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浄瑠璃寺 元旦

2012-01-09 11:27:54 | 観光、見所

                      本堂の後ろ廊下

 

       寺の中心にある池を挟んで見た薬師如来をお祀りしている三重塔

 

             阿弥陀如来九体が座している本堂

  

浄瑠璃寺(ウイキベデイア) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%84%E7%91%A0%E7%92%83%E5%AF%BA

 

*ご住職より浄瑠璃寺の説明がありました。

人の一生を一日に例えると、日の昇る東方から始まり、日の沈む西方で終わる。薬師如来に送り出され、阿弥陀如来に迎えられる。

薬師如来は一体、しかし、阿弥陀如来は九体いらっしゃる。何故? 

人は一生の内に修行して、全てのことを理解する人もいれば、全く分からない人まで、色々いる。即ち、人間の位は上・中・下の三段階に分けられる。その上・中・下も更に三段階に分けられる。

「全てのことが知り、それを実行できる」上の上の位の人、最後まで何も分からない、理解しようとしない下の下の位の人。

しかし、ご安心あれ、阿弥陀様は、どのような位の人も必ずお迎えに来てくださる。しかし、阿弥陀様はお忙しい。体一つではとても間に合わない。位に応じて、分業なさっているのです。

間違いなくお迎えに来て頂くためには、自分を担当されるであろう阿弥陀様に良くお願いしなければなりません。

どの阿弥陀様がどの位の担当なのかは、ご住職にも分からないそうです。

中央にいらっしゃる阿弥陀様が一際大きく、立派です。この阿弥陀様が「上の上の位担当」かとも一瞬思いましたが・・・・、

僕は違うと思います。一番、忙しいのは、下の下の位を救うことで手間が掛かるでしょうから・・・・

そうは言っても、自分がどの位にいるかは自分では分かりませんよね。

親父は「下の上」あたりと自己評価しているようですが、僕の判断は下の下だと思うな~。僕を迷子にした張本人だし・・

和尚様のお話を聞いた後、親父は、大慌てで、九体仏それぞれ礼拝しておりましたことを報告いたします。

 

今、拝観者の居るところは、元々、仏様のいらっしゃる場所で、人が入る場所でない。建物の外から参拝するのが本来の形だそうです。この作法はどのお寺でも同じです。

観光客である我々は、仏様のいらっしゃる場所にお邪魔している訳です。今後、お寺にお参りする時のために、心に留めて置きましょう。お堂の入る場合は必ず、一礼して入りましょう。

阿弥陀様は大きい、それに比べて、本堂の棟はそれほど高いものではありません。庇も深く張り出している。建物の外から参拝してもお顔を見ることができません。

では、古人(いにしえびと)はどのようにお参りしていたのでしょう。

現在、本堂の前は土で埋められていますが、元々は本堂前まで池が広がっていたものと推定しているそうです。(現在、遺構調査を実施中)

本堂の前扉を開け放し、池の反対側から阿弥陀様が池に映る倒立像を拝んだものと考えられています。

 

本堂にお祀りされている吉祥天(女)は限られた時期にしか拝謁できません。

春・秋のご開帳であることはよく知られていますが、これは、明治時代、政府の命令で、東京の出張していた時に勝手に決められたもので、本来は新年を迎えたお正月にご開帳されるものだそうです。


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