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 柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

映画「ホワイト・クロウ」「氷上の王 ジョン・カリー」

2019年06月26日 | 日々の出来事
今日は女性は1200円の日なので2本の映画を観にシネマ・クレール岡山へ。

まずは『ホワイト・クロウ』。



これはルドルフ・ヌレエフという旧ソ連のバレエダンサーが亡命に至るまでを描いたもの。
ちなみに「ホワイト・クロウ」は白いカラスだが、「類まれな人物」とか「はぐれ者」という意味。
恐らく亡命シーンが一番の見どころだったと思うが、個人的には全体的にちょっと迫力というかメリハリがなかったかなぁ。
あーゆー風に描くなら、どこかが削られてもいいから、ヌレエフがトップダンサーになって行く過程や、時々反抗期みたいにキレる部分の心理描写が、もうちょっと時間かけて知りたかったというか。
KGBに常に見張られてるとか、字幕じゃ分からなかったし。

まぁ、ヌレエフが亡命するまでがざっくりと分かりました。
あと、亡命ってよく耳にするけど、あーやってやるんだぁ、と初めて知ったり。
やっぱ旧ソ連は独特で、日本人の私には想像がつかなさ過ぎる部分が多々ありました。

2本目は『氷上の王 ジョン・カリー』。



主人公のジョン・カリー、くしくもスケート界のヌレエフと呼ばれてたんですか
なんかヌレエフ続き。

こちらは、1976年のインスブルック五輪男子シングルで金メダルを獲得したフィギュアスケーター、ジョン・カリーの生涯を描いたもの。
本人の実際の映像に関係者のコメントを交えたドキュメンタリー。

89分と短かったけど、内容的には2時間観たくらいの充実感がありました。
もう、のっけから、ジョン・カリーの演技が美し~~~
ほんとにエレガント。

私は彼を初めて知ったのだが、スケートとバレエを融合させたのが彼だそうだ。
彼はスケートの技術とバレエの踊りを一緒にして、スケート界を変えた。
今でこそ芸術面も言われるが、当時は「優雅さはいらない!男らしく滑れ!」と言われたそう。
でも、彼は自分の信念を貫いた。

様々な彼の演技の映像が出てくるが、もう、ほんとうに美しく優雅で、いくら見ていても飽きない。
牧神の午後も滑っていたが、ほんとうに美しい。
最後の映像は彼の内面を表したものだと言ってて、これは、何ら派手な動きはなかったんだけど、それでもいつまでも観ていられる。
約40年前の映像とは思えなかった。
全然古く感じない。

しかも、そんな40年以上も前からトリプル・アクセルって飛ばれてたんですね
ジョン・カリーは軽々と重力を感じさせない、ほんとに「軽」という文字の通りにトリプル・アクセルを跳んでました
そんな昔って、スケート靴も今みたいに軽量化してないでしょうから、凄い技術ですよね。
4回転跳び始めたのって、わりと最近ですし。

彼のアイスショー、もし今あるなら是非観たいと思える映像でした。

次回は「ピル・エヴァンス」と「ニューヨーク公共図書館」を観に行きたいな、と思ってます音譜






「ニューヨーク公共図書館」は、なんと約4時間もの

でも面白そうです