

この際、プラユット陸軍司令官は、通常の謁見ではなく、書簡によって国王様に報告をしています。それに対して、国王様からの使者が、王令を携えて‥‥‥という形になりました。これは、国王様が高齢であるという事と、国王様をなるべく国民の対立の中に巻き込まない様にする為であろうと考えられます。
出頭命令には更にビジネスマン、文化人等42人が追加されて、240人となりました。拘束を解かれている人もいるようです。インラック元首相も解放されて、しかし国外渡航は禁止されて、軍の監視付きの状態の様です。反政府デモの主催者のステープ元副首相は解放されましたが、2010年のバンコク騒乱について殺人罪で起訴されている為、検事と面会。この件については、60万バーツの保釈金で保釈となる。また、他の13名と共に今回のデモについて国家反逆罪に問われることに。一方、政府側のデモ隊の首謀者はまだ拘束されています。
反クーデターデモは、今の所、それ程拡がりを見せていません。軍は暴れる者の逮捕と武器の押収を続けています。
また、インラック政権の時に立ち往生となっていた、政府による米の買い取り制度の未払金が農民達に支払われ始めました。この支払いの為に政府は借り入れをする必要が有ります。
夜間外出禁止令はまだ続いています。





