柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

お豆腐の和らい特別公演 りすたぁと

2021年09月05日 | コンサート・観劇など
『お豆腐の和らい特別公演 りすたぁと』のため、京都の観世会館へ。
私が観たのは午後の部。







チラシにも書いてるけど、この公演は「昨年の6月。1回目の緊急事態宣言の終わりに合わせて、円山公園音楽堂にて開催された「WE’RE BACK KYOTO」その時は、このまま日常が戻ってくると信じていた。でもそうはならなかった。負けてたまるか!文化は止まらない!新たなスタートを!」という事で行われたもの。

観世会館は初めて入ったけど、どの席に座っても良い感じに観えそうなホールだった。
私は正面のど真ん中ら辺の席。「あれ?こんないい席だったっけ?」と3度見で確認。電話で頑張りましたからね
自分で取る方式だけど、ひざ掛けを貸していただけたのが良かった。公演中は結構寒め。持って行ってたストールがわりのパレオは肩掛けに使用。

まず初めの狂言「梟」。
これは観たいと思ってたのでラッキー、な気持ち
あらすじは(狂言共同者のHPからお借りしました)「とある兄弟の弟が、山から戻ってくるとどうも様子がおかしく、『物ものの怪け』に取り憑かれたようです。兄は色々と治療を施しますが、中々効果がありません。そこで、山伏(=修行僧/祈祷師)のもとを訪ねて、弟の容体を診てもらうよう頼みます・・・。威厳のある山伏の狼狽ぶりや、物の怪の奇声を発する弟の仕草が笑いを誘います。」
単純に笑える、一発目にはもってこいなんじゃと思える内容。

続いての尾上菊之丞さん(日本舞踊 尾上流家元)による舞踊。
舞いは退屈かもなぁ、と思ってたんだけどね、、、いやぁ、どうしてどうして、この気持ちは180℃変わりましたわ。
もうね、、、、目が、、、、、菊之丞さんに釘付けでしたわ。
とにかく美しいんですっ
ええっ ほんと何?この美しさ、、、
この世にこんな美しい物がある????信じられん。と心の中で、ずっと呟いてましたわ。
もう、いちいち何しても美しい。そこに佇んでいるだけで、その姿が美しい。
日本人なら1度は観た方がいいね、と思わずにはいられないくらい美しい
この公演にも出演されてる茂山逸平さんの義理のお姉様が、「菊之丞さんの踊りは指先から花びらが見える」とおっしゃるらしいのですが、まさにそれ!
指先からも彼の周りにも、私には桜の花びらが舞ってるように感じたわ。
男性なのに女性より美しいんだけど、そんな男性とか女性とかを超えた「美、そのもの」。
観てる間、何か異次元の空間にいざなわれているかの様な感覚だった。
これは又是非観てみたいわ~。

で、休憩15分挟んで、桂よね吉さんの落語。
落語は生では2度だけ聞いた事があって、こんなに面白いのかと好きになったもの。
よね吉さんは生では初めてだけど、面白かったー
これまた次も聞きたいわとチラシを探したらあったけど、大阪の夜公演だったからあきらめた

で、最後の狂言「千切木」。
これも観た事ない曲だったのでラッキー
あらすじは(ネット検索画面で日本大百科全書(ニッポニカ)よりお借りしました)「狂言の曲名。 女狂言。 連歌(れんが)の初心講の席に、今日に限って呼ばれなかった太郎(シテ)が顔を出し、いつもの宗匠(そうしょう)気どりであれこれ注文をつける。 太郎の差し出口を苦々しく思っていた連中は、亭主と謀って太郎をさんざんに打ちのめして散会する。」というもの。
これも何も考えずに楽しめていいね。


私は狂言の発声というか、しゃべり方が好きなのね~。(もちろん演技もだけど)
抑揚があってゆっくりで。
これは内容が良く聞こえて分かるようにと編み出された発声方法と、何かの本で読んだ記憶があるんだけど、ほんと分かり易い。通る声もカッコイイしね。

そんなカッコイイ声での最後の付祝言。七五三さんが体調不良なのか代役で鈴木さんが入られてた。
私はこの歌がまた大好きでね
皆さんの歌声がいつもカッコイイんだけど、今日はちょっと長めの歌で、千五郎さんを筆頭に、いつにも増してカッコ良かった

15時30分開演で休憩15分挟んで17時30分頃終演。
役者の指示に従っての時差退場。

あーー、楽しかった来て良かった

この公演を企画して下さった方々、出演して下さった方々、狂言・日本舞踊・落語と違うジャンルをいっぺんに楽しめて、私の人生を豊かにハッピーにしてくれて、本当にありがとうございます
大感謝です
コメント
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