男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

加地もビックリ!?ジーコ采配。

2005年05月20日 19時01分49秒 | 日本代表の加地
ジーコ馬鹿じゃないの!!!




今日の朝刊を見て、思わずそう叫んじゃいました・・・。

その朝刊の内容は以下の通り。



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日本代表は新潟合宿の3日目の19日、3-5-2の新布陣による本格戦術練習を始めた。
22日のペルー戦で先発が予想されるメンバーで、別メニュー調整が続く加地に代わって三浦淳が右サイドに入った。
2トップは鈴木、玉田。
J1トップの10得点を挙げている大黒は控え
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アツが右サイド・・・。
貴重な練習時間をどぶに捨ててるようなものじゃないですか。
てか、アツを右サイドに使ってる暇があるなら、他の右サイドの選手を試そうよ。

本職の右サイドの選手の存在意義を、全否定するかのような選手起用。
しかもアツって・・・。
左サイドの選手としても、他にいい人材がいると言われているのに。(FKは魅力だけど)


そして、こちらは予想通りでしたが玉田スタメン、大黒補欠・・・
ジーコってよくJの試合視察してますが、なに見てるんでしょうか。
玉田って確かに二枚目だし、速いし、夢を見させてくれるプレーヤーですが、12節もリーグ消化して未だノーゴールなんですよ!!絶不調。
一方の大黒は、確かにぱっとしない顔ですが、鬼神のような活躍で現在10得点、J得点王。まさに絶好調!

こんなアンビリバボーな選手を使わない手はないでしょう。
てか、こんだけ活躍して使われないなら、一体何点取れば使ってくれるのでしょうか!(おそらくジーコが玉田に飽きるまで・・・)
東京がハットトリックくらった甲斐もないってもんです。



話は右サイドに戻り。

私は、前から「加地の代わりを呼べ」と再三言ってきました。
加地が安心して休める状況を作って、加地を治療に専念させてほしいという願いを込めてです。

しかしそこにはまた、加地だけのためじゃなく、代表というシステムの秩序を守るために、他の右サイドの選手達にも平等にチャンスを与えるべきだという考えもあったのです。
Jで活躍してるのに、代表チームがそれを認めなければ、リーグ全体のモチベーションに影響が出かねない!
そうなってからでは、遅い・・・。

私が考える代表とは、サッカーの目的ではないとおもってます。
代表とは、その国のリーグのレベル向上のため、または国同士のコミュニケーションツールとして存在していると思うのです。

サッカーはチームスポーツ。
チームワーク、意思疎通が命です。
普通に考えて、一年間みっちり一緒に練習できるクラブチームより、一年間に数えるくらいしか集まらない代表の試合の方が質が高いなんて考えにくいことなんです。(個々のレベルは、代表の方が圧倒的に優れていますが)

では、代表試合を見る意味とは何か・・・。
それは祭りです。
一年に何度かの、祭りなんです。
いくらリーグが面白いといっても、それだけじゃやっぱりマンネリ化しちゃう・・・。
なんか刺激が欲しいもの。

そこにスパイス的に代表の試合が組み込まれれば、選手達も「代表選手になりたい!」と自然と熱が入り、観客も「うちのチームから代表を!」と応援にも熱が入るってものです。
つまり、単調なリーグ戦に変化が生まれるのです。
そして、代表を目指し選手、観客の熱がこもり、結果、リーグのレベルが上がる。
そして、リーグのレベルが上がればもちろん代表のレベルも上がるという好循環が生まれるわけです。

だから、そういった意味では「代表試合」は不可欠な存在であるますし、自然とスター選手が集まるので見ていてとても楽しいのであります。
私ももちろん、代表試合大好きです!!



ただ、こういった優れた代表システムも、健全な選手選考があってこそ成り立つもの。
現在の日本代表のように、リーグの成績が無視され、監督の好みで代表がクラブチームのように固定化されていては、以上の機能が全く果たせないのです。
つまり、リーグよりも代表が優先された采配のことですが、これが繰り返されれば、リーグの質が下がり、結果代表の質も下がってしまう悪循環に陥ってしまうのです。
短期的には強いチームを作ることができるかもしれませんが、長期的にはそうは言えません。

まあ、なんでジーコがこんな短絡的な采配をするかというと、
ジーコ「ドイツW杯が終わったらやめる」
なんて就任時に堂々宣言してるからなんです。

だから、若手を全く使わないという、日本の将来を全く考えない采配ができるわけなんです。
日本代表の最年少が24歳ですよ!?
とんだ高齢化社会です。
ジーコにとっちゃ日本は来年まで強ければいいのであって、ましてJリーグの今後なんてどこ吹く風というわけ。

トルシエが「若手を使わな過ぎる」とジーコ批判し、日本代表監督に戻りたいなんて夢見てる、というニュースを見ましたが、それはないとしても、ジーコにはもう少し代表監督としてリーグを尊重した采配を見せて欲しい。
それに尽きます。





そういえば昔、安西先生が言ってた言葉を思い出しました。

その言葉をジーコ向けにアレンジしてみるとこうかな?

「代表のためにリーグがあるんじゃねえ、リーグのために代表があるんだ」

この言葉を、そのままジーコに送ります。