陽炎本舗

助産師えりつぃんの徒然日記。

ささいなことをつらつらとお祭り娘がつづります☆

研修。

2007年09月23日 14時27分24秒 | Weblog
今週は救急看護の研修でICUとCCUに行ってきました。

そこにいる患者さんは、



毎日を
一分一秒を

命がけで生きていました。



その人たちに恥じない生き方をしたいと思いました。





そして、昨日、母体搬送依頼がありました。

1人目は29週で破水した妊婦さん。
かかりつけは違う病院。
うちの病院は32週以降又は、赤ちゃんの推定体重が2000g以上からしか看ることはできないためあえなく断りました。

2人目は27週の陣発した妊婦さん。
うちがかかりつけなため、受け入れをして搬送先を探すことになりました。
推定体重は1000gで子宮の出口が4-5cm開いていました。
破水したら確実に生まれる。でもうちではその赤ちゃんを助ける力はありません。
薬を使って陣痛を抑制しながら、
埼玉県内の病院、都内の病院、群馬に栃木、長野まで搬送先を探しましたがどの病院も受け入れできず…
あえなく勤務交代の時間となり、次のスタッフさんに申し送りました。


どんなに不安でやるせない思いをしているか

無事に生まれてくることが当たり前と思われているこの場所で

それはけして当たり前のことではないことを教えてもらいました。



不可能だけれど

大切な人を失うなんて

そんな思い、誰もしなければいいのに。