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【映画レビュー】ステキな金縛り(三谷幸喜監督)

2011年12月10日 | 映画


小雨の金曜日、朝9時。
新宿3丁目駅から徒歩数分の映画館「新宿ピカデリー」です。
新宿で映画を観るときはいつも「新宿バルト9」だったのですが、今回初めて訪れてみました。


名前のイメージから、勝手に古い映画館を想像していたのですが、
行ってみると新しく、キレイな館内。ロゴなどもしゃれていていい雰囲気でした。
駅からのアクセスも良く、どうしてこれまでバルト9まで行っていたんだろうと反省。。。


さて、今回観たのはすでに話題になっている、三谷幸喜監督の「ステキな金縛り」です。
昔から三谷映画が好きだったので、そもそもの「期待値」は非常に高かったのですが、
さっそく、個人的な結論を。

過去の全ての三谷映画を遙かに超えた、文句なしに今年ナンバーワンの映画でした。

これまで我が家の三谷映画ナンバーワンは「ラヂオの時間」でした。
出演者の顔ぶれをはじめ、細かい笑いネタが散りばめられていて、
DVDで何回も観た、本当に大好きな映画の一つです。

しかし今回のステキな金縛りは、一瞬にして我が家の三谷映画ナンバーワンに躍り出ました。

まず、出演者。深津絵里は可愛らしく、定評通りの実力で本当に自然な演技が良い。
しかしなんと言ってもこの映画は「西田敏行」の存在無しには語れません。
西田敏行の、あの何とも言えずしみじみとした可笑しさ。
これが、映画の上映中ずっと「声に出して笑ってしまう寸前」のテンションをキープさせてくれるのです。
伏線がスムースにつながって行く気持ちよさ。
内容はネタバレしないよう書きませんが、悔しいけれど最後は泣かされました。

しかし「感動」の気分だけで終わらせるのは、三谷監督の本意ではなかったのでしょう。
ちょっとおちゃらけて終わるのは、ひょっとしたら彼なりの「照れ隠し」なのではないでしょうか。
なんだかこれって、震災へのエールを込めて作った桑田佳祐の歌「明日へのマーチ」にも似ていますね。
「願うは遠くで 生きる人の幸せ」と歌詞カードに書きながら、実際には「遠くで」を「「東北で」に変えて歌っている。
心に染みる本当にいい曲なのに、最後はおちゃらけて終わる・・・
この辺りの照れ隠し加減が共通しているような気がして、ちょっと嬉しくなりました。

余計なことを書きましたが、この「ステキな金縛り」。
西田敏行のしみじみとした可笑しさと、後味の良い感動。
エンドロールにも手を抜かず、劇場内が明るくなるまで絶対に席を立てない。。。
心からオススメ出来る映画です。

(追伸)
草薙くんの配役だけは、ちょっと浮いていたような気がするのですが、気のせいでしょうか・・・



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんなきれいに・・・ (マダムていらぁ~)
2011-12-10 17:12:46
新宿ピカデリーは昔は汚か・・・、いやいや古い建物でしたが。

こんなに綺麗になったのねぇ~~~~!!

金縛り。私も見に行きたいなぁ~。
でもMI・3も見たいんだよなぁ。
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>マダムていらぁ~さん、 (カメ吉)
2011-12-10 21:23:49
コメントありがとうございます。ご無沙汰しております。新宿ピカデリー、本当にキレイで、シアターの映像・音質ともに最高でした。

MIⅢ、私も見たいです・・・
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