カイゾーのブログ - Kaizo's Blog

くだものナイフを片手に一人悪の組織と戦いつづける少年の日記(嘘)

海辺のカフカ   村上春樹

2005-05-19 21:00:09 | 村上春樹
 村上春樹の物語は主人公に意思、目的のようなものが欠けている。そして事件は突然起こりその事件に流されるように巻き込まれていく。彼の意思とかそういったものに関係なく何かに導かれるようにそれに関わりそれを避けると言う選択肢はまるでないようだ。それが彼の哲学であり、彼の人生観なのだと思う。彼の本は小説という殻を被った哲学書のようなものだと思う。そこには意識的にか無意識的にか彼の哲学がちりばめられている。 . . . 本文を読む