鶴亀万年

元素周期研究会総帥の亀けんじがおおくりする、あまり役に立たないお知らせや気まぐれな情報が連日満載!

レコーディング

2006-02-28 11:57:30 | Weblog
レコーディングをしました。どうです,すごいでしょう。亀といえどもたまにはこういった機会があるわけなんですね。まあ自分がメインというわけではないですけど,横浜市方面でもっぱら活動している藤田洋介(洋麻)&ミラクルトーンズというバンドに参加「させてもらっている」関係で,2曲録音したのです。1曲目はオレンジ・カウンティ・ブラザースの『甘いメロディー』という作品。アルマジロのイラストのジャケットでおなじみのデビュー盤に入っていた曲です。オリジナルはメキシコ風にアレンジされたゆるめのナンバーですが,その時点でボーカルがいろんな意味であやしいかんじ。エンディングの方でゲストのケニー井上の「とろかし系」のギターソロが入っていて,そのあたりはごきげんです。あえてこれを選曲する藤田洋介のセンスというのはなかなかのものである,と言っておきましょう。これをメキシコ風からハワイ風にアレンジを変えてやりました。亀担当はハワイ風のアコースティックギター。オープンGの変則チューニング(洋介さんがしてくれたんだけど)で,音がちょっと低くなるのでそこいらへんがちょっとハワイ風。あとはエレキのギターソロもおまけでやらしてもらいました。これはけっこう長かったんですが,前半はいいけど後半はダメ(だいたい途中で力尽きるというこういうパターンが多いですね)ということになり,半分カットされてしまいました。でも練習なしでいきなりやらされたんだからね。とはいえこういういい意味での容赦なさっていうのはむしろありがたいですね。ようするに前半はOKなわけですから。
で,もう1曲は藤田洋介オリジナルのインストルメンタル『天使のフットステップ』という,チェット・アトキンス風のナンバー。こっちは生弦の速い刻みを担当。しかしこの曲に関してはまったく予備知識がなく,っていうか現場で初めてコード表を渡されて音を合わるというワザもの。作者以外はまったく初見ですよ。なにしろテンポが速いしちょっと難しいコードがあったりして亀的には冷や汗ものでした,正直なところ。最後に洋介さんが主メロを入れたんだけど,キメどこの大きなフレーズ以外はすべてアドリブの出たとこ勝負。テイクのたびにぜんぜん違うフレーズが出てくるんですが,さすがにこういうことを長年やってきた人はすごいですね。で,仕上がりはというとこれがもちろん超ごきげん。亀もこの曲に参加できたということは非常に嬉しいというかありがたいです。

スタジオリハーサル

2006-02-27 09:45:22 | Weblog
昨日の日曜日に,鶴亀まんねんバンドのスタジオリハーサルをしました。場所はおなじみの自由が丘にあるサークルサウンズという貸しスタジオなのですが,個人的にはここももうずいぶん長い付き合いになります。ばななちっぷふぁいとを再開したときからなので,かれこれ8~9年というところでしょうか。でも,鶴亀では今回が初めてかもしれません。っていうか,鶴亀なんてスタジオでリハーサルをやったことなどなかったのではないでしょうか? そういうちゃんとした立派な施設を利用してというのは記憶にないですね。冗談はんぶんに夜の8時ころに登戸の多摩川河川敷で練習したことはありますが,いつも鶴たかしの安アパートでちゃらちゃら弾いてはいOK,みたいな感じだったと思います。ベースはどうやって合わせたかというと,そのあたりのことはよく覚えていませんね。まったくどうしていたんだか…。金も今よりさらになかったですからね。
ライブを再開したのは去年の秋ですが,盛んに活動していたのはちょうど1980年ころなので,ばななよりも前ということになります。月岡孝やJUKE弘井と知り合ったのも,思えば鶴亀を通じてであったわけですね。最初は鶴たかしと二人でやっていたのですが,そのうちベースに小亀三太夫を入れての三人旅。小亀三太夫はもともとハードロック(しかもメタルとかハードコア)の人だったのですが,意外とすんなり溶け込んでしまい,しまいには東京おとぼけキャッツのマネをして「なんでも弾きます」コーナーなんかもやってくれました。そのうえボランティアで障害者のお世話をするようなこともやっており,邪悪なベーシストの姿からはとても想像できないような素顔を持ったよい人なのでした。彼とはその後違うバンドでも一緒に活動したのですが,しばらく会わないうちに音信不通になってしまいました。いまごろどこの空の下で何をしているやら…。
今後,今井タケ丸を誘ってドラムを入れようという動きもあり,鶴たかしはそうなったらエレキギターも弾きたいらしいのですが,亀的にはアコースティックのサウンドを中心に考えていきたいと思っております。ファー・イースト・パラダイス(鶴亀+鎌田,JUKE,秦健,忍者などで,前回ライブはたしか前世紀)やダンディー・トーサンズ(亀+秦健でゲストに鶴というライブを3年ほど前に行っている)ではずっと亀はエレキひとすじだったのですが,ここへきて原点回帰というわけですね。
さてそうこうしているうちに六角橋の焙り家マスター,溝下氏から連絡があり,4月16日にライブが決まってしまいました。詳細情報はまたあらためてお知らせしますね。

自分のギター

2006-02-26 01:07:23 | Weblog
鶴亀まんねんバンドというのは、基本的にはアコースティックのデュオなのでありますが、じつをいうとわたくしはアコースティックギターというものを持っていないのです。では今までどうしていたかというと、ひたすら他人のギターを借りて弾いていたのである。古くは弟のヤマハ280。江古田のマーキーに出ていたころは、もっぱらこれを使っていましたね。香木みたいなバーカスベリーの小さなピックアップをつけて、フェイザーなんかをかましたりしていたこともありましたっけ。最近は鎌田博利のヤイリを使わせてもらっているので、自分のギターを持っていない時代はまだまだ当分続くのである。もしかすると自分のアコースティックギターというのは一生買わないかもしれません。
というわけで生弦ギターは持っていないのですが、エレキギターは3本持っている。まあ自慢するほどの数じゃないですね。高校生のときに買ったグレコと、高田の馬場のジーンズショップ、USバンバンでバイトをして買ったフェンダー、それから裏渋谷のPACOという店で、小杉の楽器屋にいたころからなじみの市川氏にエイモスみたいな3マイクモデルだからというので、なかば命じられるままに買ったチャンドラーというメーカーの計3本。すべてテレキャスターか、そのモデルである。
最近いちばんよく使っているのは、チャンドラーのテレキャスターモデル。パワーはそこそこだが比較的クセがなくて音のバランスがいいように思います。フロントと同じピックアップがまん中にもついた3マイクで、ブリッジが6ピース、ボディの裏側の弦をとめるところに金属のサスティーンブロックが埋め込んであるという特別仕様。マイクのスイッチは前・中・後とその中間の5ポジションで、中間にすると位相が逆になるようにセットされていて変な音が出る。その変な音はめったに使わないが、鬼頭径五のアルバム『アネモネ』の中の「青空でブルース」という曲の間奏で弾いている。

炭酸水素ナトリウム

2006-02-24 17:27:11 | Weblog
なんのことかと思うかもしれませんがわかりやすくいうと「重曹」のことですね。子どもの雑誌に載せる実験をするので先日購入したのである。いっしょにクエン酸も買いました。重曹とクエン酸をそれぞれ少量の水にとかして,よく冷やした砂糖水に投入するとサイダーになるのです。売ってるのほどぴりぴりしないけど,まあいちおうそれっぽいのが子どもにも作れるのですね。
ここでのポイントは重曹とクエン酸を結晶ではなく水溶液にして混ぜるというところなのでありますが,説明は省略。重曹が酸に激しく反応して二酸化炭素のあわが出ます。写真はもっと手っ取り早く,水にといた重曹をオレンジジュースにまぜたもの。酸味が少なくなります。
で,実験が終わって写真も撮って,重曹とクエン酸がたくさんあまりました。クエン酸はなめるとひたすらすっぱいですが,健康にいいとかであちこちでもてはやされておりますね。水にとてもとけやすいのでチューハイにでも入れようかと思っております。それにひきかえ重曹というのは日常的にそれほどよく使う機会というのはなさそうでしょ。むかしは酸っぱい夏みかんにかけたりしましたが,酸を中和させるはたらきがあるんですね。あとはふくらし粉として料理に使われますが,毎日使うというほどでもないと…。そうそう,焦げついた鍋の汚れ落としに使えると聞いたので試してみましたが,たしかにこれは効果あり。でもあんまり表沙汰にするとうちじゅうの鍋みがきを命じられそうなのでほどほどにしたほうがよさそうである。
そういえば胃の薬にもその成分の半分くらい重曹が含まれていますね。ってんでさっそく試してみました。最近胃の調子があまりよくないもんで。胃酸を中和するので,胃酸過多による空腹時の胃の痛みには効くはずなのである。なめてみると,味は苦いかと思ったのであるが苦くないですね。塩辛いような気もするがそうでもない。…というところでふと思ったのですが,塩辛くない塩の味がするんですね。塩は塩化ナトリウムだから,これは多分ナトリウムの味なのではないかと思われますがもちろん真偽のほどは味覚にん(未確認)でやんす。薬効のほうはよくわからないが,なんとなく効くような気がするのでそれでよしといたします。
というわけで,重曹のつかいみちもどうやら決まりました。

会社へ来た

2006-02-23 15:04:11 | Weblog
今日のメインの仕事は,フローレンス・ナイチンゲールのお話を小学1年生用にまとめることである。資料をもとにしてざっと2ページ程度にするのであるが,大きなイラストが入ったり,なにしろ字の大きさが1個4.5mm四方という絵本サイズなので分量は少ないがけっこうたいへんなのである。
ナイチンゲール,知ってますか? 元祖白衣の天使ってやつですね。19世紀に活躍した人でありまして,クリミア戦争の野戦病院での献身的なエピソードなんかが有名です。でも,とくに敵の兵隊を助けたというのはないみたいです。同時代の人に赤十字をつくったアンリ・デュナンがいるのでかなり混同されているようでありますな。
やはり同時代の人で作家のチャールズ・ディケンズがおりますが,ナイチンゲールと同じくイギリス人でありまして,『オリバー・ツイスト』なんかを読むと,そのころの貧しい人たちの暮らしぶりをうかがい知ることができます。
ついでに『死刑執行人もまた死す』というイギリス刑罰史のサイトもぜひあわせてご覧ください。今のところとくにリンクを張ったりしていませんが,このサイトはすごいですよ。とくに『オリバー~』の本を読んだり映画を見たりする予定のある人は必見です。