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マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

最近買ったマンガ(単行本)ひとくち評

2015-12-26 19:57:03 | マンガ

背すじをピン!と 2巻

競技ダンスという珍しいジャンルを扱った作品です。読み切りのときから好きでした。まだ当時はジャンプ買ったりもしてたんで。
久しぶりに、少年マンガらしい少年マンガといえる作品じゃないですかね。少なくとも、私が知る限り。
まあ、少年マンガ、とくにジャンプマンガって、「主人公は最初から強い」って設定が多いんで、そういう意味ではこの作品、「らしくない」面も大きいんですが、昔は「努力型主人公」だっていたわけで、子供たちは強いヒーローに憧れると同時に、努力型主人公に親近感を覚えたりもしたわけでね。
キャプテンの谷口くんなんて、まさに努力型でしょ。主人公ではないけど、キャプテン翼の石崎くんや森崎くんだって、努力して日本代表まで上り詰めたわけですし。って、いまとなっては、石崎くんも森崎くんも、充分ワールドクラス・・・
桜木花道は・・・努力型ともいえるだろうけど、彼は才能ありましたからねぇ(笑)。
ともかく、このマンガは、主人公もヒロインも、少なくとも初心者です。才能は・・・結局はあるんでしょうが、いまのとこ、片鱗も見せてない気がする。あくまで努力の賜物っていうか。
ですんで、普通のマンガなら、2巻ともなれば、初勝利を飾っていてもおかしくないんですが、土屋(主人公)わたり(ヒロイン。哲也じゃないよも、初めての試合はこなしたものの、結果は散々でした。
まあ、努力に即効性はありませんからね。このふたりはこれからですよ。
で、前述のとおり、少年マンガには「最初から強い」という要素を持ったキャラも主人公陣営にいないと、いまいち読者受けはよくなりません。とくに、いまの読者、いまの青少年は、気持ちはやさしいくせにせっかちですし(笑)。
そこら辺はね、土屋たちの先輩になる二年の八巻、秋子、三年の真澄(部長)、理央たちがカバーしてます。
二年、三年は才能の塊です(笑)。でも、結構面倒見よくて、初心者である土屋やわたりを突き放したりはせず、しっかり指導もしてます。
八巻なんかは、ワイルドな外見、ヤンチャで軽薄な性格といったイケメンなんですが、それでもなんだかんだで土屋の面倒見てたりもしてんですよね。90年代のマガジン作品とかだったら、むしろこの人が主人公かも(笑)。
そんな八巻にも遠慮なくツッコむような跳ねっ返り娘の秋子もいいですよね。エロいし(笑)。って、空手かなんかやってるっぽい。どうりで、八巻らにツッコめるわけだ(笑)。
真澄くんはオネエキャラで、意外と傍若無人だったりもするんですが、実力は折り紙付きです。
理央さんは「綺麗でやさしいお姉さん」「ただし、芯の強い、しっかり者」って感じの先輩キャラ。わたりとは別の意味で癒しキャラかも。
そんなわけで、この作品はキャラも魅力的なんで、おすすめです。

進撃の巨人 18巻

エレンの親父にあんな設定を用意してたとはね。
また、エレンの訓練生時代、彼の立体機動装置だけ欠陥があったのは・・・。この作品はホント、伏線の設置と回収が上手ですよね。
そして、





嘘予告(笑)。





あんなん、アルミンでなくてもビビるわ(笑)。



それはともかく、ラストの猿巨人、ライナー、ベルトルトの反撃。まさかリヴァイが(人間形態の)ライナーを討ち損ねるとは・・・

ゴールデンカムイ 5巻

一瞬、表紙が白石かと思った(笑)。
アシリパさんの和名が明らかに。そして、彼女の父親が“のっぺらぼう”であることも。
土方の口から「斎藤」という名が出るとは・・・案外、斎藤一も出てくるかもね。
個人的には、警官の藤田五郎として、杉元の陣営に立ち、土方や永倉と戦う展開になったりすると、燃えるかな(笑)。

軍靴のバルツァー 8巻

「ホントに女作者なの?」って聞きたくなるくらい、戦闘描写、戦術眼がしっかりしてると思う。
マンガにおける戦闘って、タイマン(一対一)で、刀剣によるバトル、もしくは殴り合いが一番受けるんでしょうが、もちろん、オレもそれらの戦闘シーンも好きですが、このマンガのような集団対集団の戦闘も、やはりおもしろいです。
まあ、集団戦闘いっても少人数同士の局地戦ですけどね、このマンガは。
そうであっても、やっぱ集団戦って、タイマンより描写が難しいと思います。そんな非常に難しいといえる描写を、よくこれだけおもしろく書けるな、と。
しかも、8巻は砲兵戦ですよ(笑)。文章や絵で表現すんのは、絶対難しいだろ。下手な人が表現すると、チャチくなっちゃうか、わかりにくくなっちゃう。
さらには、主人公不在(作中には出てるけど、この局地戦には間に合わず)。
それでもこんだけ描写できるんですから、しかも同時に「宮廷の権力抗争」まで描いてんですから、大したものです。
で、その主人公であるバルツァー「飄々とした、どっかとぼけた兄ちゃんだけど、腕(実力)はたしか」ってキャラ、オレ的には大好物です(笑)。
ヒロイン(?)のヘルムートもいいですよね。男として育てられたがゆえに、バルツァーが教鞭を取ることになる士官学校に入学しており、バルツァーが赴任後は彼に師事してたんですが、一方で女として人生を送ることも視野に入れててね。(中世から近世における)貴族の淑女の嗜みなんかも身につけてる彼女が、バルツァーのことが少し気になっているのも、今後が楽しみな設定ですね(笑)。
あと、女性従軍記者・アンネリーゼも好き(笑)。

MAJOR 2nd 3巻

光くんが引っ越しちゃいましたね。中学か高校の関東大会(あるいは甲子園?)で大吾と戦うんでしょうか。
この巻から、





佐倉さんのヒロイン力がUP! (笑)



これまで、いずみ(大吾の姉)、あるいは薫ママン(大吾の母)に押され気味だったのが、この3巻辺りから巻き返すかのように、ヒロインらしい言動を(笑)。
ただ、脱ぐのはまだ早いようです。お色気(?)担当は、しばらくはいずみのまま? (笑)

僕だけがいない街 7巻

この作品はね、ホントは単独で紹介したいくらい。





ガチでおもしろい。



最近、年齢もあってか、マンガは「一回読んじゃえば、それで」って作品が多いんですよ。今回挙げたものも含めてね。
でも、この作品は、1巻から6巻までは、通しで2回読んでます。まあ、2回目は飛ばし飛ばしですが。
ともかく、

ミステリー、

ループ、


と、難しいはずの題材を上手に扱ってるトコが凄い。加えて、「昭和末期(主人公の少年時代)も舞台」となれば、オレ好みでないはずがない(笑)。
で、ミステリーなんで、真犯人が判明すると、普通は終焉が近いはずじゃないですか(最新7巻も、真犯人の視点でしたし)。にもかかわらず、まあ、話数的には終盤なのかもしれんけど、「盛り上がり」という意味では、さらなるそれを見せていると思います。
1周目の人生では、主人公のが小学生だったころ、連続幼女誘拐殺人事件の被害者になっていたはずの加代(悟のクラスメート)が、「悟が変えた未来」により生存し、悟の幼馴染で彼も被害者(男の子だが、真犯人が捜査の目を自分からそらすために殺された)であった広美と結婚してた、って感じで、「クソみたいな未来」といえるそれが、タイムリープした悟の努力で変化していく、という設定、展開は、もうループものの醍醐味なんでしょうね。
で、この「加代と広美の未来=変化した現在」についてなんですが・・・これを「NTR」として叩くのは、ちょっと違うと思う。
何度かタイムリープし、事件を起こさぬよう動いていた悟が、今度こそは加代や広美らが殺害される流れは止めたものの、自身が真犯人の凶行の犠牲になってね。それで15年以上、植物状態だったんですが、やっぱその現実は重いし、それだけの年月は長いですって。
ほかの、すぐそばで支えてくれた男がいたら、そっちに情が移るのもね。しかも、悟とのことは小学生時代の話ですし。逆に、「それでも15年以上、相手を想い続けた」っていうのも、見てる側としてはロマンを感じるけど、加代本人としては「10代半ばから20代半ば」という、人生において(『あくまで外見的には』であっても)最も美しい時期を犠牲にしてしまうのは、これは不幸ですよ。
つまりは、加代が広美に流れちゃうのは、誰も責められないと思う。これでも納得できない奴は、「自分が加代と同じ立場だったら」と考えてみてな。
ともかく、「マンガの中の話なんだから、ヒロインが主人公を想い続ける展開があってもいいだろ!」「加代が結婚しちゃったから、恋愛ヒロイン不在に!」なんて方には・・・





「アイリも充分、かわいいですぜ」



といった言葉を(笑)。
偶然、「バカなの?」という加代と同じ口癖があるし、アラサ―の加代と違い、現役JKだし(笑)。
どっか冷めた感のある加代と違い、とぼけた口調を見せながらも、明るくハキハキとしたトコもあるコですよね、アイリは。
そういえば、この作品、実写映画化され、そのアイリは有村架純が演じるんだってね。有村さんによる、前述のアイリ像・・・絶対、かわいくなりますよね(笑)。まあ、原作どおりの設定でいくのかはわかりませんが。
一方、主人公の悟は藤原竜也。もう、この人と、松山ケンイチ、佐藤健は、





Mr.マンガ原作三人衆



ですよね(笑)。ってか、藤原さんの前世的には、紅蓮腕辺りで真犯人を瞬殺しちゃいそうですが。
それと、ノイタミナ枠でアニメにもなります。小学生時代の悟を演じるのは土屋太鳳です。アニメの声優もやるんだ。
しかも、主人公ですからね。台詞も多いんで、変な意味でなしに(むしろ期待を込めて)、楽しみです。


ってわけで、最近買ったマンガのひとくち評でした。
って、「背すじを~」と「僕だけがいない街」は、全然、「ひとくち評」じゃないですね(笑)。

アンゴルモア 元寇合戦記 4巻

2015-10-31 10:43:42 | マンガ



4巻は輝日さんが表紙です。
ただ、



背表紙の輝日さんのほうがかわいいかなぁ。
今後も、奇数巻は迅三郎、偶数巻は輝日で行くんでしょうか。まあ、鬼剛丸の表紙とかは・・・それはそれで見てみたい気もしますが(笑)。

今回は、まず迅三郎の回想(夢)シーンで出てきた北条時宗。いや、迅三郎とは面識なさそうですが(いまんトコ)。
それはそうと、いいですよねぇ、この時宗。かなりしたたかです。
身内人(みうちびと。執権の家来)の大蔵頼季が、時宗にとっては同族である名越時章が謀反を企てていると讒言したところ、「あのやさしい時章おじさんが・・・」「私は・・・どうしたらいい?」なんて怯えて、頼季の時章討ちを承諾しておきながら、実際に時章が頼季に討たれると、「よくも、時章おじ様を! 大蔵ぁ、そなたはなんてことをしてくれた!」なんて号泣したうえで、頼季と彼に協力した身内人すべてを処刑してね。
これで、時章の子の公時は許され、名越家の名誉は回復したんですが・・・





名越が持つ、九州の広大な領地は返還されませんでした。



これにより、時宗は九州への影響力を強め、






蒙古に対する防衛体制強化に乗り出すようになったわけです。



そう、最初から狙っていたかのように・・・
このあとの時宗がね、相変わらず優男ながらも、それまでの弱気な表情が消え、柔らかい物腰、丁寧な言葉づかいながらも、たしかに威厳のある口調で御家人たちに号令をかける彼が、やはり救国の英雄になる人だな、と。
これくらいのリーダーじゃないと、ユーラシアを席巻したほどのモンゴルを退けることなんて、できませんよね。

さて、ここからはメインキャラ。
まず輝日さん。
迅三郎たちと合流した際、「――皆の者。生きていたか」なんて、ついつい迅三郎の名を口にしそうになったところを、すぐに言い直した辺りがね、「颯爽とした女リーダーを気取っていながらも、ついつい『女』の部分が顔を覗かせてしまう」って感じで――こういうヒロイン、大好きです(笑)。
で、今回、輝日絡みで、一巻のとあるシーンとの対比になるようなシーンが。
一巻でも、迅三郎の寝姿見た輝日が、彼の寝首を掻くことを一瞬、考えながらも、その唇に自身の唇を重ねたりしましたが、そんときは「男として意識しておきながらも、同時に不信感のようなものも」って感じだったと思うんですよ、迅三郎に対してね。
それが、数日経ったこの巻では、「男としても戦士としても自分を惹きつけている迅三郎に、信頼をも寄せるようになっている」って感じでね。輝日の心情の変化が読み取れますよね。
ただし――

輝日「武士たる者が、ぶざまに寝込む事・・・」








輝日「なら良い。まだ戦働きをしてもらわねばならんからな」




今回は、未遂に終わりました(笑)。


っつーか、不敵な笑みを浮かべながら、吐き捨てるかのような言い訳を口にする輝日さんがかわいい(笑)。直後のテレた表情も。
それと、この4巻で自ら呟いていた、迅三郎の性分
ちょっととぼけた口調で、他人を突き放すような物言いを見せつつも、この人は情が深いのかもね。
前述の夢の中での回想シーン(親の代から親交のある時章のために頼季と戦い、時章方が冤罪だったとはいえ、執権に弓を引く形となった迅三郎は流刑に)といい、対馬にきてからの対蒙古戦といい、いつの間にか名越家、そして対馬のために戦うようになっている自分がいる。
そして、それは自身の性分によるものであり、それを考えると、「自分の戦い」でもある・・・自嘲気味に笑いながらも、改めて覚悟を決める彼が、カッコよかったです。

で、この4巻の最後、安徳天皇が登場します。
輝日の曽祖父であるともいわれている安徳帝・・・老人とも幼児ともとれるような容貌の御仁。
正真正銘の安徳天皇なのか、はたまた・・・?
うん、続きが気になります。

アンゴルモア 元寇合戦記 3巻

2015-06-27 21:59:03 | マンガ
そんなわけで、5/9の記事で「久しぶりに、紹介したくなるようなマンガ」として紹介したこの作品も、3巻です。
まあ、世の中のありとあらゆる商品においていえることですが、消費者の購買意欲をそそるには、やっぱサービスは不可欠ですよね。それはマンガにおいても例外ではありません。
このアンゴルモアも、たしかにおもしろいのに、残念ながら、まだまだ知名度はそれほどでもないようなので、やはりサービスカットは欠かせません。




ちょっと色っぽい輝日姫。




微妙に乳○券発行。



たかぎ先生・・・ありがとう!


もう、これくらい、歓喜ですよ。そりゃ、タカとユージも飛び跳ねて喜びますよ。太陽にGood-byeですよ! (念のために言っとくと、この映像はそういうシチュエーションではない)

ストーリーのほうはですね、まず、前巻で裏切り者に斬り付けられた輝日ですが、やはり急所には至ってなかったようです。
で、それを迅三郎が手当してあげるシーンがね――

迅三郎「怪我はどうだ?」
輝日「かすり傷だ、こんなもの・・・」
迅三郎「嘘をつけ」
宗家の家臣「おい、流人! 無礼が過ぎるぞ。餅を食みながら――」
迅三郎「これ(自分が噛んでいるの)は、さしも草だ」




迅三郎「国府まであと一里もない」




輝日「・・・・・・余計なお世話だ

(この直後、迅三郎がほかの負傷者にも同じ治療を施す

輝日(ああ、戦った者への労いか・・・私も刃の下をくぐった、それでか・・・)





輝日(・・・なんだ)



この輝日の「なんだ」は、これが現代劇のヒロインであれば「・・・なぁんだ」ってことです。つまりは、「私だけにしてくれるわけじゃないんだ」ってことであり、輝日さん、寝てる迅三郎に接吻したことといい(前巻)、上の拗ね方といい、完全に迅三郎のことが気になってます(笑)。

肝心の戦のほうはですね、まず挙げたいのが・・・元軍の副元帥で、女真族劉復亨(りゅうふくこう)と、迅三郎の一騎打ちですかね。
その前に、劉と鬼剛丸(おにたけまる)が一騎打ちしててね、このとき、鬼剛丸を噛ませ犬にすることなく、迅三郎にバトンを渡した形にしてたのがよかったですね。この演出はお見事です。
それと、迅三郎が用いた兵法「横矢掛け」。これは説得力のある作戦です。
っつーか、この作品は「絶望的な状況を表現しておいて、迅三郎の用兵ぶりや彼の武力を見せることで、(一時的に、だけど)読者に爽快感を与える」といったパターンが非常に魅力的です。
それと、迅三郎が即席で作らせた鑓(やり)という武器の有用性と、後の戦国期で主力武器となるの原型であるという解説ぶりがお見事。
何でも、は日本でも古代から戦闘で使用されてたけど、平安の早い時期からは廃れていったんだってね。それが、(迅三郎は実在しませんが)鎌倉末期に鑓として復活して、槍に発展していったようです。
こういうの、歴史好きとしては、ちょっと楽しいですよね、読むのが(笑)。

そんなわけで、アンゴルモア3巻でした。
前述の横矢掛けはうまくいってたんですが、さすがに元軍も黙って終わらず、漢人が使っている震天雷(しんてんらい)=日本側から見たテッポウを放り込んで、状況の打破を試みます。
この震天雷が、元軍の狙いどおりの効果をもたらすことになり・・・
ああ、早く続きが読みたい(笑)。

MAJOR 2nd 1巻

2015-06-13 16:14:08 | マンガ



教育TVでアニメ化もされた、大ヒット野球マンガの続編です。
前作主人公茂野吾郎とヒロイン(旧姓清水)が結婚し、そのふたりの間に生まれた息子大吾を主役に、物語は展開していきます。
まあ、前作が終わった直後辺りに、大吾の姉、すなわち吾郎と薫の娘いずみを主役にした読み切りもありましたが。
もっとも、前作主人公の吾郎は、いまんトコまだ出てきていません。相変わらずの野球バカで、42歳になったいまでも現役に拘り、現在は台湾リーグで戦っているようです。
そうなると、私らのような前作ファン(っていっても、単行本持ってなかったけど/笑)にとって、やはり馴染み深いのは前作ヒロイン薫です。
この薫もね、前作ではちょくちょく下着姿も披露するようなサービス要員でもあったんですが(笑)、さすがに42歳の中年です。しかも二児の母です。
まあ、さすがにね、「そういう目で見ることは」というか、ヒロインとしてはね。やはり年月が経ってるわけですから・・・






(42)




中学生と小6の母。






余裕。

・・・・・・なにが?



充分、ヒロインとしていけるやん(笑)。いっそ、少年マンガ界初の「アラフォーヒロイン」を目指してみるというのは?
っつーか、





オレが吾郎なら、絶対、一緒に台湾に行ってもらうけどな(笑)。



いずみと大吾? まあ、その辺は、

大吾「父さんと母さんは、仕事で台湾にいってて、いまは留守。我が家にはオレと姉ちゃんだけ。まったく・・・無責任な両親だ」

といった、ギャルゲーやラノベ設定でいいだろ? (大吾にも、多分彼女候補の幼馴染ヒロインがいるんだし/笑)。
ともかく、そういった具合に、いまでも充分ヒロイン張れる薫さん(42)ではありますが、そうはいっても人妻。さすがにね、かつてのようなサービス要員としての役割は期待できません。
まあ、ちょっとさびしくはありますが・・・これも時代の流れ、年月のなせる業・・・




血統は、脈々と受け継がれていました。



母娘二代に渡るサービス要員! ってか、多分、母親は下着姿までで、ここまでは脱いでなかったと思います。
ともかく――茂野家の将来は明るいですね。

あ、すっかり忘れてましたが、今作のヒロインは、




このコです。


佐倉さんといって、自分のことをモブだなんていってましたが、普通にかわいいコです。それにしても、前作といい、今作といい、作者の満田さん「幼馴染好き」なのか? ってか、コナンや快斗もそうだし、タッチもまた・・・サンデー作家は幼馴染属性とやらに弱いのか? 改蔵と羽美だって、なんだかんだで幼馴染だし(笑)。

はい、そんなわけでね、今回、





野球マンガのレビューであるにもかかわらず、野球のシーンについては一切、触れてませんが、



それではどうかと思うんで、肝心の(作中における)野球のことも。
まず、主人公の大吾は、運動神経も身体能力も、そこそこはあるんですよ。にもかかわらず、親父が元メジャーリーガー、祖父さんたちも日本球界で活躍したというサラブレットゆえに、周りの期待がデカすぎてね。
いいプレイできたとしても「できて当たり前」、ちょっとでもエラーしたりしようもんなら「ホントにメジャーリーガーの息子かよ」ですからね。本人が野球やる気なくしちゃうのも、無理はないですよね。
それで不貞腐れて、一旦、少年野球のチームを辞めて、堕落した生活送っててね。それを母ちゃん(薫)が、また野球やるように仕向けて・・・
で、大吾は、守備はそこそこできるんですが、肩とバッティングがね。守備(キャッチやポジショニング)は練習で上達しますが、肩の強さとバッティングはセンスの問題だからねぇ・・・
今後、そんな大吾がどのように野球で成功していくのか(タイトルが『MAJOR』なんだし、やっぱメジャーいくんでしょ? いずれは/笑)、いまから非常に楽しみですね。
ちなみに、大吾の今後を勝手に予想してみると――

1.右肩はてんでダメでも、じつは左の地肩は強く、サウスポーに転向して、投手として大成。親父さんもサウスポーに転向したしね(まあ、吾郎の場合は右肩を壊して、ですが)。
2.親父同士がバッテリー組んでた、そして親友同士といえるトシ君の息子の光(ひかる)が、サンデー誌上では投手をやりそうな展開なので、今回は大吾がキャッチャー。親同士とは逆のパターンで、茂野・佐藤バッテリー再び。
3.大穴として、指導者として大成。日本球界はもちろん、多分、アメリカ球界でも初の「プロ経験のない監督」として、チームを世界一に。

まあ、さすがに3.はないでしょうが(ってか、アメリカ球界にはいるのかな?/笑)。
オレとしては、やっぱ野球マンガはピッチャー主役のほうが好きなんで、何らかの形で投手として大成してほしい気はするが・・・ドカベンみたいにキャッチャー主人公ってのも、おもしろいかもね。ただし、肩は捨ててさ。あくまで配球で勝負。
まあ、中学、高校と、いろんなライバルたちと競い合って、佐倉さんと付き合って、やがてプロとして活躍するようになるには――また、10年、20年かかるのかもしれませんが(そのころ、オレ、いくつだ?)。

歴史系マンガが好きだ!

2015-05-23 21:40:49 | マンガ
小6で初めて歴史を習った際ね、もう源平合戦のトコで燃えましたからね(笑)。
以来、とくに元寇、南北朝、戦国、江戸初期までは、学校の社会科の授業が楽しかったですからね(笑)。もちろん、江戸中期から幕末もおもしろかったけど、そこまでははまれなかったかなぁ。それでも、徳川将軍15代、全員、順番で諳んじてましたが(笑)。
で、まあ、いまでもあるようですが、漫画日本の歴史、読みまくりましたからね(笑)。そのせいか、





30年以上経ったいまでも、平清盛、源頼朝、足利尊氏、そして戦国三傑は、あのビジュアルがベースになったまんまです(笑)。



また、あのマンガの絵柄が、やっぱ特徴とらえてましたからね。

そんなわけで、いま手元にあるマンガのうち、歴史系といえるマンガを軽く紹介したいと思います。
あ、今回は「史実系」というか、「史実をもとにした作品」「時代背景は史実に忠実な作品」「歴史上の実在人物が登場する作品」を紹介してます。ホントは架空戦記系(アルスラーン戦記、軍靴のバルツァー)も紹介するつもりでしたが、しんどくなったのでやめときます機会があったら。


秘本義経記 ますらお 1巻(以下続刊・・・だと思う) 北崎拓
平安~鎌倉時代

これ、昔、サンデーでやってたよね。南国やGS美神、俺フィー目当てに買ってたころだから、よく覚えている。
ただ、そんときは打ち切りだったんですよね。それが、最近、復活したようです。
どうでもいいけど、作者の北崎拓って、「たとえばこんなラヴソング」とか「ふ・た・り」といった、微妙にエロいラブストーリーやっててね。その直後にこんな歴史ものやり始めたんで、ちょっとびっくりしました。ちなみに、久米田康治の師匠だったりします(それも意外でしたけどね。当時は、久米田さんが元々はラブコメ志向だったのは知らなかったんで/笑)。
それはともかく、じつは私、義経より頼朝のほうが好きなんですよ(笑)。ですんで、この作品もやはり頼朝があまり好意的に描かれてはいない気もするんで、ちょっと残念です。
ただ、頼朝はまだマシです。問題は北条政子です(笑)。
年齢的にしょうがないとはいえ、キツい顔つきのおばさんになってます。同じ「義経マンガ」の「遮那王」では、あんなにかわいい奥さんだったのに。
ってか、遮那王の政子は、見た目も中身もめちゃめちゃかわいいです。少なくとも頼朝、政子夫妻はこっちのほうが評価高いです(オレの中で)。まあ、単行本は持ってませんが(笑)。
話を戻すと、頼朝の娘・大姫の変態っぷりと、その原因になった源義高(木曽義仲の嫡子)との悲恋っぷりが、なかなかよかったです。

アンゴルモア 元寇合戦記 1~2巻(以下続刊) たかぎ七彦
鎌倉時代

これは、前回(5/9)、紹介してますんで、そちらをご参照ください。
主人公の迅三郎、ヒロインの輝日は、ホントにいいキャラです。迅三郎の武者っぷり、輝日のヒロインっぷりはお見事! とくに輝日は、「女武者、お姫様、そして女の子な部分の同居っぷり」がお見事です(萌え~な絵柄でなくても、充分かわいくなるんです/笑)。
もちろん、ストーリーや戦闘描写も秀逸。オレの中では、「歴史系マンガ」においては、いま一番おもしろい作品(現代劇では、くろアゲハかな? カメレオンの続編ね/笑)。

ふしぎの国のバード 1巻(以下続刊) 佐々大河
明治時代

まあ、これもね、先日、こちらのほうで軽く紹介してるんで、よろしかったら。
女性主人公って、あまり食指が動かないんですが、バードさんのような女性主人公はあり(笑)。

るろうに剣心 特筆版 上下巻(完結) 和月伸宏
明治時代

るろ剣が実写映画化された際、セルフリメイクというか、パラレル的な内容で刊行された作品です。
リメイク前のるろ剣(以下、単に『るろ剣』と記載)は、とくに好きだったわけでもないんですよ。ただ、斎藤一だけはカッコよく思えてね(笑)。
斎藤はホント、好きでしたねぇ。当時、ジャンプは暗黒期だったと思うんですよ。スラムダンクも終わって、ワンピースはまだ始まってなくて。るろ剣がまだ読める以外は、両さんとマサルさんくらいだった気もする、おもしろかったのは。それでも、斎藤のためだけにジャンプ買ってましたから(笑)。
もう、斎藤は、オレにとっては最後のジャンプヒーロー(笑)。
で、この特筆版でも、斎藤は重要な役回りで、かつ、活躍も見せてくれます。とくに、幕末の京都で、最強剣士と謳われた緋村抜刀斎(剣心)と互角に渡り合ってたのはね、ファンとしてはうれしかったですね。
それと、この特筆版は、剣心のエピソードも(って、むしろそっちがメインですが)普通におもしろいのね。剣心、相変わらず「いじられて、『オロ・・・』」って人だけど、それでも自身の抱えた宿命みたいなものもね、上手に紹介されてて。
あと、薫もこっちのほうが魅力的かな。ちょっとお姉さん気質で、るろ剣のときのようなイタさはないし。るろ剣の薫も嫌いじゃないけど、たしかに言動にイタいトコはあった(笑)。
それと、なにより絵柄ね。るろ剣の絵柄は、斎藤と志々雄以外の主要キャラは、どっか少女マンガっぽい絵柄で、そういうとこはあんまり好きになれなかったんですが、特筆版のほうは、少年、青年マンガっぽい絵柄になってるんでね。
で、この作品は、まあ、続きは描かれないでしょうね。あくまで映画との連動企画かと。
もちろん、それはそれでいいんだけど、





和月先生、斎藤主役のスピンオフとか描いてくれねぇかなぁ(笑)。



新撰組時代(もちろん、抜刀斎との戦いも込みで)から、会津時代、斗南藩時代を経て、西南戦争まで。で、エピローグとして、るろ剣本編の「神谷道場での抜刀斎との再会」を簡単に再現して終了、と(笑)。
まあ、実現性は低いでしょうが、夢があっていいですよね。

ゴールデンカムイ 1~3巻(以下続刊) 野田サトル
明治時代

日露戦争、203高地の激戦で「不死身の杉元」と異名を取った杉元佐一が、北海道に眠る金塊を求め、アイヌの少女アシリパとともに旅をする、といったストーリーです。
これ、たしかにおもしろいのよ。ただ、先日出た3巻だと、杉元がちょっと天然になりすぎちゃってる気も・・・まあ、白石が仲間に加わった(?)ことも影響してるのかも。
ってか、アシリパさんも天然入ってますけどね(笑)。ともかく、杉元の天然ぶりは抑え気味であって、あくまで元軍人、戦士としての性格を強調してた2巻までの彼に戻ってほしい気はします。
それと、この作品、土方歳三が出てきます。函館で戦死したはずの彼は、じつは生きていて、北海道の刑務所を転々としているうち、金塊の話を耳にし、自身の野望もあって、刺青人皮争奪戦に加わってます。
そして、舞台は北海道です。土方が出てきた以上は、この人も出てくるでしょう。そう、永倉新八です。
永倉は土方の協力者ですね。未だ鬼神の如き土方と異なり、もう戦闘はできないっぽいですが、眼力、覚悟は衰え知らずです。
ふたりのこのやりとり――

永倉「土方さん、驚くほど若々しいですな・・・年上とは思えない」
永倉「私も、もう少し体が動けば・・・一緒に走るには、歳を取り過ぎました」
土方「嘘をつけ。新撰組に拘り続けた貴様の血が滾らんわけがないだろう?
――永倉」

これはちょっと震えました(笑)。
ただ、永倉は上のようにいってますが、土方もたしかに年取った外見になってますからね。これ読んでゴールデンカムイに興味持った土方ファンがいたとしたら、その辺はご注意ください(笑)。
話をメインキャラたちに戻すと、そういえば、この3巻で、





アシリパさん、ついにオソマ(?)を食す(笑)。



しかも、気に入ったみたいです(笑)。
この作品、食というか、北海道の動植物を素材にしたそれも扱っていてね。で、杉元やアシリパが、アイヌ語で「おいしい」という意味の「ヒンナ」という言葉を口にしたりするんですが――最近、私も飯食ってるとき、頭の中で「ヒンナ、ヒンナ」と呟いてしまったり(笑)。

ドリフターズ 1~4巻(以下続刊) 平野耕太
いろんな時代(笑)

まあ、「(ある意味)死後の世界で、東西の英傑たちが」って設定なんで、ホントにいろんな時代の人たちが出てます。
メインは島津豊久、織田信長、那須与一ですね。って、私、この作品読むまでは、島津豊久って知りませんでした(笑)。
これさ、「いろんな時代の、いろんな国の英雄たちが」なんだから、三国志の英雄とかも出ないかなぁ?
やっぱ、平野耕太の描く曹操、劉備、孫権、見てみたいぞぉ(笑)。まあ、曹操は信長とカブッちゃうとこあるか。それに、三人とも畳の上で死ぬことができたから。
で、この作品にも土方が出てます。
時代はちがえど、豊久が薩摩人なんで、敵意剥き出しで挑んでいってね。まあ、第1ラウンド(?)は、豊久が撃退してますが。
そういえば、義経も出てましたね。まだシルエットだけで、ちょっとしか出てないけど、この先どういうキャラとして本格的に登場するか、非常に気になります。


こうしてみると、鎌倉時代と明治時代ばっかだなぁ(笑)。小学生のころは、鎌倉はともかく、明治時代はあまり・・・
いや、南北朝や戦国も好きだったし、それらを題材にしたマンガもあるんでしょうけど、意外と・・・
まあ、明治という時代は、「ほどほどに近代で、かつ、武士の世の残り香もする」ってトコが魅力なんでしょうね。戦闘ひとつ取っても、銃も使えれば刀も使える時代ですし。
鎌倉は、やっぱ「完全に遠い中世へのロマン」とかでしょうか。それと、源平は、小学生のころの原体験みたいなものも影響してるのかも(笑)。