男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

加地はまだまだ強くなる。

2005年05月09日 01時51分42秒 | FC東京の加地
加地擁するFC東京。泥沼の6連敗。
開幕第4節までは首位だったはずが、1月も立たないうちに下から3番目の16位。
悪夢の降格圏内です。。。

決して負けられない!
そんな決意がギンギン伝わってきた運命の大宮戦。
クラブも決意表明のチラシを配布するなど、背水の陣を敷いた。

結果東京は終始ペースを握り、得意のランニングサッカーで大宮を圧倒。
前線でのプレスも面白いように決まり、勝利は間違いないかに見えた。

なのに・・・

ロスタイムで追いつかれる・・。

フットボールの女神。
サッカーを語る場合において、理屈では説明できない場合によく登場する言葉です。
多くの東京関係者も「連敗は(女神が与えた)試練」と話していました。

でもさすがに、今日のアレはなんですか。
完全な勝ち試合まで奪うことないじゃないですか。
あのロスタイムのループなんてもう試練を通り越して、
ただのいじめとしか思えない・・・。

と、愚痴はさておき。
でもほんと名試合でした。
まじで感動しました。
あれだけ一生懸命な選手達を見たら、何も責めることはありません。

ロスタイムの同点弾後の光景なんて、まさにドーハそのもの。。。
フィールドに倒れて起き上がれない選手達。
選手達の・・・なんていうか・・・う~ん・・言葉にできないですね。
とにかく、ほんと感じるものが大きかった試合です。
サポーターのために勝ちたかったという気持ちがほんと強くて。
試合後の石川の姿見てると、ほんとどれだけ魂込めてプレーしてたのか。

ちなみにそんなとき、我らが加地は何をしてたのかというと・・・
すいません!
失点にあまりにボーゼンとしてしまい加地見るの忘れてました。。。

で、さすがにこのままじゃブログ更新できないと、家に帰り即TVで失点直後の加地を探すも・・・

映ってない・・。

さすが加地。
この辺が加地ですね。
チーム唯一の日本代表スタメンでありながらも大事な場面で映らない。
地味男の極致です。
そのへんに、たまらなく魅かれます。

まあ、冷静沈着の加地のことですから。
きっと涼しい顔して背中で泣いてたと思います。

リーグ終盤の優勝争いでも、降格争いでもなく、カップ戦のトーナメントでもない、ただのリーグ戦でここまで熱くなれる試合には滅多にお目にかかれません!
見ることができた人はほんといい経験だと思います。
悲劇なんて見れるうちに見とかないと。

加地のプレーについてですが。
この試合の加地はあまり、表舞台に姿を現しませんでした・・・。
一番の理由は、この試合普段ボランチの今野が初めて左サイドバックで出場したため、バランスを取る黒子役に徹したことが挙げられるでしょう。
攻撃に関しても、今野が飛び出す機会が多く、加地は主に守備が任されてました。
そんな地味な仕事で存在感を消しながらも、ガッチリ仕事をこなす加地に〝巧〟です!

今日の東京はほんとよかった。
次に繋がる内容でしたよ。
次節の千葉戦は、中断期間前の最後の試合。
それを過ぎると、7月までリーグはないだけに悪い流れを休み前に断ち切りたいところです。
会場が市原臨海競技場なんて、頑張ったら行けそうなところなのが憎い・・・。

とにかく、例えフットボールの女神にいじめられようと、それを乗り越えればまだまだ強くなれるんです。
こんだけの泥沼状態なんて、滅多に経験できないですし。
「苦労は金を払ってでも買え」という言葉があるように、加地をはじめ東京がもっと強くなる最大のチャンスなのです!
頑張れ、加地。
もっと強くなった加地が見れるのを楽しみにしてるぞ!


:余談:
今でこそ結構立ち直ってますが、帰宅時の落ち込み様はハンパじゃなかったです。
いつも乗換えるA駅をボーっとしてて乗り過ごし、「いけね」と次のB駅で折り返したのですが、また乗り過ごすという完全な放心状態でした・・・。
「心ここにあらず」とはこういうことを言うのね、と、またひとつサッカーを通じて勉強になりました。