柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

狂言「五世茂山千作三回忌追善」

2021年09月23日 | コンサート・観劇など
狂言「五世茂山千作三回忌追善」のため京都の金剛能楽堂へ。





このチラシにも使われている狐の被り物で演じる「釣狐」は、狂言師が一番最後に習う曲。そしてとても観たかった曲。そうたびたび催される曲とは思えないので、観る事が出来るのはもっと先かと思ってた。なので予想外に早く観られて嬉しい。


このたびは2019年9月21日に亡くなられた、五世千作さんが得意としていた曲ばかりとの事。
なので、あまり拝見した事はないが、五世千作さんの事が思い出される。

私は2019年8月8日に、岡山後楽園で五世千作さんの公演を観た。おそらくその公演が千作さん最後の公演だったのではなかろうか。その岡山公演でもたまに倒れそうになり、後見の方に脇を支えられる場面があった。その様子から体調が悪いのは分かったが、まさかそれから1か月ほどで旅立たれるとは思ってもいなかた。
ただ、そんな状態だったにも関わらず朗々と通る声で演技を続けられたのには、役者魂を感じた。

さて今回の公演は、おそらくこの「釣狐」が演目にあるからか、チケット発売時間と同時に(電話が繋がるくらいのタイミングで)電話をかけたが、既に話し中で、無限リダイヤルループだった。
なので席は一番端っこしかなかった、、、
端っこはいかんね。すごく観えにくいわ。これなら後ろの方がまだマシかな?

とはいえ観た事のない曲もあり、それなりに楽しめた

最初の二九十八は千之丞さんの後ろ姿がめちゃくちゃ可愛かったし、禰宜山伏は千五郎さんの横暴ぶりと逸平さんのうろたえぶりが、役にはまってて面白かった
子供の舞は一生懸命舞ってる姿が、もうただ可愛くて良し!
棒縛りは安定の面白さ。

そして最後の「釣狐」。
これは見応えがあった。茂さんの仕草のキツネっぽさが凄い。
私はいつの間にか、役者さんが演技してる空間に自分も入り込んでた模様。最後の千五郎さんの歌声で「はっ」と我に返ったというか、意識が現実に戻った。
狂言の深さを感じた曲だった。

休憩は15分だったか20分だったかを挟んで、公演時間は約3時間たっぷり楽しませていただいたのである

この公演はオンライン配信もしている。どうしよう。生で観たけど見えにくかったから、オンライン申し込もうかな。

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