KAGEブログ 光あるところに影がある

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アニメ『謎の彼女X』第3話「謎の試験管」

2012-09-22 23:42:50 | 謎の彼女X
ちょっと前回から間が空いてしまいましたが、時間かかってもこれはやり遂げる予定ですよ。

て事で、アニメ『謎の彼女』3話目について。

第3話「謎の試験管」(原作:単行本1巻第3話「謎の試験官」&第4話「謎の、風が強い日」)
脚本:赤尾でこ 絵コンテ:小島正幸 演出:中智仁 作画監督:坂本千代子、平野勇一


原作も読み切り&新連載1回目よりページ数が落ち着いた事もあり、この回から原作2回分を再構成してアニメ化というのが基本パターンに。
そして重要キャラ、丘歩子初登場(正確には1話からきちんと教室にいますが)。なんだけど、この回では上野に彼女が居るという事が発覚する、そのためだけの出演。
丘さん初登場ですが、セリフは上野とのキスを椿に見られて「あっ」って驚いた1言だけ。出番もアバンタイトルのみです。

上野と丘のキスを偶然見つけた椿に、上野が自分と丘が付き合ってる事は皆には内緒にしてくれと頼んで、丘の唇アップでオープニングへ。
しかしアバンでの丘の唇アップはなんなんだw やたら丁寧な作画だし。

テレビ放送版ではこの3話目からOP完成版(の筈)
2話との大きな違いは主に止め絵だったとこが動く様になった点。自転車が倒れていく様になったり、改札でのモブや卜部と椿が出会うとことか。
細かいとこではOPが始まる時の火花みたいなとこが少し色が変わってたり、レモンを持つ卜部や、電車に乗った卜部と椿に射してる光の角度が変えられてます。(顔に邪魔にならない様にしたみたいですね)
全然違うのが、2話では単に夕暮れだけのシーンだったのが卜部が階段を上ってく場面になったところ(♪ほらね、振り返るたびに~、のとこです)
この場面は原作者の植芝理一先生お気に入りだそうです。卜部の「トテトテ感が可愛い」との事。(イベント「謎の五月祭X」の際、アフタヌーン那須利治氏が持参された植芝理一先生直筆のスケッチブック&『謎の彼女X』第9巻「原作者から見たアニメ『謎の彼女Xクロニクル』より)


その後の卜部が振り返るとこは同じですが、夕日が卜部の後ろから射してるとこが変わってました。
他、2話ではずっと夕暮れだったシーンが3話では一度青空になってレモンで画面一杯になってまた夕暮れになる形に変更。(後半の♪通じあ~う、のとこ。渡辺歩監督のクレジットが出るとこです)

OPの話で結構費やしてしまったw
んで本編。

ほぼ原作通りに進みます。
帰り道、公園に寄り道してあっさり上野と丘の事を卜部に話す椿(口軽すぎるよなあw)
そして卜部から突然「私と今、キスしたい?」と聞かれ、素直に「うん」と答える椿。
それに対して卜部は試験官によだれを入れて、今日の夜舐めてねと椿に渡す。
渡す前の高速回転は何なのでしょうか。アニメだとパンチラしていますが、原作では基本こういう時はパンツ見えません(ここはアニメでもその方が良かったかな)

よだれだけでも抵抗あった人は試験管に入れて持ち帰るって行為に更に抵抗あったでしょうなあ。
私はこの時点で既に全然平気になってました(よだれの表現はなんか凄いと思いますが)

で、また卜部のよだれを舐めて椿は夢を見るんですが、夢の中で卜部とキスします。
目覚めて次の日、卜部に会った時に、もっとお互いの気持ちが通じ合った時にしたいと卜部に告げます。
それに対して卜部も「私もそう思うわ」と。

いやー、なんかここらあたりから変態と純愛のさじ加減がいい感じ。正直、変態的要素がなかったら私、観れてなかったと思うんですが(恋愛メインの話あまり好きじゃないので)、フェティシズムと作中での本気の変態性がオブラートとして純愛ドラマを和らげる機能になってるのですなー。おかげで素直に楽しめる(和らげる面とオブラートになってる面が逆じゃないかという意見は無視w)
でもこれは自分が本当は恋愛ドラマを決して嫌いじゃない事の証明であるのかもしれない。
だって、変態要素が目立つけれど、主人公2人はびっくりする程純粋なのである。
微笑ましくすらあるもんなー、でもまだこのあたりは変態度の方が高い印象。

そして教室の軽いシーンを挟み(アニメオリジナルシーン)、掃除の場面になり尾形くん登場。
ゴミを焼却炉まで持っていく卜部の後を追う尾形くん、その姿を見つめる椿。
そこで椿に上野が話かけてくるんだけど、「この前、変な猫が」ってその話ちょっと気になるんだがw

で、卜部と尾形のシーン。
ゴミを持っていってやるよと尾形くん。
持ってもらったらスタスタ教室に帰ろうとする卜部がやっぱり変人っぽい印象ですね。
徹底的に椿くん以外には興味なしといった感じ。普通に考えたら何か用があると思いそうなもんだけど、初期の変人で何考えてるかわからない卜部らしさを印象づけるシーンでもあるなあ。

で、さすがに「1人で帰るなよ」と尾形くん。
なんと卜部に告白するのでした。
ここでアイキャッチ。



このあたりもまだ普通ですね。後半に行くに従って金子志津枝さんの変態性が発揮されていったのですなあ。

そしてCM明けていつもの日課の場面。
卜部はよだれを舐めさせた後に尾形くんから告白された事を椿くんに告げます。

尾形くん曰く卜部の事が神秘的で気になっていたと。よかったら付き合って欲しいと言われたと。
この気持ちは意外と理解出来ますけど。
可愛いけど、ちょっと変な子というか、不思議な子が気になる心理はあったなあ。
今じゃ面倒くさいので、まともな女性が1番ですがw

それはともかく、原作ではここ告白シーンがあって日課のシーンになるのですが、アニメではCM前に「付き合って欲しい」のセリフだけで、CM明けにいきなり日課シーンになり、卜部が告白されたと話始めてから回想として告白シーンが挟まれます。
細かい事ではありますが、こういう再構成の仕方がこのアニメ凄く上手いのですよなあ。
原作読み返すまで流れも原作通りだと思ってたので。勿論おおまかには原作通りの流れなんですが、実際に観る上での効果というか、場面転換をこうした方がアニメとして見やすくなるんじゃないかってアレンジが自然で上手。

んでまあ、それを聞いた椿くんは当然「俺の彼女なんだからそういう事言うのやめてくれ」って明日尾形に言うよと。
しかし卜部は「それがダメ、これは告白された私の問題だから」と。
そして家に帰ってイライラする椿くんである、とっとと自分の部屋に行ってしまい「俺っていう彼氏がいるんだからその場ですぐ断ればいーじゃん!」

さすがにこれは椿が正しいだろう!

次の日、卜部のシャワーシーン(これ原作にはないです)、パンツを見つめる卜部、風でスカートを押さえる卜部とオチへの伏線があって、尾形くんが卜部からの返事を聞く場面へ。
尾形に目を瞑ってくれと頼み、その間に自分のよだれを舐めさせます。
そして卜部は「気分はどう?体の具合がおかしいとか異常を感じない?」と訪ねますが、当然尾形くんには何の変化もなし。
それを確認した卜部は「尾形くん、あなたが私の彼氏になる事は永久にないと思うわ」

「永久」って。これさすがに尾形くん可哀想な気がするけどw

そしてまた「こういう日に風が強いと困る」とスカートを押さえる卜部のシーンがあって、椿くんとの帰り道。
不安がってた椿くんに尾形くんからの告白は勿論断ったわよと。
ホッとする椿くんへいつもの日課。すると椿くんから鼻血が・・・。
それを見た卜部は「やっぱり・・・!」、そしてゴソゴソと何か取り出し椿くんに手渡します。

「それ、今日私が履くはずだったパンツ」

大丈夫か、この作品!(笑)




更に「私、今日朝からずっとパンツ履いてないのよ」



朝からずっとパンツ履いてないからいつもと違う精神状態になってる、だから私と絆がある人がよだれを舐めればその人の体に何か異常が起こるはず、尾形くんには何も起こらなかったけど椿くんには異常が起こった、私と絆で結ばれてる男の子は椿くんだけだよ。

相変わらず超理論が展開されてます!ww

そしてそんな事言われて舞い上がってしまった椿くんは卜部に抱きつくのですが、当然パンツハサミ発動。
いや、いつもだったらそうですが、今日の卜部はパンツ履いてないため、「しまった、今日はここにはないんだった・・・」

んで今回はカバンからハサミ取り出して、「勝手に抱きついちゃダメでしょ」と頭をハサミの柄のところでコツン。
なんか可愛いなw

そして卜部が椿くんの手を引っ張って「行こう」と2人で手をつないで帰ります。
ここで終わってりゃ微笑ましいだけ(そうでもないかw)なんですが、椿くんはパンツ明日返そうとポケットにしまった上に(原作ではこれがオチ)、最後は卜部のスカートが風でめくれてそれを見た椿くんがまた鼻血出して終わりwww(シルエット画です)

椿くん、鼻血出しすぎではww
まあわかりやすいオチで良いのではないかと。
ていうかパンツは返そうよ(笑)

しっかし、アニメだけ観てた人は毎週毎週高度なフェティシズムに呆気にとられてたのではないでしょうか。
いや原作読んでも同じかw
ダメな人はダメでしょうが、面白さを理解出来ると楽しくて仕方ない作品だと思います。

この初登場では数少ない重要キャラになるとは思わなかったという方も多そうですが、次回はいよいよ丘さん活躍し始めます。、丘さん出てから更に面白くなったなーと思います。

1回も今回はイマイチだったなと思ったエピソードはなかったですけどもね。

ところでそろそろBlu-ray&DVD購入者抽選イベントが当選したかどうか気になるなあ・・・。
当選するといいなあ。




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