鶴亀万年

元素周期研究会総帥の亀けんじがおおくりする、あまり役に立たないお知らせや気まぐれな情報が連日満載!

これから出かけます

2010-01-30 16:10:37 | Weblog
今日はこれから渋谷方面へ出かけます。YOUNG & POPのライブを見に行くのですが、そういったこと以外で外出することってめったになくなってしまいました。昔は金も用事もないのによく繁華な街へ出かけたものですが、相対的に交通費が高くなっているということもあるかもしれません

木のタネ

2010-01-28 01:46:27 | Weblog
木のタネといえば、まず思い浮かぶのはトトロも大好きなドングリですね。たくさん拾ってそのまま忘れ、ふと気がつくと机の中などで虫が大量発生していて大騒ぎになったりすることもあります。しかし、植木鉢などに浅く植えて乾燥しないように水をやっていると、わりと簡単に発芽するそうです。自分ではやったことがないので請け合えませんが、そうらしい。多少は虫が食っていても問題ないとのことですが、虫対策としてあらかじめ2~3日、水に漬けておくとよろしいようです。ドングリにつく虫といえば、その代表はゾウムシ。名前の通り象に似ています。小さいけどね。長い鼻にあたるところは吻(ふん。口先のこと。くちびるのことでもありますが、人間の体にあてはめるとき「接吻」以外でこの漢字を使うことがほとんどないのはなぜでしょうね)と申しましてとても硬くて丈夫にできており、こいつをドングリの殻に当ててグリグリと穴を開けてしまうんですね。
ドングリは広い意味ではブナ科の木の実の総称でもありますが、ナラとかクヌギとかいろいろありますね。そのままではあくが強すぎてほとんど食用になりませんが、スダジイのドングリだけは生でもおいしく食べられるそうです。さらにフライパンなどで軽くローストしたりすると最高だということですが、食べたことがないので話だけ。ナラやクヌギは落葉樹ですが、スダジイは常緑樹。そんなところに何か秘密があるのかもしれません。
一般的においしい木の実というと、クリとかクルミとか、いわゆるナッツ類があげられます。確証はありませんが、「お父さん」という種類の人は総じて木の実が好きなような気がします。わたくしもそうでありますが、お酒のつまみにもなるし、それなりに男ワールドにおきましても身近な存在であるといえましょう。でもこの場合は木の実というよりは穀物以外の「食べられるタネ」というくくりになりますかね。でも、ゴマなんかもタネだし、ハーブや香辛料などの立場も考えるとさらに複雑です。まあ、とりあえずくくるのはやめておきましょう。
食べられるものはとりあえずおいておきまして、ドングリ以外の木のタネというのもそれはそれ、なかなか多彩なものがあります。しかし、この場合「タネ」と言ってしまうのは正しくありませんね。種子とその付随部品、あるいは繁殖セットとでも言えばいいでしょうか。そんな感じで進めるとして、カエデのタネは豆が1個しか入っていない枝豆のような形をしていますが(木にくっついているときは豆の方同士を2つ合わせたV字型)、枝豆の豆の入っていないさやにあたる部分は羽根なんですね。高いところにあるやつはくるくる回りながら落ちて、風に乗って離れたところへ運ばれます。
どの木もタネを少しでも自分と離れた場所にまきたがるという(でもこれは進化であって意思や意志ではないんですけどね)、ここいらあたりが基本コンセプトのようですが、ユニークなのはボダイジュとアオギリ。ボダイジュのタネはひとことで言うなら竹とんぼ。羽根の中心から軸が出ていて、いちばん下に丸い実が2つくらいぶら下がっています。本日のスペシャル画像がそうですが、これは実が1個。それがやはり竹とんぼのようにくるくる回って飛んでゆきます。アオギリの方は船みたいです。いや本当。なぜかその船端に種子がずらっと並んでついているのです。これがやはり風に乗ってくるくる回りながら(この場合はちょうど小舟が渦に巻き込まれるような感じで)飛んでいくというなかなか信じがたいタネです。

南無大師遍照金剛

2010-01-27 03:42:30 | Weblog
家族でそろってどこかへ出かけるということは、もうめったにないのですが、川崎大師へ初詣に行くということだけはなぜか続いています。それほどというかまったくというか信心深いわけではないのですが、娘が生まれる前から毎年。川崎市民として当然のように。以前は正月早々に行ったのですが混み方が半端でなく、参詣というよりは苦行に近いものでありましたので、近年は参拝客の少なくなった1月下旬頃に行くようにしています。節分より前に行けばいちおうOKなようです。1月下旬といっても週末はかなり混雑しますが、平日ともなるとすでに閑散としていて屋台も少なく、それはそれでつまらない。勝手なものですが。ここ何年かはサラリーマンのまねごとをしているのでそういうことができるのはやはり週末です。というわけで、先日の日曜日に挙行いたしました次第。ああいうところへいくと南無阿弥陀仏とか南無妙法蓮華経とかいろいろありますが、川崎大師といえば空海、弘法大師直営なので南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)です。娘が小さい頃に教えて言わせたりしましたが、けっこう可愛いもんです。「なむだいしへんじょ~こんご~なむなむ~あくりょうたいさん~!」とか。
今の時期はすでに交通規制などは行われていませんが、京急の大師駅から参道周辺は駐車場がほとんどありません。たまに小さなコインパーキングがあるだけです。大師公園にそこそこ大きな駐車場がありますが、やはり誰もがとりあえず目指しますので、まず真っ先に満車になります。で、正月のことでもあり、みんなで停めれば怖くないというわけで、公園の周囲はぐるりと路上駐車天国。ねばってさがせば停められないこともありませんが、正月早々路上駐車というのはしたくない。10分100円のコインパーキングももちろん順番待ち状態。じつは、そのような経験のもと、少し離れたところにある神社に毎年停めることにしております。もちろん黙って停めちゃうわけではありません。地元の人たちが、正月の間だけ境内を時間貸しの駐車場にしているのです。そこはけっこうな穴場で、もう十年以上前から毎年利用しているのですが、今年は出かけた時間が遅かったのでちょうど昼時。そこそこ広いので、いつもなら少し待っていれば空いたのですが空く気配がありません。やむをえず町内をひとまわりしてみますが、コインパーキングにも空きはなし。もともとそれほど期待していたわけではなく、時間つぶしのつもりでしたので、しばらくしてからもとの神社の方へ行ってみました。すると、住宅街で「P」と書いたボードを持った客引きがちらほら出ているではありませんか。去年までは気がつきませんでしたが、最近は取り締まりが厳しくなったこともあり、一般の家でもスペースに余裕があれば、休日だけのにわか駐車場をやるのがはやっているようなんですね。だいたい年寄りの小遣い稼ぎという感じ。で、手近にあったところを利用いたしました。駐車場は一般家庭としては大規模な3台収容規模。そこは息子の家の敷地で、自分は隣に住んでいて、なんてことを聞きもしないのに教えてくれます。話し好きそうな婆さんが2時間1500円(それなりに足下を見ている)だけど1時間なら800円でいいというのに甘え、10分おまけしてもらいましたが、結局1時間半くらいかかってしまい、追加分を払おうとしましたがお正月だからと受け取りませんでした。まあ、そのあたりが素人商売ですね。でも金銭的なことだけじゃなく助かりました。

べっこう飴異聞

2010-01-25 21:45:58 | Weblog
べっこう飴を作るのにもそれなりのこつがあるのですが、じつは当初製作を予定していたのはべっこう飴ではありませんでした。それは何かというとカルメ焼き。わが国におきましては、カルメ焼きといえば伝統的な駄菓子に分類されますけれども、お洒落な若者たちに人気のマカロンのクリームのないやつとかなり近いですね。有り体に申し上げると、カルメ焼きの作り方はべっこう飴と途中まで同じで、それを発泡させて軽石状にしたものです。発泡させるのには重曹を使い、固まりやすくするために卵白を使いますので、メレンゲと砂糖が主原料であるマカロンとは似ていても不思議はないのです。
そのようなカルメ焼きでありますが、作り方にはかなりコツがあるようで、素人がいきなり挑戦してもまずうまくいくことはありません。たまにカルメ焼きを作るのが上手なおじいちゃんおばあちゃんなんてのがいたりするそうですが、名人といわれるのはやっぱりこの道何十年とかいう年配の人が多いようです。べっこう飴もそうでしたが、カルメ焼きになるとさらに火加減が難しい。でも、べっこう飴の製作を通じてそのあたりを少しでも習得できれば、カルメ焼き名人への道も遠からず開かれることでありましょう。べっこう飴のときにも説明しましたが、同様に砂糖水を煮詰めて適度の焦げ状態にすることが、まず最初の難関。カルメ焼きの場合はここで火から下ろし、ぬれ雑巾などで少し冷やしながら、重曹と卵白を混ぜて練ったものを投入後、攪拌します。そうすると重曹が熱分解して炭酸ガスの泡がたくさん出て膨らむ。膨らんだものがそのままの形で固まればできあがりなのですが、どうしてもしぼんでしまうんですね。わたくしの挑戦いたしましたものは見事にしぼんで、甘苦い瓦せんべいのようなものができあがりました。この失敗作ですが、かじって食べてもいいのですが、コーヒーシュガーとして使うとよいとものの本に書いてありました。そこに思い至るとは、それまでよっぽどたくさん失敗作を作ったんでしょうね。
そういえば、瓦せんべいって昔はわりとよく食べる機会がありましたが、最近はとんとお目にかかりませんね。京都名物の八つ橋なんて、けっこう近い感じですが、最近は生八つ橋が主流だしね。先日、親戚の法事で訪れたお寺でも、以前は生姜味の瓦せんべい様の菓子がお茶うけに出されるのが常でありましたが、もうその菓子は出されていませんでした。そういえば、イタリア系のアイスクリーム屋でコーンのかわりに瓦せんべいにみたいなものが使われているのがありました。薄手の硬ワッフルといいますか。玉子が大量に含有されると、分類上はクッキーということになるのかもしれません。

亀の背中飴

2010-01-24 10:30:03 | Weblog
いろいろと事情があって「べっこう飴」というものを作りました。べつに亀つながりというわけではありません。いうまでもないですがキモの粉末とかも含め、その飴には亀成分は一切入っていません。材料は砂糖と水だけ。簡単にいえば砂糖水を煮詰めて固めるわけなのですが、そのためには125~130℃に加熱せねばならず、その加減が難しいのです。それ以下だと固まらないし、それ以上だと焦げてやっぱり固まらない。それ以下で作ったものはガムシロップで、それ以上で作ったものはカラメルシロップというわけですね。
夜店などのべっこう飴は、ふつう型に入れて成形しますが、型を使わない職人さんもいました。その人は、鉄板の上に溶けた飴をたらしてフリーハンドで動物の形なんかを作っていました。今思えばものすごい名人芸ですが、その後どうしているのやら。というわけで、型枠はあってもなくてもよろしい。基本的には下にアルミホイルかクッキングシートを敷いて、アルミホイルをダブルにして作った枠を置き、その上に滴下いたします。下に敷く方は、アルミホイルの光沢面を上にすると飴も表面がつるっとしてきれいですが、クッキングシートの方がはがしやすいので初心者にはおすすめです。型枠はクッキングシートだと軽すぎて浮き上がってしまうので、、クッキングシートで作るならカップ状にしないといけません。金属製の野菜の抜き型というのもありますが、はずすときに飴が割れてしまうので、アルミホイルで抜き型の型を取って、それを使用するとよろしいでしょう。いずれにしろ、あまり複雑な形にはしないほうが無難です。型枠で一番手っ取り早いのは、アルミホイルをペットボトルなどのふたにかぶせて型を取る方法。これだと、同じ大きさのものがいくつでも簡単に作れます。1回で作るのはペットボトルのふたくらいで厚み5mm程度×3個というところ。これで準備完了です。
いよいよ製作開始。100円ショップで購入したおたまに普通の白い砂糖を大さじ2杯と水大さじ1杯を入れて火にかけます。火は中火。割り箸などでゆるゆるかき混ぜるとすぐに溶けますが、これがガムシロップというか砂糖水。砂糖は水にたくさん溶けますが、塩はそんなには溶けませんね。これにはちゃんとわけがあるんですが今回この問題はスルー。そうこうしているとおたまの中が煮立ってきます。ぶくぶくと泡が立ってきたら、かき混ぜるのは中断。そのまましばしおたまを注視しつつ煮詰めます。しばらくすると一部が少し焦げ始めて色がついてきます。そこを見逃さずに火を弱め、再び割り箸でゆるゆるかき混ぜます。ゆるゆるというのはなるべく気泡ができないようにするためです。こうしているうちに、色のついた部分が増えてくるので、それを全体にのばす感じでかき混ぜ、全体に黄金色というか亀の背中色というか、そんな色がついたら加熱終了。ポイントとしては、色のつき始めを見逃さないこと。そこで弱火にしないとかなり急激に焦げます。
火から下ろしてもすぐには固まりませんが、取り急ぎ型枠に流し込みましょう。とても熱いのでやけどに注意。そのまましばらくおいて、冷めて固まったら枠からはずします。それでも冷たくなってからだとアルミホイルの枠からはがしにくくなるので、固まって粗熱がとれたくらいの頃合いで枠をはずします。でも、まだ完全に固まっているわけではないので表面に指紋がついたりしないよう、取り扱い注意です。
さて、これで飴の方はひとまずできたわけですが、後始末をしなくてはいけません。おたまですね。なにしろ飴なので、おたまに多少へばりついて残ってしまいますが、これは洗剤で洗ってもとれませんよ。おたまは迷わず熱湯に浸します。そうすると、固まった飴がすぐにとけてしまいます。意外と簡単。あらかじめ鍋に熱湯を用意しておけば、連続しての製造が可能です。その昔、砂糖を鍋に焦げ付かせておおいに叱られたことがありますが、固まっても完全に炭化する前であれば水を足して煮とかしてやればよかったんですね。