








今日のタイ王国の新聞のひとつです。昨日の夕方、国王陛下のご遺体がシリラート病院から王宮に移される時には、34度C位の中、沿道には市民が溢れていました。
アユタヤでも喪服を着ている人、黒いシャツ、Tシャツを着ている人が多いです。近くの学校は勿論半旗です。テレビは黒バックにアナウンサーが黒服(喪服)というどうしようもない画面。番組は、王様の回顧とか、バンコクの棺の様子と30人の高僧達の読経、お参りする人の様子とかがほとんどといった感じです。
服喪期間は30日。読経とかは100日でしょうか。そして、葬儀(火葬)は1年以上先になるでしょう。棺は縦型の壺のような形のものに装飾が付いた金色のものです。以前、バンコクの国立博物館で説明を受けた時には、こうして棺に安置されると、やがて遺体から汁のようなものが出てくる、それを受けておいて処置していると(捨てるのではなく、その処置は後継者がする)、やがてミイラ状態になる。国王の場合はそのまま1年は置いておいてから火葬をするのです。という話でした。……今も同じかは?ですが。火葬が1年位は先というのは今もそうです。国王だけでなく、王族の場合も火葬まで長くおきます。
王子殿下がすぐに即位するのは控えると言い出されているので、現在、プレム枢密院議長が議長を辞めて(兼職は法律で禁止)、摂政に就任されたとのこと。プレム氏はなんとおんとし96歳です。
今後のタイ王国がどうなって行くのか、政治や経済が荒れなければ良いのですが……
もう一度、 プーミポンアドゥンラヤデート国王陛下 に対し 心からご冥福をお祈りいたします。 合掌。
