バービーボーイズのライブのフイルムコンサートです。標題のとおり、1988年、オープン直後の東京ドームで行われたライブです。
BOφWYや氷室京介も好きだったけど、このバービーも好きだったんだよ。
まずね、ヴォーカルのふたり――コンタと杏子さんは、オレが記憶してた以上に歌上手かったわ(笑)。まあ、スタジオ音源を被せてるトコもあるんでしょうが。
コンタのヴォーカルスタイルはね、かなりパンキッシュ。攻撃的で情熱的。しかも、この人は大半の曲で、サックスも吹いてるからね。エネルギッシュともいえるかもしれません。
杏子さんはやはりエロい(笑)。ってか、
エロかっこいい。
2000年代の半ばに倖田來未が出てきて、それも衝撃はあったけど・・・オレらはその20年近く前に、杏子さんという、倖田來未以上の「エロかっこいい」を体験してるんだよね(笑)。当時はそんな言葉なかったけど。
しかも、杏子さんの場合、そこまで肌の露出はありません。アンコールのときなんて、巨人のユニフォームをデザインしたTシャツ(会場が東京ドームなんで/笑)と、下はパンツだったくらい。
それでも、露出が少なくてもエロいんだよね。ロングスカートをヒラヒラと翻しながら踊ってたトコなんて、マジでかっこよかった。
ギターのイマサは、まさにセンスの塊だよなぁ。バービーの楽曲のほとんどは、作詞作曲がイマサです。また、楽曲だけでなく、ギタープレイもね、そこまで激しく動いたりはしないけど、佇まいだけでもセンスを感じる。
そういえば、マクロス7の主人公を初めて見たとき、「・・・イマサ?」なんて思ったもんです(笑)。あのグラサンのかけ方と髪形は、イマサのほうが先です。
ベースのエンリケ、この人は「動くベーシスト」ですね。じつは浜崎あゆみのバックでベース弾いてる人なんですが、彼女のライブでも動き回ってんのかな? (笑)
ドラムのコイソは、「わがままエイリアン」で、ドラムを叩かず、コーラスとしてステージ前方に出てきてましたね。演出としてね。思ってたより、歌えてたな(笑)。
途中、コイソのドラムソロと、エンリケのベースソロがあったんですが、ふたりともなかなかにカッコよかったです。
楽曲のほうにもちょっと触れてみますかね。
OPナンバーは「なんだったんだ? 7DAYS」。バービーにしては珍しく、カラッとしたアッパーな曲です。
で、2曲目でいきなり、
「帰さない」。
これ、大好きだったなぁ。バービーって、おしゃれなイメージがあるけど、初期のころはこういう情熱的な世界観もあったんだよ。歌詞も曲調も好き。
この曲はコンタ単独ヴォーカル(杏子さんはコーラス)で、彼の魅力が凝縮されてますね。まあ、作詞も作曲もイマサですが。
「ふしだら VS よこしま」はね、ある意味、いかにもバービーらしい曲。コンタと杏子の掛け合いは、ホントにふたりが痴話喧嘩してるみたいです(笑)。
「はちあわせのメッカ」はね、もちろん、ヴォーカルふたりもカッコいいんだけど、
ドラム→ベース→ギターといった順に流れるイントロがたまらなくカッコいい。
コイソ、エンリケ、イマサの順なんだけど、このイントロのうえで、「杏子さん→コンタによる、それぞれパワフルな歌い出し」ってのがいいやね。
本編ラストの「ラサーラ」はね、コンタ単独ヴォーカル曲なんだけど、彼の歌唱力、やっぱ大したモンだわ。普通に上手い。
で、オーラス(アンコールのラスト)は「チャンス到来」。これも名曲ですよね。コンタも杏子さんもしっとりと歌ってます。
ってわけで、バービーのフィルコンでした。
この映像、
来月、ブルーレイやDVDで出ます。
当然、予約しました(笑)。非常に楽しみです。
あ、そうそう。仮にこの記事読んで、バービーに興味持った人がいたら、
まずは「帰さない」「女ぎつね on the Run」「タイムリミット」辺りをYouTubeかなんかで(笑)。
「帰さない」は前述のとおり、コンタ単独ヴォーカル曲、「女ぎつね~」はデュエット曲、「タイムリミット」は杏子さん単独ヴォーカル曲(コンタはサックスとコーラス)なんで、ある意味で「バービーを象徴する3パターン」といえるでしょうし。
それと、
「ごめんなさい」「ナイーヴ」もやっぱ名曲!
まあ、どっちもコンタ単独ヴォーカル曲ですか(笑)。
ちなみに、バービーの記事はこちら((旧)クラ鈴が斬る! 『fwd:Re:BARBEE BOYS(バービーボーイズ・ライブDVD感想)』)にもありますので、よろしかったら。まあ、このときの記事と今回の記事では、いってることが違っちゃってますが(あっちは比較的最近のバービー、こっちは88年のバービーの印象、ってことで/笑)。