カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

少しづつだけど、僕の想いは広がりつつある。僕の力がどこまで届く?

2013-01-30 | 人間観察
彰子先生は笑顔で僕を迎えてくれた。

「何かいいことあった?うれしそうだよ」

24歳の肌は若い。

世代の違う彼女が、僕の感じている喜びをわかってくれる。

娘よりも10年も若い彰子先生と、一緒に歩いて行きたいと感じる。

もちろん生娘の体に魅力を感じてるだけじゃない。

この人の心の奥底にある、人間としての温かさにすごく魅力を感じるのだ。

抱きたい、というのではなく、
重なり合いたいという安堵感を与えてくれる。

若い女性とも、何人もの人と体を沈めてきた。

しかしこんなに優しく僕自身を受け止めてくれた人はいなかった。

僕には僕のことを一番理解してくれているY子さんがいる。

それとは違った安堵感がある。

不思議な感触を持った。

彰子先生が送りだしてくれたら、僕は市場に向かい、そして病院でステロイドを打ってもらう。

この日から、ランチにも【血液強化食】を取り入れた。

痛風の人や、神経痛の人にもいい食べ物を出すことにした。

メニューの文字には何も書かない。

ベータカロチンを含ませた麺を作り、カルシウムとマグネシウムを含んだ食品であんかけを作る。

それが『あんかけラーメン』だ。

知らず知らずのうちに健康になっている。

そんな食品が僕の夢だ。

まだまだ寒い。

客足は伸びない。

それでも確実に手ごたえがある。

楽しい。

儲かるかどうかはわからない。

それでも、なぜか嬉しい。

明日も明後日も、1年後も10年後も・・・・。

いつまで続くかわからない命だけれど、
僕の病気さえもやっつける気持ちで、

これは僕の戦いでもあるのだろう。

東京から仕事でやって来たついでに立ち寄ってくれた淳ちゃんも感じてくれた。

この想い、大きくなくても、広くなくてもいい。

力強く進めていきたいものだ。

市場、病院、ランチ、仕込み、夜の営業。日常が明るく始まった。

2013-01-29 | 人間観察
楽になったとはいえ、やはり右腕には鋭い痛みがあり、
左足は歩くのがやっとだ。

それでも心が軽いというのはすばらしい。

昨夜、Y子さんのマンションに行った。

熱く話し合った。

ずっと一人で話していた。

そして抱き合った。

夜明けには市場に向かう。

5時には簡単な食事を作ってくれた。

味噌汁が体に心地よく染み入る。

美味しい!

思わず口から出る。

市場で買い物をし、その足で病院に向かう。

ステロイドを打ってもらい、少し休んで店に向かう。

やる気になっている。

自分でもそう感じる。

病院で、痛みに苦しむ仲間に声をかけた。

みんな骨髄の病気を持っている。

ランチもそれなりに客が来て、後片付けに3時までかかってしまった。

仮眠をして、『血液強化食』の準備にかかる。

電話が入る。

朝会った患者仲間の一人からだ。

6時にやってくるということだ。

客にもメールで知らせた。

客の中にも、痛風やリウマチ、坐骨神経痛に悩んでいる人がいる。

毎日食べてもらいたいから、6時から7時の間に来る人は、1000円で提供してみようと思う。

赤字だ。

そんなもの、他で穴埋めをすればいい。

大変かもしれないが、やる気が失せないうちに、勢いをつけたい。

夜は、病人と健常者がが入り混じって、不思議な雰囲気になった。

この店の目的が見えたような気がする。

元々、薬膳を目指していたはずだ。

18年たってようやく見えてきた。

熊木杏里が知り合いなら、この光景を見てもらいたい気分だ。

初めて『窓絵』という歌を聞いて、生きることを選んだはずだ。

今喜びを感じる。

この光景がいつまでも続いてほしい。

店が終わって、彰子先生に電話をした。

抱きたい、と伝えた。

「来て」

その言葉に僕はまた卑しくなるのだろう。

それでも、いま僕は、逃げ道としてではなく、
今一番抱きたい女に電話をした。

僕の心は晴れ晴れとしている。

夢は広がる。どこまで行けるか?どこまでやれるか?どこまで生きられるか?

2013-01-28 | 人間観察
大きな収穫だった。

渋滞の中をゆっくり走らされ、
脚も腕も痛むにもかかわらず、
僕の気分は心地よかった。

少しでも僕のような血液の免疫障害の病を持つ人の痛みを和らげることができるかもしれない。

本当は母親のためにもしてやりたかった。

回り道をした。

女の体に身を沈めては苦しんだ。

目の前が明るくなったような気分だ。

少しづつ、少しづつ広めていきたい。

少しでも苦しんでいる人の苦痛を取り去ってやりたい。

本当に、食事療法で、少しでも楽になるなら。

Y子さんに電話をした。

喜んでくれた。

応援してくれると言ってくれた。

このブログにも書いたが、
痩せている人が早く死ぬという研究が発表だれた。

昨日は、「体温が低い人は免疫力が低く、癌になり安く、早く死ぬ」という研究が公開された。

今まで正常値という概念で縛られていた医学の常識がひっくりかえっている。

医学が変わろうとしている。

常識が変わろうとしている。

素晴らしいことだ。

僕の想いが通じるような時代に近づいているのかもしれない。

夢は広がる。

僕の命が続く限り・・・・。

やっと叶った想い。少しは世の中の役に立つかもしれない。

2013-01-27 | 人間観察
通風、リウマチ、もちろん骨髄腫や白血病まで。

挫骨神経痛、脊柱間狭窄症にも効果があるそうだ。

僕が畑での無農薬野菜の栽培にこだわり、滋賀に通うには理由がある。

滋賀に住む【免役障害のための食事療法研究家】に会うためだ。

約9年間通った。

元々は、脚の骨が悪く歩けなくなった母親の食事を改善したかったからですが、
想定外の他界に叶えてやることはできなかった。

それでも血液を【強くする】食事を作るため、ずっと通い続けた。

そして今回初めて「病気のお客様に提供してあげなさい」という許可をいただきました。

涙が出てきた。

自分自身の骨髄腫という病気だけでなく、多くの方の血液強化に役立つことができるなら、そろそろ命の先が見えてきた僕にとって最後のご奉仕になるような気がする。

強い苦味のあるキャッツクローの粉末を混ぜた野菜料理など、とことん血液強化のためだけに作った料理。

この6年間に、学ぶために数百万円を使った。

材料を取り寄せるのに、やはり数百万円を使った。

自分自身の治療のためにも莫大なお金を使って来た筈。

それが今、この料理で少しでも楽になるならば、本望だ。



月曜日から、早速取り入れる。

痛みに苦しむ人たちが、少しでも楽な生活がいくれるように。

苦味の強い味覚のキャッツクローは、調理人の腕と感性が問われることになる。

これで少しは、僕の気持ちも軽くなる。

今年の大きな目標が出来た。

今日は一人で飲もう。

この寒い土山の地で。




【キャッツクロー】という植物をご存知ですか?
粉末を料理に混ぜるなどして、特別な料理を作ります。
キャッツクローの期待は大きく2つにわけることができます。
1つめは、免疫機能の正常化作用です。何らかの原因で狂ってしまった免疫機能を正常化に導くことで、リウマチや通風、免疫障害による病の根本的な改善も期待できるというわけです。また、更年期さしかかりホルモンの分泌がかわりと免疫機能の変動起きてリウマチ発症率がたかまります。そんな人には未然に防ぐ予防効果もあります。
もうひとつは鎮痛作用、抗炎作用です。リウマチの痛みを抑えてくれるのです。
こうしたキャッツクローの期待は主にアルカロイドと呼ばれる、自然の薬理成分によるものです。キャッツクローには、じつに6種類ものアルカロイドが含まれており、ほかのハーブにはあまり類をみません。ドイツのH・ワグナー博士は、キャッツクローに含まれているアルカロイドなかでもイソテロボデインという成分が免疫力を正常化する作用をつきとめました。さらに、キャッツクローに含まれているキノビック酸のグリコンドは炎症を抑え効果が期待できます。副作用がなく体にやさしく安全です。

なにもできなかった1週間だった。それでも発見はあった。

2013-01-26 | 人間観察
薬のせいか、かなり痛みはひいてきた。

でもまだ普通の状態には今一つ物足りない。

何たって、パソコンが打てる。

右手が使える。

五体満足という言葉の意味とありがたさが分かる。

今は亡き、両親にも感謝したい。

人のありがたさも、いまさらながら気がついた。

薄情な人もいれば、いつもは感じないが、こんな時にこそさりげなく顔を見せてくれる人いる。

完全に痛みがなくなるわけではないが、
かなり楽にはなってきている。

来週は本気で戦えるような気がする。

実は明日、滋賀に住む【薬膳と漢方】の研究家に会いに行く。

そこで食事療法を勉強する。

リウマチや通風、さらには白血病まで。

もちろん骨髄が原因の病気もすべて含む。

血液の力を強くする食事だ。

昨年からメール交換を得て、やっと承諾を得ることができた。

もちろんお金もかかる。

手間もかかるかもしれない。

それでも血液が原因の人たちが安心して食べられる食事を作れることはすばらしい。

今から畑に向かい、土曜の昼ごろ滋賀に向かう。

持ち込む食材なども指示されている。

楽しみではある。

僕の未来が見えてきた。

31日の締め切りの原稿も片づけたい。

死に向かっていてもいい。

今年は僕の波乱の年になる。

もちろん勝ち抜くための波乱であるに違いない。