「でも残酷な儀式よね」と、沙恵は言った。「死んだ人の骨を家族に拾わせるなんて。何のためにそこまでしなくちゃいけないのかしら」
「あきらめるため・・・なんじゃないか?」
と暁が言うと、二人はよく似た顔を上げた。
「骨まで拾わされりゃ、あきらめないわけにはいかなくなるだろ」
美希は、壺の蓋を元に戻してため息をついた。「確かにね」
「なんだってそんなもんさ」と、暁は言った。「行き止まりまで見届けない . . . 本文を読む
村山由佳さんの処女作なんですけど。たぶん。なんで僕がこんなものを読む気になったかと言えば単なる気分転換です。まあ作者が未熟といえばそうなのかもしれないけれど、なぜ最後にあんな急展開でヒロインを殺さなければならないのかが意味不明。少し添削してあげたい気分ですが、そんな時間もありませんし、あったら作者自身がしてるんじゃないでしょうか?でも恋の部分がしっかりと書けてる分、愛の部分があまりにも薄い気がし . . . 本文を読む