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やまめの庭つくり

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クレマチスのほどき方

2014-06-30 | 岩手ナーセリー見学
専門学校で勉強するまで,クレマチスというと,テッセンやモンタナくらいしか知りませんでした.

実は本当にたくさんの品種があり,性質別に系統も色々分かれています.

ただ,この系統に関しては,厳密にどのように分類されているのかというと,はっきりしていないものらしいです.

今回,及川フラグリーンさんに伺うと,運のいいことに2代目の及川さんに直接クレマチスあれこれを質問することが出来ました.

いくつも目から鱗が飛び出る思いをしたのですが,一番びっくりしたのは及川さんが目の前でクレマチスの茎をボキボキ折り始めたことでしたyellow25symbol5

もとの質問は,絡まり合ったクレマチスをほぐすのが大変で,いつのまにか伸び放題になってしまうんですが・・・ということ.

すると,及川さんが,これは一番皆さんに伝えたいことなんです,と言って,フェンスに咲くクレマチスを無造作に見えるくらい簡単に葉を切って絡まりをとり,ボキボキ折りながらフェンスの網から出して見せてくれました.

いちいちほどこうと頑張らなくて大丈夫☆絡んでいるところの葉を思い切って切ると,結構あっさりはずれてくれます.

この先端のようにまだ緑が固まっていない部分は折ったら傷んでしまう可能性が高いです.
このくらいになったら大丈夫.
以前こんな感じで折れちゃったら,セロテープでまくという処置法を聞いて実践していました!
一ヶ所折れるくらいで心も折れていたのに,数㎝おきに折っても,この中の導管さえ切れなければ大丈夫とのこと.


クレマチスは,草というより樹木として考えた方がいいとのことです.

これを聞いて,これまで怖々触っていたクレマチスが,意外と強いヤツだったんだと教えてもらいました.

そして,重なり合わせないように,自分の思った場所にふんわり,なのか,びっしりなのか,格好良く思った通りに誘引することこそが大切であるとのこと.

クレマチスというと,性質や剪定方法ばかり取り上げられるが,本当ははずし方を知って,思い通りの誘引に持っていくのが理想の楽しみ方につながっていくようです.



その他,剪定自身もあまり考えすぎず真ん中あたりで切って見るとか,日陰のものは切りすぎない方がいいとか教えていただきましたが,その中でも一番印象に残っているのは
「株が充実する」という言葉です.

クレマチスに限ったものではありませんが,どんなクレマチスも株が充実してくれば,葉やツルが伸び,花が咲くものだという確信が感じられました.

充実した株にするために,及川フラグリーンさんのポット苗は仕立て方も工夫されているそうです.

枝や株が充実してくると,花の形が変化する種類もいるようです.
クレマチスを選ぶときには,数年後の株の姿を想像しながら購入することが大切なことがよくわかりました.
アンドロメダ.充実した枝には半八重や八重の花が多くつくらしいです.やまめの好みはこの一重.



岩手から帰った翌日,庭を見ると初めて咲いたクレマチスがいました.
銘板には‘ペンネルズ・ピュアリティ’とありました.
でも,ネットでこの名前を検索すると八重の白い花がヒットします.
これは人違いなのか,充実がたりないのか・・・?


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (しゃぼん)
2014-06-30 10:51:51
初めて咲いたクレマチス、色、形 美しいですね!!

うっとりです。
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Unknown (やまめ)
2014-06-30 21:29:09
ありがとうございます!付いていた名札で予想していたものとは全然ちがうので驚いたんですが,こっちの方が好みです♪ただ,株が充実すると八重咲きになる品種もあるらしいので,これはどうなのか,観察していきたいと思います.薄いピンクと白,そして花びら先端はうすいグリーンが微かに見える,微妙な色合いが何とも言えませんね.
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