KAGEブログ 光あるところに影がある

更新する気があるんだかないんだかレベルの更新頻度(笑)
時々は更新する予定。

アニメ『謎の彼女X』第4話「謎のガール・ミーツ・ガール」

2012-11-11 22:05:25 | 謎の彼女X
3話からだいぶ間が開いちゃいましたが、今回はアニメ『謎の彼女X』第4話について。
初登場は前回でしたが、活躍し始めるのはこのエピソードからの丘さん回です。

第4話「謎の試験管」(原作:単行本2巻 第7話「謎のガール・ミーツ・ガール」&第8話「続・謎のガール・ミーツ・ガール」)
脚本:赤尾でこ 絵コンテ:誌村宏明 演出:江島泰男 作画監督:をがわいちろを


原作が2巻収録の7話&8話なのは間違いないのですが、アバンの椿と上野のやり取りは5話「謎のプール開き」冒頭の部分を元にしてます。上野がニヤニヤしてる理由が水着じゃなくて体操服という点が違います。
こういう形でこのアニメ作品は原作のエピソードを違和感なく混ぜてシャッフルしてるとこが結構あります。
勿体無い感じもするのですが、やりたいエピソードはとにかくやってしまうという潔さも感じるとこですねえ。
そして相変わらず昼休みに寝てる卜部に丘が「良かったら一緒にお昼ごはん食べない?」とやってきたとこでOP。

この話は、丘役の広橋涼さんは結構悩まれたそうで、アニメより先に限定版単行本付属ドラマCDがあったのですが、そちらは8巻のエピソードを元にしていて、丘と卜部は既に仲良くなってる頃なのです。
なのに出会いの場面を後から演じるという事が悩んだ原因だったそうです。先に仲良くなってるエピソードをやってしまってるから、出会いの新鮮さを表現するのに考えたとか(新宿ロフトプラスワン最終回イベントでの広橋涼さん発言より)

そして当然の様に「お昼は食べないのよ」と素っ気ない卜部。それでもまだ丘は「眠るのを邪魔しないからあなたのそばでお弁当食べていいかしら?」と。
卜部は「好きにすれば?」と言ってまた眠るのだが、美味しそうな匂いに釣られて目が覚める。丘が「食べてみる?」と玉子焼き、海老の春巻き、きんぴらごぼうのベーコン巻き(ここから始まった!w)を卜部に食べさせる。

この段階では丘はちょっと変わった卜部に興味を持った少し謎の女の子って感じ。不穏な空気も匂わせる。
日課のシーンになって、引いた画面になると、それを見ていた女の子の姿が・・・(この展開でこれが誰だかわかんない人もいないとは思いますがw)

次の日、体育で男子が柔道のシーン。これは以前も触れましたし、広橋涼さんや入野自由さん、梶裕貴さん等もイベント他で発言されてましたが、男性レギュラーが少ないため、ガヤを入野さんと梶さん二人だけで演ったという場面ですね。かなり色々なパターン録ったのに全然聞こえないのがあるとも仰られておりましたw
で、女子はリレー。ここで卜部が転んで膝をすりむき保健委員である丘が保健室へ連れて行くのです。
そこで丘がジュースを卜部と回し飲みした事で丘にも卜部と同じ場所に傷が!
なんかオカルトみたいな展開になってきたが、そのシステム自体は解明されませんw
つーか、どうでもいいしw
丘が「なんで?」となったところでアイキャッチ。



この回はメインである丘が描かれました。全話通して唯一、卜部が描かれなかったアイキャッチでもあります。
しかし口に絆創膏って凄えなあw
で、この話からアイキャッチは色々おかしくなっていくのですねw
あとこれ今観ると数字は身長の設定っぽいですね。丘は唯一原作でも身長設定がハッキリしてるキャラです。

ちなみに3話の卜部もこんなでした。記事書いてて気付いた。



アニメの卜部は身長161cmくらいって事か。

さて、自分はこの話の時点で該当の原作は読んでたのですが、それでも動くと印象が強烈になるのも確か。
これ以後の丘のエキセントリックさがまだあまり出てない、卜部との初接触でよそよそしい丘ってのがむしろ新鮮に見えたりも。

更に卜部は自分の手にカッターで傷をつけてまで、丘と何かつながりがあるかを確認する。
そこまでするのに丘の「友達になりたい」という要望は拒むのです。
そして2人の日課を見てしまった事を卜部に伝え、よだれの絆についても理解する。
つーか、理解早いよなー、丘さん(笑)

次の日あらためて、丘は卜部によだれを舐めさせ、椿との進展具合を当てるのであった。
そこで卜部のお腹が鳴り、今までお昼はお腹が空かなかったのに、この前食べてから体のリズムが変わっちゃったみたいと。
「だったらこれからお昼は私と一緒にご飯食べない?」と丘。

卜部と丘が仲良く弁当を食べてる姿を見てる椿と上野というシーンで終わり。
食べさせてたのはウインナーのベーコン巻きでしたw

この話だけでは丘がこの回だけ目立つキャラクターなのかどうかわからなかった方も多いと思うんですが(上野の彼女という事でサブレギュラーだろうとは思っても)、この回以降、重要キャラとして大活躍するのはもう皆様御存知の通りですね。
それにしても、よだれで傷まで伝染するんじゃもううかつに何も出来やしない気がするよなあw
まさかの女子メイン回でしたが、このよだれで繋がるキャラクターが椿だけじゃなく、しかも女友達であるという事で益々面白くなっていったのは確か。
この作品って、キャラが少ない分、関係性が分かりやすく、描写が丁寧で見やすいのですよね。
そういう点も年配視聴者に受けた要因だと思われます。自分もですが。
原作よりも上野の出番が多くなってたりしますが、そういったアレンジも自然。監督が本当に原作好きなんでしょうなあ。
しかしEDのクレジット観ると本当に男性2人だけ。もっとも女性も役名あるのは2人だけですが。(「女教師」ってのは役名に入れませんw)
まあ、元々登場人物自体少ないのですがね。だからこそせわしなさがなく、物凄い濃い作品なのに、色々な要素を詰め込まれてる様な息苦しさは感じない。
放送当時の感想では「毎週新たなプレイが出る」等とも書かれてましたが、この後の回もその期待を裏切らず突っ走っていくのでした。

あとこの回では椿くんの夢の中の卜部がまたツボでした(笑)



夢の中でしか有り得ない卜部がいい感じw
また椿くんが思春期男子の妄想全開でいいのだよなあ。

この話では丘はかなり卜部にも椿にも遠慮してる面が見受けられますね(後の対応考えると信じられませんがw)
勿論ほぼ卜部とのファーストコンタクトであって、その後は段々仲良くなっていってからこそのやり取りな訳ですが。
もっともこの回の次回予告で既に丘さんらしさを視聴者に伝えてますけどねw
あと今回完全に男性陣は脇役。上野と椿のやり取りや原作にない柔道のシーンが増えてるのは、男性メンバーの出番を増やすってのもあったのでしょうか。
よだれには慣れてきても、本当に毎回の様に意表を付く展開が続く作品で、観てて飽きなかったですねえ。



しかし、このペースだと全13話についていつ書き終わるかな^^;