鶴亀万年

元素周期研究会総帥の亀けんじがおおくりする、あまり役に立たないお知らせや気まぐれな情報が連日満載!

燐寸主義:スリーエイト印

2012-05-20 00:33:38 | Weblog

 しばらくぶりの更新ですが、まだ続きます。本日の燐寸はたぶんまだ現行品として存在するスリーエイト印。紺色の地に白抜きの数字が鮮やか。きっぱりとしたデザインで、2色刷にしてはなかなかいい感じです。それにしてもなぜ数字の8が3つ並んだ図柄なのかまったくわかりませんが、そんなところも燐寸主義のいいところ。これは神戸燐寸の製品となっていますが、違う会社からほぼ同じデザインのスリーナイン(999)印というのも発売されています。そうなるとスリーセブン(777)印のないのが不思議な気がしますが、ないものはないんですね。

元素周期『マンガで覚える元素周期』25:マンガン

2012-05-04 04:13:57 | Weblog

 おかげさまで、めでたく本が増刷になりました。どうもありがとうございます。できれば誤植とかイラストの修正などもしていただきたいと考えております。
 さて、本日の元素、マンガンといえば、なじみのあるのが乾電池と酸素の実験。元素の中では比較的よく知られていますね。純粋なマンガンは銀色の金属ですが、おなじみなのは黒くてもろくてなんとなく不器用そうな二酸化マンガン。マンガン乾電池なんていかにも時代遅れな感じですが、じつはアルカリ乾電池も正式名称はアルカリマンガン乾電池といいまして、べつに電池業界的にリストラされたわけではないのです。実直というか、実力はあるんだけどいまひとつセルフプロモーションが苦手なマンガンおじさんのイメージとして、高倉健風な電池駅員をキャラにしてもらいました。これで「江戸紫特急」のテレビCMを思い出した人は亀世代。ついでに申し上げると「江戸紫特急」は値段は高い(といってもたかが知れております)ですが同商品のフラッグシップモデルだけあっておいしいですよ。「ごはんですよ」とかと比べると味の深みや香りが段違い、はじめてのりの佃煮を食べたときの感動がよみがえります。まさに「かつおとみりんがやんわり効いて…大人(おんとな)の味(あず)」ってところ。
 ハワイ沖の海底には、マンガンをたくさん含む厚い地層があって、その名も「マンガン団塊」というそうでありまして、団塊世代というのはそんなところからのコピーです。