男は黙って石川直宏

明らかにAkiraKaji改め、石川直宏を全力で応援するメンズによるブログ。

まずは名前を覚えることからはじめよう。

2005年04月02日 00時16分00秒 | 加地総合
え?なになに?馬鹿にするなって?
いくらなんでも加地の名前ぐらいは知っている?



ふっ、甘いです。
全っ然、甘いですよあなた!

もちろんJリーグまで観るようなコアなサッカーファンにとっては加地くらい常識ですが、一般的にみれば加地の知名度なんて、まだまだサッカー好きの域を出ません。
日本代表の試合だけを毎回なんとなく見ているような人すらも、「なんとなく純情そうな青年がいたような・・・」と覚えていてくれるくらいで、名前まで覚えていてくれる人は少ないのが現状でしょう。(うちの親とか毎回見てるのに未だ覚えません・・・)

いや、それは当然ですし、しょうがないことであります。
決して華のあるプレーヤーじゃないですし、これといった活躍もしていませんし。(涙)
いや、でもそんな一般人に覚えられていないことくらいなんてことないんですよ。
問題なのは、サッカーを仕事とする人々からも覚えられていないという衝撃の事実!

ここで私が遭遇した加地の涙なくして見られないエピソードを少し紹介・・・。

あれは雪ふぶく今年の3月12日の土曜日の広島。
FC東京の開幕での爆勝劇が「まさか確変だった」なんてことにも気付かないでいた私は、きっと素晴らしい加地の勇姿が見れるに違いないと、広島まで行ってしまった。
突如吹雪と化したあいにくの悪天候。
体に雪を積もらせながらやっとのことでビッグアーチに辿り着く。
サンフレッチェ広島にとってはホーム開幕戦であり、そのためか入口でマッチデープログラムを無償で配布していた。
ふぅ、これでヘボいプレーしたら承知しないぞ、加地!(笑)
なんて試合を楽しみにしながら、マッチデープログラムを開く。



そこで見逃せない箇所発見。

「対戦相手のここに注目! FC東京・右SB・加地 亮 Kaji Ryo



「Ryo!?」


「かじりょう」ってだれ?
いやね、確かにかわった読み方ですよ。
普通に読んで「りょう」って読みたくなりますよね。
でもね、知ってます?
加地はね、実は日本代表なんですよ。
だ・い・ひょ・う。
しかもレギュラーなんです。
一応毎回試合に出てるんですよ!
テロップでも「A.KAJI」って出てますよね?
たまにちゃんと「カジアキラ」ってフルネームで実況したりするじゃないですか。
それなのに「Ryo」ですか?
ただの選手とは格が違うんですよ!代表ですよ?
しかも去年、サントスに次ぐ出場時間を誇ってるんです。
「三浦知良 Miura Tomoyoshi」なんて書くのと同じだ!(カズと比べんなよ)

何より『自信がないならわざわざ読み仮名つけんじゃねーよ!』(悲鳴)

ふぅ、とまぁ熱く無意味な弁舌を繰り広げたところでなんですが、以上を見てドキっとしたあなた。ご安心ください。
実はこんなのは可愛いもんなんです。
加地愛のない人がAkiraをRyoだと思うくらいどってことないですよ。
広島にとっちゃFC東京は敵。
なにも親切、確実に紹介する義務なんてないですもんね。
もしかしたら、「てめーだったら代表にはウチの駒野の方がふさわしいんじゃボケ!」
なんていう広島による無言の嫌がらせだったかもしれませんし。(まさかね・・・)

でもね。次に紹介するのは今回のような外部犯ではありません。
まさに身内による犯行!
犯人はこの中にいる!

事件が起きたのは3月30日の水曜日。
そう、つい先日行われたW杯最終予選「日本vsバーレーン」でのことである。
都合により観戦できなかった私は、こまめに携帯にてJFAの速報をチェックしていた。

試合開始直後、
「早速右サイドタッチ沿いを加地が持ち込んで・・・」

などと書かれ、「おぉ、加地今日は絶好調か!?」なんてウキウキしだす。
しかし、この高まる胸の鼓動絶望への序章に過ぎなかった・・・。
異変が起き始めたのは前半4分あたり・・・。

前半4分「バーレーン:サルマンが縦のボールに出てくるが、〝加持〟がしっかりと落ち着いて・・・。」



「!?」



前半9分「右サイドで中田からのサイドチェンジのボールを受けた〝加持〟が縦に・・・」





てんめー、どんだけ加地を馬鹿にしたら気が済むんじゃ!
加持なんてネットでよく加地を叩く人が用いている呼び名じゃないですか。

前半10分「相手を背にしながらも〝師匠〟が・・・」なんて書かれたら鈴木キレるっしょ!?

加地の活躍に喜んでいたのも束の間。その主役は一瞬にして加持に奪われることに。
もう加持大活躍。

そりゃさ、加地って確かに珍しい苗字ですよ。
でも・・・。

『いくらなんでも「加持」よりゃメジャーでしょ!?』

「中村俊輔」を「仲村俊輔」なんて書くようなもの。
ほんとわざわざマイナーな方に変換してもらっちゃってほんと申し訳ない。
印象の薄い加地に対してなんとか注目を集めてあげたい「優しい気持ち」はありがたいですが、いくらなんでも勝手にマイナーチェンジするのだけはやめてもらえませんか?

ここまで来ると、このテキストWordで作ってるんですが、うっかり「かじ」と平仮名で打ち込んでしまった時に容赦なく引かれる赤線にも無性に腹が立ちます。
「入力ミス?」なんて「加持よりゃマシだろ!」みたいな。(世の中の加持さん、すいません)

そう。そんなこんなで、加地の知名度の低さがお分かりいただけたと思う。
この2つの事件こそが、このブログを立ち上げようと思った最大の起因であります。
Akiraという名前を前面に押し出したタイトルも、第一の事件があったからなんですね。

これを読んで
「え?りょう君だと思ってた!」なんて勘違いしていた方。
これからは親しみを込めてアキラと読んであげて下さい。

「え?加持じゃなかったの!?」なんて思っていた超マイノリティーな方。
小学生の頃に戻って、「加地」と100回ノートに書いて来週までに提出。
名づけてマイノリティーレポート。

加地なんていう個性的な名前であるにもかかわらず、印象の薄い加地亮。
そう、まずは名前を覚えてもらうことが彼の飛躍への第一歩なのです。
名前も知らない人のプレーを、人が覚えているとは思いません。

もう一度おさらいします。
日本代表の加地の正式な名前は。
「加地亮 Kaji Ryo」ではなく、
「加持亮 Kaji Akira」でもなく、
「加持亮 Kaji Ryo」であるわけもなく、

「加地亮 Kaji Akira」です。
決してお忘れないよう、よろしくお願いします。

そしていつの日か、「家事手伝い」と聞いただけで「な、なんて羨ましい肩書きなんだ・・」と勘違いしてしまったり、

お隣で「火事だーーーーー!」なんて叫ばれた日には、「え?加地が来たの!?」なんて慌ててマジックと色紙もって外へ飛び出しちゃり、

挙句の果てにりんごを美味しそうに「カジる」子供の姿を見て、「加地がクロスと見せかけてサイドチェンジをする姿」がすぐさま脳裏に思い浮かぶような、立派なKajista(造語。熱狂的加地ファンという意)になってくれることを期待しています。


そのために避けて通れない道。
それが、名前を覚えてもらうことなのです。
いつの日か、人々が「カジ」という発音を聞いただけで、日本代表の加地亮を思い出すようになる日を夢見て。

そう、つまり当面の加地の最大のライバルは、永井でも、石川でも、駒野でも、山田でもなく。
カジヒデキです。
まずは打倒カジヒデキ。
いつの日か加地が加地界のプリンスに君臨する日を夢見て。
加地亮に幸あれ!