一瞬の闇。そして間もなく見たことの無いいやらしい光。
ストリップがどこまで見せるのか。その疑問はのっけから解決した。
答えは全部だ。
ステージでは既に全裸の踊り子が尻をスポットライトに向け突き上げていた。
「・・・グルーヴィーじゃねぇか。」
「・・・Yeah・・・!」
お決まりの見栄を張りつつ流石に一瞬たじろいだ。
俺達は「ベテラン」の観覧の邪魔にならないよう、そそくさと空いている席に腰を下ろした。
一人目のショウは呆気に取られたまま終了したと言っていいだろう。
どうやらストリップショウというものは1セット5,6人のダンサーが順番にショウを演じ、幕間にダンサーとのポラロイドタイム、間もなく次のダンサーのショウという風に進むらしい。
一人目の撮影タイムが終了しステージは暗転。
場内に吹雪のSEが鳴り響き、二人目のダンサー登場。
白い羽毛のふわふわした衣装を着ている。
どうやら雪をイメージしたステージングらしい。
それにしてもポコポコ脱ぐものだな。
もっともったいぶる物かと思ったけどな。
確か一本のショウが2時間弱で5,6人だから・・・
まぁいいや。踊り子が目の前で自慰しだしたんだから。
そう。自慰、だ。
そこまでやるかストリップ。
まぁ、ありか。最高のエンターテイメントじゃないか。
ショウとは言え女性の自慰なんて始めて見たよ。
男のそれとは違ってなんか絵になるな。
男の性器をたまに「シャフト」と比喩するように、男の自慰、というかマスって機械的なんだよな。ししおどしとか猿がタンバリン叩く玩具みたいなんだ。
二人目が終了し間もなく三人目登場。
連戦連勝中の俺達に電流走る。
「おい、この衣装って・・・!?」
「あぁ、俺もだ。」
三人目はこれまでのダンサーとは少しタイプが違った。
背が高く豊満な身体にショートカット、南海キャンディーズを百倍可愛くしたような感じの娘だった。
だが、問題はその衣装。
スニーカーにマイクロミニ、片方の肩が無い空色のノースリーブ(?)、首にはチョーカー、BGMは麻倉未稀の「ヒーロー」。
チアガールである。
はは、兄弟。お前もツボか。当然、シェイクハンド。
しかし、あれだな兄弟。
このダンサーはピョンピョンと元気に踊っているが四肢の伸びがイマイチだとは思わないか?
どうやらストリップとはモデルの顔や若さだけで価値が決まるような安っちいものではないらしい。
彼女はもっとダンスを磨く必要があるな。
それにしてもさっきのダンサーのオナニーは凄かった。うんぬんかんぬん・・・
お気づきだろうか。
我々はこの脅威の時間と空間を既に楽しみ始めていたのだ!
なんてもっともらしいことを言ってみたが所詮ただの酔っ払いである。
女の裸見て浮かれていただけである。ピース。
俺達のライオットは止まらない。
4人目を前にして最前列の席に移動。
毒を喰らわば皿まで、である。
そして四人目。
すまん。正直あまり憶えていない。
青系のドレスを着ていたことだけは憶えている。
ダンス→脱衣→自慰→ポラ
こんな感じだった。本当に、すいません。
そして怒涛の五人目。
ここで再び場に電流走る。
猫耳キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!
猫耳に猫尻尾、ふわふわの猫ビキニ、おそろの猫ブーツ、駄目押しの猫ハンドときたもんだ!!
なぁ兄弟!キタ!キタコレ!きょ、兄弟・・・??
そこには苦ーい顔で俺を見る相棒がいた。
あぁ、そうだったな。
お前とはゲームセンターで対戦ホットギミックやるといつも対戦者選択で意見が真っ二つになるんだ。
いいよ。お前は黒いパツパツのビッチガールが好きで、俺は猫耳女の子が好きなんだ。それで、いい。
そういえばお前は今日もまるでヴィッパーの如く椅子に身を沈め、下から鋭く、品定めするようにダンサーを見ていたな。
俺ときたらベテランのオッサン達と同じように口もチャックも半開き、猿みたいにハンドクラップまでする始末だ。
お前はブリンブリンのドS野郎、俺はロリコン民族ジャップのサラブレッドだ。
時々お前を羨ましく思うよ。
お前みたいに高圧的な態度で女子の前に臨めたらなってな。どうでもいいけどよ。
俺はこれで、いい。このままでいく。
話がえらく外れてしまったな。
それにしてもこのダンサーは恐らく今日のトップスターなんだな。
客の心のつかみ方が違う。態度が堂々としている。
見ろよ。あのおっさん達のいい顔を。俺と同じ顔してるじゃねぇか!
トップショウガール、流石だよ。
今のアンタ、無敵だよ。
俺はアンタのステージに純粋にのめりこむ事にさせてもらうよ。
しかし、電流は三度走る。
つづく
すみません。脅威の4000文字越えしてしまいました!
後編は改めて投稿します。
ストリップがどこまで見せるのか。その疑問はのっけから解決した。
答えは全部だ。
ステージでは既に全裸の踊り子が尻をスポットライトに向け突き上げていた。
「・・・グルーヴィーじゃねぇか。」
「・・・Yeah・・・!」
お決まりの見栄を張りつつ流石に一瞬たじろいだ。
俺達は「ベテラン」の観覧の邪魔にならないよう、そそくさと空いている席に腰を下ろした。
一人目のショウは呆気に取られたまま終了したと言っていいだろう。
どうやらストリップショウというものは1セット5,6人のダンサーが順番にショウを演じ、幕間にダンサーとのポラロイドタイム、間もなく次のダンサーのショウという風に進むらしい。
一人目の撮影タイムが終了しステージは暗転。
場内に吹雪のSEが鳴り響き、二人目のダンサー登場。
白い羽毛のふわふわした衣装を着ている。
どうやら雪をイメージしたステージングらしい。
それにしてもポコポコ脱ぐものだな。
もっともったいぶる物かと思ったけどな。
確か一本のショウが2時間弱で5,6人だから・・・
まぁいいや。踊り子が目の前で自慰しだしたんだから。
そう。自慰、だ。
そこまでやるかストリップ。
まぁ、ありか。最高のエンターテイメントじゃないか。
ショウとは言え女性の自慰なんて始めて見たよ。
男のそれとは違ってなんか絵になるな。
男の性器をたまに「シャフト」と比喩するように、男の自慰、というかマスって機械的なんだよな。ししおどしとか猿がタンバリン叩く玩具みたいなんだ。
二人目が終了し間もなく三人目登場。
連戦連勝中の俺達に電流走る。
「おい、この衣装って・・・!?」
「あぁ、俺もだ。」
三人目はこれまでのダンサーとは少しタイプが違った。
背が高く豊満な身体にショートカット、南海キャンディーズを百倍可愛くしたような感じの娘だった。
だが、問題はその衣装。
スニーカーにマイクロミニ、片方の肩が無い空色のノースリーブ(?)、首にはチョーカー、BGMは麻倉未稀の「ヒーロー」。
チアガールである。
はは、兄弟。お前もツボか。当然、シェイクハンド。
しかし、あれだな兄弟。
このダンサーはピョンピョンと元気に踊っているが四肢の伸びがイマイチだとは思わないか?
どうやらストリップとはモデルの顔や若さだけで価値が決まるような安っちいものではないらしい。
彼女はもっとダンスを磨く必要があるな。
それにしてもさっきのダンサーのオナニーは凄かった。うんぬんかんぬん・・・
お気づきだろうか。
我々はこの脅威の時間と空間を既に楽しみ始めていたのだ!
なんてもっともらしいことを言ってみたが所詮ただの酔っ払いである。
女の裸見て浮かれていただけである。ピース。
俺達のライオットは止まらない。
4人目を前にして最前列の席に移動。
毒を喰らわば皿まで、である。
そして四人目。
すまん。正直あまり憶えていない。
青系のドレスを着ていたことだけは憶えている。
ダンス→脱衣→自慰→ポラ
こんな感じだった。本当に、すいません。
そして怒涛の五人目。
ここで再び場に電流走る。
猫耳キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!
猫耳に猫尻尾、ふわふわの猫ビキニ、おそろの猫ブーツ、駄目押しの猫ハンドときたもんだ!!
なぁ兄弟!キタ!キタコレ!きょ、兄弟・・・??
そこには苦ーい顔で俺を見る相棒がいた。
あぁ、そうだったな。
お前とはゲームセンターで対戦ホットギミックやるといつも対戦者選択で意見が真っ二つになるんだ。
いいよ。お前は黒いパツパツのビッチガールが好きで、俺は猫耳女の子が好きなんだ。それで、いい。
そういえばお前は今日もまるでヴィッパーの如く椅子に身を沈め、下から鋭く、品定めするようにダンサーを見ていたな。
俺ときたらベテランのオッサン達と同じように口もチャックも半開き、猿みたいにハンドクラップまでする始末だ。
お前はブリンブリンのドS野郎、俺はロリコン民族ジャップのサラブレッドだ。
時々お前を羨ましく思うよ。
お前みたいに高圧的な態度で女子の前に臨めたらなってな。どうでもいいけどよ。
俺はこれで、いい。このままでいく。
話がえらく外れてしまったな。
それにしてもこのダンサーは恐らく今日のトップスターなんだな。
客の心のつかみ方が違う。態度が堂々としている。
見ろよ。あのおっさん達のいい顔を。俺と同じ顔してるじゃねぇか!
トップショウガール、流石だよ。
今のアンタ、無敵だよ。
俺はアンタのステージに純粋にのめりこむ事にさせてもらうよ。
しかし、電流は三度走る。
つづく
すみません。脅威の4000文字越えしてしまいました!
後編は改めて投稿します。
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