と言うわけではない。

病気が確実に身体を蝕んでいると言うことがわかる。

それは
『これが最後なのかもしれない』と言う気持ちにさせる。

そして、久しぶりに彰子先生と重なった。

これは最後にしたくない。

まだまだ卑しい僕は
まだもう少しは生きられそうだ。


今度は女子高生の殺人事件だ。

長崎県佐世保市で県立高校1年の松尾愛和さんが
同級生の女子生徒に殺害された事件でだ。

こういう事件は、
必ず殺された側は
いつもいい子で、夢を持っていたと言うことになる。

今回がどうのと言うことではないが、
マスコミは事実だけを伝えればいいと思う。

そして、必ず学校側が記者会見をする。

これも不思議で、
「二人の間にトラブルは無かったのか?」
「どうして把握してなかったのか?」
「被害者はいつも容疑者のマンションに遊びに行っていたのか?」

そんなことを校長が把握しているはずが無い。

記者のプライベートを
所属している会社の社長が知るはずも無いのに、
他人のことだけは、
把握していないなんておかしいと言い切る。

以前、高校生の老夫婦殺人事件のときもそうだった。

しかもこういうとき、
加害者の親は出てこない。

マスコミはどんどん日本を悪くしている。

彰子先生のアパートからY子さんのマンションに戻ったら、
「彼女は若いから良かった?」と聞かれた。

僕は何も答えられなかった。

ロマンを亡くした日本人が辿り着くのは? 受け手側の責任とマスコミの犯罪。

2014-07-27 | 人間観察
土用の丑が近づいてきた。

今年は7月29日、火曜日だ。

年に一度の日本人のお祭りのようなものだ。

生きたうなぎを開き、
串打ちし、
炭で焼く。

何度も何度もタレに漬け、
火加減を見ながら
うなぎをひっくり返す。

これは職人の仕事だ。

寿司も、てんぷらも、
職人の技が、旨さに転化される。

これは日本人のロマンだったはずだ。

それが、
吉野家で、
コンビニで、
スーパーで、
うなぎを買ったり食べたりなんて
あまりにもさびしいと思う。

テレビでは、
豆腐で代用したうなぎや、
穴子で気分を味わうと言うことが、
まるで賢い生活だと言わんばかりにオンエアーする。

しかも、販売しているのは
中国産のタレ付冷凍うなぎ。

本物には程遠い。

寿司も同じだ。

職人の包丁の入れ方や、
フワッと口の中で解けるシャリは、
まさに技術だ。

カンカチの機械で握られたシャリとは大違いだ。

もう本物と偽者の区別もつかない日本人が多くなった。

だから危険な中国産がはびこってしまう。

安ければいいという姑息な気持ちが、
日本の文化を破壊した。

コンビニのおでんも、
中国の食材と、
中国の工場で作られている。

日本人は、
本物のおでんさえ、
知らないのだ。

国民の無知さと味音痴と、
食品の安全に対する意識の低さがモロに出た。

それを煽るマスコミ。

安いことは食材が悪いと言うことだが、
すぐに企業努力という言葉でごまかしてしまう。

日本文化と、
日本国民の意識は
すでに破壊されているのだ。