kamekutobu

ザスパクサツ群馬の応援、スローライフ、終活日誌、趣味、旅行

花と動物ーいきもののアート展(金属造形作家 中村 貴寛の仕事)

2020-02-02 08:25:11 | 美術
その後の様子。

前橋の美術2020 トナリのビジュツ 協力企画 主宰:前橋の美術 2020 実行委委員会

出品者は主に群馬県に縁のある作家が多い。中には種々の縁で県外作家もいる。
GALLERY 0-TWOの会場では県外作家も多いようです。

県外作家の中で、埼玉在住の「金属造形作家」である中村 貴寛氏は、毎日にように会場に来て、来場者に説明している。
要望により実演します。









材質は銅。
展示作品の材料は銅、真鍮、銀です。目的に応じて、材質を使い分けています。
作品の色は材質によって変わりますが、その後の処理で変化させ、作品を完成させているようです。
材質によって硬さが違います。
それは加工する場合に影響する。硬度を硬いから柔らかいの順に並べれば、真鍮、銀・銅の順です。

作品の製作順(自分のメモ、調べたものではありません)
作品の半透明な型紙を作る。作品の裏側にカーボン紙を挟み、型紙の反対面からペン?でなぞる。
つまり、作品に裏側に作品の鏡像が写ります。
銅板を作品の裏側から叩き出す作業。
作業台はアスファルト台:熱を加えれば溶ける。冷めれば固まる。溶かしたアスファルト上に作品(今回は銅板)を載せれば、固定が可能です。
今回、見学した作業は作業台に上に新聞紙を置き、その上に銅板を載せ、裏側から加工に合わせたノミ?(治具)を使い打ち出します。 新聞紙の厚みを変えて、叩き出す深さを調整しているように見えました。
製品を裏側から叩き凹(製品表面は凸)にする。。叩いた周囲も引っ張られて伸びて凹になる。平に仕上げたい場所も凹になってしまいます。そこで、作品をひっくり返して、平にしたい凸になっている部分を叩く。
ひっくり返しの連続作業によって、目的とする形に仕上げていくのです。
ノミの太さ・大きさ。先端の形状は千差万別。鉄棒を切断して、自分流のものを作る。その数、数百本。イタリアの師匠は数千本の単位で持っているとか
シルバー装飾品があります。ブレスレット、指輪、ネックレス。シルバーにも純度があるのですね。
身に着けるものは軽いものが良い。貴金属は重い。ボリュームがあった方が見栄えが良い。つまり、薄い貴金属を打ち出して、ボリューム感を出し、豪華に仕上げるのです。





今回の企画のテーマは「花と動物」。それの沿った作品を中心に展示しています。
その一方、来た方の関心は銀細工の装飾品に強いようです。
最終日2月2日(日)は銀細工装飾品を増やしました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿