まだネタバレ注意としておきましょうかね。
前回、「タカとユージはもう刑事ではないので、ドンパチができない」「梨花が落とした拳銃をタカが勝手に撃った程度」といったことを書きましたが、それではあぶ刑事として成り立ちません(笑)。
結局はタカもユージもドンパチやるんですけどね。彩夏やステラ救出のために向かった、海堂一派の待ち構える埠頭の倉庫街でね。
じつは海堂一派としては偽旗テロを計画しててね。県警幹部もそれを察知してはいたんですが・・・利権が絡んで躊躇しとったんですよ。そこをトオルが、どうにか幹部たちを動かしてね。「委嘱状発行」という形で、タカとユージのふたりが臨時に刑事となり、銃の携帯と使用が許されることに。
ついでに、レパードもね(笑)。トオルが運転してきて、ユージに引き渡してました。
まあ、あとは「あぶ刑事名物の銃撃戦」ですよね。
まずはユージによる軽快なガン・アクション。彩夏を庇いつつも、お得意のランニング・ショットを披露してくれましたね。
そして、こちらも「あぶ刑事名物」――タカによるバイク・アクション。
この際、ユージが彩夏に対し、
「タカのショータイムだ」
って呟いてね。
まさに、このあとはタカの見せ場でしたね(笑)。
バイクを走らせながら、ショットガンをぶっ放してね。対する海堂も、車を走らせながら発砲してきてね。
で、すれ違いざまに勝負は決まりました。
直後、車ごと海へと落下する海堂――。
そのあとはね、あぶ刑事らしい大団円というか・・・まあ、彩夏は一度、故郷に戻ったようですが。
このとき、タカもユージも、彩夏に未練タラタラでね(笑)。っていっても、恋愛感情ではないけど。
ともかく、ユージなんかは「探偵には美人秘書が・・・」なんて台詞をね。
で、直後、その話を聞いてたわけでもないんですが、カオルがタカ&ユージ探偵事務所にやってきて、
自らを「美人秘書」いって、売り込んできてね(笑)。
それに対し、タカとユージが、
「間に合ってます!」
と、CMでも流れたやりとりがね(笑)。
そんなわけで、本編は終了。途中、昔の映像と音声が差し込まれたうえで、
近藤課長による「この、大馬鹿者!!」
なんて演出もあって、うれしかったです(笑)。
本編の上映終了後、舞台挨拶がありましてね。
この席で、仲村トオルが「あぶ探、やりましょうよ。猫を探して、最後にスナック・カオルで謎解き的な」「カオルさんも出演できるし」みたいなことを笑顔で語ってましたね。
それに対し、柴田恭兵が「断る権利がある」、舘ひろしが「バカにしてんのか?」と(笑)。
でも、「あぶ探」、ちょっと見たい。
この仲村トオルの構想が、前回の記事で紹介した「『あぶ探』とでも、呼ばれてろ~!」というアドリブにつながるわけです(笑)。
でね、この舞台挨拶のとき、予めSNSなんかで募集していた質問がいくつか読み上げられたんですが、「あぶ刑事といえば、漢字2文字のサブタイトルですが、今回の映画にサブタイをつけるとしたら?」ってものもあってね。それに対し、
原監督が「復活」っていってね。
まさに復活だろうね。前回記事の冒頭で、「さらば」より今回のほうが「あぶ刑事らしかった」といえるかもしれません、と書きましたが、そう思ったのはオレだけじゃなかったと思う。多くの観客の中で共有された認識じゃないかな?
まさに「あぶ刑事シリーズの一作品」――同窓会的な雰囲気は、いい意味で感じられなかったと思う。
とはいえ、続編は難しいでしょうね。作風、設定、ストーリー的には可能だと思いますが、主演のふたりが揃って70代だし。
次回作、80で動けるかな? 動けたとしても、80の人間がドンパチで敵を倒すというのも違和感が・・・。
まあ、そうはいっても、彩夏をアシスタントにしたタカ&ユージ探偵事務所の話も、見てみたい気はします(笑)。
カオルはスナック・カオルのママで(笑)。トオル、ナカさん、瞳ちゃんも出してもらってね。
そうそう、横浜市の広報誌で――
こんな写真が(笑)。
舘ひろし、柴田恭兵と、横浜の山中市長が対談した企画もあったんですが、ここで舘さんが、
「横浜は人も景色も潤っている『濡れた街』」
いってましてね。これ、まさにそのとおりなんですよね。舘さんとしては、そんな横浜が好き、と。
で、恭兵さんが、
「撮影の時に走り回った、ちょっとした路地も一つひとつが、横浜という街を作っているピースだと感じています」
いっててね、これもそのとおり! (笑)
まずね、横浜ってウェットな街なんですよ。単純に「海や川、あるいは運河が多い」ってのもありますが、「開港以来」「明治大正以来」「昭和以来」の景色が残ってて、どこか懐かしく、そして「必ずしも古いものを否定せず、あえて残す」といった人情というか、心意気が感じられてね。
このとき、舘さんとしては横浜の対比として、東京を「ドライな街」と表現しててね。もちろん、そんな東京も好きですが、やはりどこかウェットな横浜が好きですね、私としても(ってか、東京もいい意味でウェットな部分もあるとは思うけどね。ただ、そういう部分は横浜のほうが大きいかもね)。
また、恭兵さんがいってた「路地」、この名もなきスポット――必ずしも綺麗な建物、街並みだけでなく、汚く古い場所もあるそれらも込みで、横浜なんですよ。
つまりは「陰と陽」。あぶ刑事のTVシリーズのころなんか、陰の部分もまだ色濃かったもんです。
ま、おふたりとも横浜との付き合いは長いですからね。街に対する理解も深いですよね。
ってわけで、二回にわたり、「帰ってきたあぶない刑事」の感想を書いてみました。
もう一回くらいは、劇場でも見たいかな。
前回、「タカとユージはもう刑事ではないので、ドンパチができない」「梨花が落とした拳銃をタカが勝手に撃った程度」といったことを書きましたが、それではあぶ刑事として成り立ちません(笑)。
結局はタカもユージもドンパチやるんですけどね。彩夏やステラ救出のために向かった、海堂一派の待ち構える埠頭の倉庫街でね。
じつは海堂一派としては偽旗テロを計画しててね。県警幹部もそれを察知してはいたんですが・・・利権が絡んで躊躇しとったんですよ。そこをトオルが、どうにか幹部たちを動かしてね。「委嘱状発行」という形で、タカとユージのふたりが臨時に刑事となり、銃の携帯と使用が許されることに。
ついでに、レパードもね(笑)。トオルが運転してきて、ユージに引き渡してました。
まあ、あとは「あぶ刑事名物の銃撃戦」ですよね。
まずはユージによる軽快なガン・アクション。彩夏を庇いつつも、お得意のランニング・ショットを披露してくれましたね。
そして、こちらも「あぶ刑事名物」――タカによるバイク・アクション。
この際、ユージが彩夏に対し、
「タカのショータイムだ」
って呟いてね。
まさに、このあとはタカの見せ場でしたね(笑)。
バイクを走らせながら、ショットガンをぶっ放してね。対する海堂も、車を走らせながら発砲してきてね。
で、すれ違いざまに勝負は決まりました。
直後、車ごと海へと落下する海堂――。
そのあとはね、あぶ刑事らしい大団円というか・・・まあ、彩夏は一度、故郷に戻ったようですが。
このとき、タカもユージも、彩夏に未練タラタラでね(笑)。っていっても、恋愛感情ではないけど。
ともかく、ユージなんかは「探偵には美人秘書が・・・」なんて台詞をね。
で、直後、その話を聞いてたわけでもないんですが、カオルがタカ&ユージ探偵事務所にやってきて、
自らを「美人秘書」いって、売り込んできてね(笑)。
それに対し、タカとユージが、
「間に合ってます!」
と、CMでも流れたやりとりがね(笑)。
そんなわけで、本編は終了。途中、昔の映像と音声が差し込まれたうえで、
近藤課長による「この、大馬鹿者!!」
なんて演出もあって、うれしかったです(笑)。
本編の上映終了後、舞台挨拶がありましてね。
この席で、仲村トオルが「あぶ探、やりましょうよ。猫を探して、最後にスナック・カオルで謎解き的な」「カオルさんも出演できるし」みたいなことを笑顔で語ってましたね。
それに対し、柴田恭兵が「断る権利がある」、舘ひろしが「バカにしてんのか?」と(笑)。
でも、「あぶ探」、ちょっと見たい。
この仲村トオルの構想が、前回の記事で紹介した「『あぶ探』とでも、呼ばれてろ~!」というアドリブにつながるわけです(笑)。
でね、この舞台挨拶のとき、予めSNSなんかで募集していた質問がいくつか読み上げられたんですが、「あぶ刑事といえば、漢字2文字のサブタイトルですが、今回の映画にサブタイをつけるとしたら?」ってものもあってね。それに対し、
原監督が「復活」っていってね。
まさに復活だろうね。前回記事の冒頭で、「さらば」より今回のほうが「あぶ刑事らしかった」といえるかもしれません、と書きましたが、そう思ったのはオレだけじゃなかったと思う。多くの観客の中で共有された認識じゃないかな?
まさに「あぶ刑事シリーズの一作品」――同窓会的な雰囲気は、いい意味で感じられなかったと思う。
とはいえ、続編は難しいでしょうね。作風、設定、ストーリー的には可能だと思いますが、主演のふたりが揃って70代だし。
次回作、80で動けるかな? 動けたとしても、80の人間がドンパチで敵を倒すというのも違和感が・・・。
まあ、そうはいっても、彩夏をアシスタントにしたタカ&ユージ探偵事務所の話も、見てみたい気はします(笑)。
カオルはスナック・カオルのママで(笑)。トオル、ナカさん、瞳ちゃんも出してもらってね。
そうそう、横浜市の広報誌で――
こんな写真が(笑)。
舘ひろし、柴田恭兵と、横浜の山中市長が対談した企画もあったんですが、ここで舘さんが、
「横浜は人も景色も潤っている『濡れた街』」
いってましてね。これ、まさにそのとおりなんですよね。舘さんとしては、そんな横浜が好き、と。
で、恭兵さんが、
「撮影の時に走り回った、ちょっとした路地も一つひとつが、横浜という街を作っているピースだと感じています」
いっててね、これもそのとおり! (笑)
まずね、横浜ってウェットな街なんですよ。単純に「海や川、あるいは運河が多い」ってのもありますが、「開港以来」「明治大正以来」「昭和以来」の景色が残ってて、どこか懐かしく、そして「必ずしも古いものを否定せず、あえて残す」といった人情というか、心意気が感じられてね。
このとき、舘さんとしては横浜の対比として、東京を「ドライな街」と表現しててね。もちろん、そんな東京も好きですが、やはりどこかウェットな横浜が好きですね、私としても(ってか、東京もいい意味でウェットな部分もあるとは思うけどね。ただ、そういう部分は横浜のほうが大きいかもね)。
また、恭兵さんがいってた「路地」、この名もなきスポット――必ずしも綺麗な建物、街並みだけでなく、汚く古い場所もあるそれらも込みで、横浜なんですよ。
つまりは「陰と陽」。あぶ刑事のTVシリーズのころなんか、陰の部分もまだ色濃かったもんです。
ま、おふたりとも横浜との付き合いは長いですからね。街に対する理解も深いですよね。
ってわけで、二回にわたり、「帰ってきたあぶない刑事」の感想を書いてみました。
もう一回くらいは、劇場でも見たいかな。