カイゾーのブログ - Kaizo's Blog

くだものナイフを片手に一人悪の組織と戦いつづける少年の日記(嘘)

空中ブランコ  奥田英朗

2008-06-22 23:39:25 | その他の本
 伊良部一郎。精神科医。なぜかわからないが稀有の注射フェチ。この作品のいいところって言うのはほかにいろいろあるだろうけれど、とにかく僕は注射シーンがお気に入りなのです。ブックマークをしたいくらいに。よって私的に注射のシーンを抜粋します。

「さあ、座って、座って」着席を促された。どういうわけか、患者用スツールの前には注射台が用意されていて、それをポンポンとたたいた。いきなり注射? 公平は眉間に皺を寄せた。
「ええと・・・・・・ここ、神経科ですよね」
「うん、そう」伊良部が、歯茎を出してニッと笑った。「予備問診を見たけど、静岡から来た会社員で不眠なんだってね。通院できないのなら、最初から太い注射でも売っちゃえって。あはは」
「・・・・・・はあ?」公平は眉間の皺をいっそう深くした。
「おーい、マユミちゃん」
その声に、カーテンの奥からやけに肉感的な若い看護婦が姿を現した。手にしたトレイにはホットドックほどの太さの注射器が載っている。
「あの、まさか麻酔じゃ・・・・・・」
「ううん。ただのビタミン注射。ほら、安眠にはビタミン補給がいちばんだから」「そうなん・・・・・・ですか?」
 疑問をはさむ間もなく、左腕をゴムチューブで巻かれた。マユミという看護婦が注射器を突き刺す。「痛てててて」思わず声をあげた。看護婦が身をかがめる。胸の谷間がくっきりと見えた。香水のいい匂いもした。ふと横を見る。伊良部が顔を上気させ、針が皮膚に刺さった箇所を凝視していた。公平の眉間の皺が、一円玉がはさまるほど深くなる。東京の医療はこうなのか? 自分の常識が不安になった。

 誠司はシルクの白シャツを素肌に着ていた。もっとも刺青を抜きにしても、堅気には見えない風体なのだが。
 伊良部は平然と微笑んでいた。普通、相手がやくざとわかれば身構えるものだ。怖くないのか?
「先生も彫ってみます?」いっそう声を低くした。
「いいよ、痛そうだし。それより注射を打とうか。おーい、マユミちゃん」
 その声におくにカーテンが開き、ミニの白衣を着た若い看護婦が現れた。手には注射器を持っている。椅子から転げ落ちそうになった。箸よりも、包丁よりも、さらに怖いのが注射器なのだ。
 たちまち汗が吹き出る。「せ、先生。おれはね、実は先端恐怖症なんですよ」不覚にも声が震えた。
「あ、そう。それはついてるね、克服するいいチャンスじゃない」
「えっ? いや、その、だからね・・・・・・」舌がもつれた。
 伊良部は立ち上がると、誠司のうしろに回り、上半身を抱きかかえた。「大丈夫だって。ただのビタミン注射だから」
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ」

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5 コメント

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ロ-ション夫人おそるべし (バックマン)
2009-12-23 03:07:45

言われるがまま乳首にチムポ押し付けて射精したら、、7万ゲト!(☆Д☆)
何でこんなに貰えたのかどんだけ考えてもわっかんねぇw( ̄▽ ̄;)w

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やっちまったなぁ! (お猿)
2010-01-18 03:12:17


ちょw ここに元カノがいるんだけど(´vωv`;)
一発セクったら3万出すとか何だよぉお!!!!!!
こんな金持ってんだったら別れなきゃ良かった・・・(´Д`)
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みんなホントにオナ鑑だけなの? (どぴゅ)
2010-01-25 08:28:13

相互オナって約束だったけど、いざとなるとやっぱガマン出来ねw


まー相手もチ○ポ欲しがってたし結局セクったんだけど、
つーいウッカリ中 出 ししちゃったo(〃^▽^〃)o
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パイ揺れエローw(o ̄▽ ̄o) (かずき)
2010-02-20 14:49:55

噂通り理穂ちゃんの濡れ具合ハンパねーな・・


挿入したらチムコにねっとり絡みつく名 器ぶりw
気持ちよすぎてキジョーイん時大声で叫んじまったよ(。◇。*)
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映画館にて (国際派)
2010-02-22 06:13:23

今日は映画館に出張してきましたぞ(笑)
後ろの席とはいえ、まさかあんな大胆に猥褻行為してくるとは。。。



せっかくだから3Dメガネかけてチチ揺れ見たけど、
やっぱりチチは飛び出さなかったです(爆)
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