KAGEブログ 光あるところに影がある

更新する気があるんだかないんだかレベルの更新頻度(笑)
時々は更新する予定。

『SSSS.GRIDMAN』全12話見終わりました。

2018-12-30 14:38:14 | 特撮
『SSSS.GRIDMAN』全12話を見終わりました。
私は勿論、『電光超人グリッドマン』をアニメ化という興味から見始めたわけですが、とても素晴らしい作品だったと感じています。
でなけりゃ久々にブログ書こうなどとは思わない。
つまり、語りたくて仕方ない作品だという事。
第1話視聴時点では興味深くはあっても、少し展開がかったるいかなと思っていましたが、回を追うごとに次の話が楽しみで仕方なくなり、『ウルトラマンR/B』や『仮面ライダージオウ』と共に毎週欠かさず観る作品となっていました。
惜しむらくは昨今の深夜アニメの悪しき慣習ともいうべき1クールだった事。
せめて2クールあれば、もっと六花と裕太のやり取りや、内海の鬱屈をもっと掘り下げられ、アカネの作り出す怪獣をもっと観られたかもしれないというのに。
しかし、そこは言っても仕方がない。
短かったからこそあそこまで、濃い作品になったとも言えるし。
私がこの作品の何処に最も惹かれたのか。
色々な要素はある。
身勝手ながらも、気持ちはわからなくもない他人を消す動機に自分の過去も少しだけオーバーラップしてしまうアカネ、清楚な見た目と芯の強さが素晴らしい六花、そのヒロイン2人のやり取り。
特撮オタクの面倒くささと悲哀を1人で背負ってくれた内海、記憶喪失ながらヒーローとしてずっと戦ってくれた裕太。
サムライキャリバーさんやボラーちゃんくん等、皆との会話が面白かった新世紀中学生の面々。
アカネに罵倒され続けながら、最後には怪獣から(怪獣のまま?)ヒーローへとなりアカネを救った、そして借りを返す礼儀を覚えたアンチくん。
作画やアングルなども特撮への愛も感じられて良かった。
いや、いちいち書いてるとキリがない。

最初の頃はアカネが消した人達は何らかで元に戻るのではないかと思ってた。
が、消された人間は二度と返ってこず、アカネを精神的に追い込む事ともなった。
本当にアカネを救う物語だったのだなと思う。

アレクシスの最期の悪役っぷりも見事だった。
特に11話、六花がアカネに「アカネは私の事どう思ってるの」と問いかけ、アカネが「あたしは…」と何か言おうとした瞬間、「どうでもいい話の最中に失礼するよ」と現れるあのシーン!
視聴者全員からきっと、「お前、そこで入ってくんなよ!」と邪魔者扱いされた事であろう。
そこできっと急激にラスボスの風格が現れたと思いますよ、ええ。
ネットラジオで六花の声優さんも「どうでもいい話ってなんだよ!」と怒っておられました(笑)

そして迎えた最終回、アクセスコードが「グリッドマン」、皆がアクセプターを腕に装着、全員(アンチくんも!)でアクセスフラッシュして現れたのが、真の姿となったグリッドマン!
て、そのデザイン、電光超人グリッドマンじゃん!
その姿のバックに流れる『電光超人グリッドマン』のOP「夢のヒーロー」!
いや、それダメだよ、反則だよ、燃えるに決まってんでしょそんなもの。
しかもオリジナル楽曲!『SSSS.GRIDMAN』OPシングルのカップリングとなってるカバーじゃなくて、紛れもなく『電光超人グリッドマン』のオリジナル主題歌!
話によれば雨宮監督がどうしても最後にオリジナルの「夢のヒーロー」を流したくて色々調整したのだとか。
そして、アレクシスとの死闘で力尽きたかに見えたグリッドマンは自分の本当の役目を思い出す。
『電光超人グリッドマン』でお馴染み(つーか、もう電光超人グリッドマンでしかない)壊れたコンピューターワールドの修復と、人の心を浄化させるフィクサービームを放つ。
バックに流れるのは『SSSS.GRIDMAN』OP「UNION」!
もう完全に特撮ヒーローだ、これ。

そして、アカネは救われ、別れの時。
アカネと六花の別れのシーン、もう余計な事は言わない。
本当に素晴らしかったです。
あの「私はアカネと一緒にいたい、どうかこの願いがずっと叶いませんように」というセリフ。
「これからまたずうっとドラえもんといっしょにくらさない」に匹敵する名セリフ。
「ずっと叶いませんように」のとこだけ六花の声が震えているのがまた切なさを加速させるのでした。
バックで流れてるのは『電光超人グリッドマン』ED「もっと君を知れば」のピアノインスト、泣かしに来すぎでしょう。それしかない選曲でもあるけど。

2人をそっと影で見てるだけの内海。
内海、いい奴だよお前は。
そしてグリッドマンと皆との別れ。
別れの場所がまた『電光超人グリッドマン』で、グリッドマンがいつも居た場所だよ…。
もう卑怯なほど原典リスペクト。というかこれはアニメではあっても間違いなく『電光超人グリッドマン』のエピソードであったのだ、きっと。
最後、実写になりアカネが目覚める。
そう、色々な考察されてるけど、このアニメはアカネが作り出したコンピューターワールド内だったんだと自分は思う。
だから自分の場所に帰ってきたアカネは実写なんだ。
でも、例え誰かが作った世界でも、そこにいる人間には自我があり、世界は続いていくのだ。
神様はそこにいちゃいけない。
きっとあの世界はアンチくんと二代目アノシラスが守ってくれるだろう。
そう思ってる。

本当に素敵な作品でした。
このエントリーのカテゴリはあえて「特撮」です!


東映特撮ファンクラブについて

2015-10-10 10:48:58 | 特撮
今月から始まったスマホ専用アプリ、東映特撮ファンクラブについて色々思う事があったのでまとめます。
まず、このアプリのリリースは確か8月くらいには発表されていて、その段階で「ほぼ全ての東映特撮作品を配信」、「会員にはイベント等のチケット優先販売」などが目玉として宣伝されていました。
で、問題は「ほぼ全ての東映特撮作品を配信」というところ。
「全ての作品」とは言っても「ほぼ」だし、実際映像がなくなってる古い作品もあるしで実際には難しいだろうなとは思っていて。でも無料でやってるYouTubeの配信よりは作品数も多くするだろうし、配信期間も長めにはしてくれるだろう、何より好きな時に好きなエピソードが視聴出来るのはいい。と、ソフト化されてなくて、他での配信もない観たい作品あったら月960円払ってもいいなと思ってリリースを結構楽しみに待ってました。
メルマガも登録し、小出しにされた情報でメタルヒーロー全作配信、不思議コメディ10作品配信を謳っており、期待も高まったのです。初月には100作品見放題スタート。
で、リリース開始した10月1日に登録しようとしたらiPhoneからだと登録出来ない障害発生。結局、障害が解消された2日に有料会員登録しました。まあこれはAppstore側の問題かもしれないから、ひとまず仕方ないと諦めて、サービスを早速堪能しようとラインナップ眺め、今のところYouTubeやニコ動での配信もなく、ソフト化もされてない不思議コメディの『どきんちょ!ネムリン』を最初に視聴しました。
他は唯一のモノクロ作品で配信されてる『悪魔くん』、ソフト化はされてるけど、配信もCS放送も最近はない『コンドールマン』を視聴。あまり視聴作品増やすと大変だからと、とりあえず3作品観終わったらまた次何観るか考えようと思ってたところ。
なんと見放題作品100作品の内、56作品を11月6日で配信停止するとアナウンスが。
いや、私も大人なのでさすがにずっと同じ作品を見放題で配信し続けるとは思ってなかったが、配信停止が早すぎる。この期間で作品見終わる人どのくらいいるのよ?

しかも昭和ライダー全作品、ジライヤ以外のメタルヒーロー、ゴーゴーファイブまでの戦隊、ちゅうかなぱいぱい、いぱねま、ポワトリン以外の不思議コメディが配信停止。ぱいぱい、いぱねま、ポワトリンなんて他で配信もあったしソフト化もされてるし、ソフト化されてない作品を観たかったこっちの気分はかなりガッカリであった。

テレ朝で事前宣伝番組のMCやってた鈴村健一さんも『ペットントン』配信をあんなに喜んでいたのに。

昭和ライダーは他の配信サービスでも観られるけど、それでも複数の動画サービス登録するより同じアプリで観られるままの方がいいわけで。YouTubeで無料配信もしてるけど、毎週更新だし、観たい作品がいつ来るかわからないし。見放題サービスのいいところは何度も書くけど、「好きなエピソードを選んで視聴出来る」ところだ。
それに来月6日配信停止予定になってる初代の仮面ライダーなんて全98話だし、ゴレンジャーも全84話だぞ。DVD購入する余裕はないけど、月額料金なら何とかなるからこれで全話観ようとしてた人とかいるかもしれないし、そういう人が見終われる話数と期間か、これ?
そうでなくても50話前後の作品が多いのに。
そもそも11月6日って半端な日付で配信停止予定なのも何?
月額料金制サービスなら普通11月いっぱいじゃないの?
これがわかって来月から有料登録しようなんて人はまずいないでしょう。

さて、ここまでで色々アナウンスや宣伝に問題があった事がわかる。
まず、「見放題」を1番の売りとして宣伝していた筈。
となるとユーザーの感覚としては先行してる配信サービスの見放題の様なものだと思う訳です。
バンダイチャンネルとかU-nextとかdtvとか色々ありますが。
それらは基本期限なしか、または期間限定配信の場合はきちんと注釈を記載してある。
バンダイチャンネルは見放題からはずれる作品は「もうすぐ終了」と期間を書いてくれるし。
TBSオンデマンドも期間が決まってる作品は何月何日までときちんと記載してくれてる。
それでも1ヶ月程度で配信停止する作品はなかったと思うが。
東映特撮ファンクラブは配信期間を最初に明示しておらず、有料登録した後に11月6日で配信停止とアナウンスしたのですよ。これはマズイ。
サービス開始記念の企画で100作品見放題だったそうだが、当初は肝心のアプリ内にその事が記載されてなかった。
東映特撮ファンクラブの事をとりあげたニュースサイト等でも書いてない。全てを確認した訳じゃないので、書いてる媒体もあるかもしれないが、しかしそれは有料登録しようとしてる人間にわかる様にしておかなきゃならない事だから、やはりアプリ内に明示しておかなければ。
いつまで観られるかわからんのに金を出す人間は普通いないだろう。
視聴スケジュールも組めないんだから。

で、調べてたらメルマガには「サービス開始を記念して」と書いてあった。
でもこれメルマガ登録してない人はわからないし、そもそもそれにも配信期間がいつまでとは記載されていない。
来月からは都度課金の作品も増やすという。月額料金払って、さらに金払わなきゃならんのか。
まあラインナップ見て納得出来るかどうかってのもあるからそこの判断は保留しとこうう。
もちろん見放題サービスの作品も新たに入れる様だが、何を配信するかは早目にアナウンスするべきだと思う。何が配信されるかわからないのに、金は払えん。

結局、配信停止については12月いっぱいまで期間延長になったので、その対応は素直に良かったと思う。
でも56作品も年内で配信停止する事に変わりはないのよね。
仮面ライダードライブのファイナルイベントを配信してくれたりゴーストの見逃し配信とかいい企画もしてくれる訳だから、どうか基本サービスの質をあげてもらいたいとこです。

あと、やはりスマホ専用ってのは有料登録を躊躇する点ではあると思う。
タブレットでも観られるけど、同一OSじゃないとそれぞれで登録しないとならないし。
この点、視聴デバイスを5つまで追加出来るdtvは本当にいいサービスだと思った。

それから毎週4話ずつ追加されて見放題になる作品も増やすとあったんだけど、それ以前やってた東映特撮BBと変わらんのでは…。月額料金払ってんのに観られる話数が限定されるのもちょっとどうかと…。



アプリ内でコラムや情報を案内するタイムラインがあって、それぞれの記事にコメントをつけられる様になってるんですが、配信停止のお知らせの時のコメント欄は罵倒の嵐で、気持ちはわかるけど複雑な気持ちでありました。物の言い方は考えないとなあー。

あと配信停止するにしたって、いっぺんにやめすぎなんだよね。
とりあえずは12月まで延長ですが。

来月以降もこのサービスを継続利用するかどうかは不明ですが、一応視聴作品を見終わるまでは利用する予定です。
その後はサービス内容の改善次第。
東映特撮ファンクラブ様、私は東映特撮の事は好きなんだから、本当にお願いします。



『マジレンジャーVSデカレンジャー』上映イベントに行ってきた。

2015-08-02 20:10:51 | 特撮
7月31日金曜日に池袋でのイベントでした。『10YEARS AFTER』の先行予約も行われていて、特典ポスター欲しさに予約しちまいましたよ。
実は当初行けないかもだったのだが、ある方のご厚意により行けたのでした。デカレンジャーメンバー6人が揃って人前に出るイベントはかなり久々と本人達も言っていたし行けて良かった。自分はデカレンメンバーを生で見るのは初めて。当時はイベントの類までは行こうと思わない人だったのです。しかし、生でその時に同じ空間に居るという事の素晴らしさに気付いてからは、出来るだけ出掛けようと思っていて、行こうと考えてたのでした。さすがに人気でチケット争奪戦はすごかったですが。
デカレン面白かったもんなあ。

最初に出来たばかりの予告編が流れたんですが、隣に座ってた女子2人組が本当に子供の頃観てた年代だったらしく、凄くワクワクして楽しそうに観てるのが伝わってきて微笑ましかった。予告でエージェントアブレラが映った瞬間に「あれ死んだんちゃうん!」とか言ってて、「うん、どういう理由で復活したかは観るしかないよ」と心の中で突っ込みました。でも本当に楽しみにしてるんだなー、ってのが感じられて良かった。

で、上映前にトークイベントだったんですが、バンとホージーが短パンというすげえラフな格好でまず謝罪の言葉からw 会場大ウケでしたが。
ホージーは更に坊主頭になっており、「こんな頭ですみません」とも。なんか戦争扱ったドラマ出演の関係で坊主にしてたらしいです。そのドラマ観てなくてゴメン、ホージー。
他はウメコとジャスミンへの男性ファンからの声援が物凄かった。
2人共可愛いもんなー。制服のスカートが短い事をやたら言っておりましたが、2人共全然今でも大丈夫よ!
テツは相変わらず消極的で他メンバーからよく突っ込まれてました。
あらためてウメコはちっちゃいんだなーとも思いましたね。ヒール履いてるのに1番背が低いの。
ま、男性陣の背が高いから差が際立っちゃうってのはある。
センちゃんが進行役で思ったよりスムーズだった様な。

まあ、とにかく楽しかったです。大画面で観るマジレンVSデカレンてのも良かったし、他の人の反応がわかるのも面白い経験でした。この頃は劇場公開してないからねー。
DVD上映だったので、さすがに大画面での画質は少しきついものがあったけど、内容は充分面白かった。
デカレンはいいねー。いやマジレンもいいんですが私デカレンが好き過ぎて。21世紀の戦隊シリーズの中で1番好きかも。

そういやドギーの声やってる稲田徹さんも客席におられたそうで。
https://mobile.twitter.com/trombe_boss/status/627110857198080000


また、今回は出演者のファンであるという方と同行させていただいたのですが、お話させて頂き色々と違った方面からの楽しみ方や問題点も知れて面白かった。
自分はキャスト目当てで観るってのがゼロではないけど殆ど無い人間なので、新鮮でした。
特撮そのものが好きって人としか余り交流なかったんだなー、という事も実感。勿論それはそれで楽しいし、ありがたい事でありますが。

あらためて自分がエンターテイメントに求めてる1番大きな要素は何かというのも考えたりしましたが、今回はそういう話じゃないので別の機会に考察しよう。

ともかく、デカレンメンバーを生で観れて楽しかったー!
完成上映会も発表されたし、この先の金銭のやりくりとスケジュール考えんとなー。


「特撮」の定義と自分の愛するジャンルを理解してもらう事の難しさ。

2015-03-15 12:21:00 | 特撮
さて書こうかどうしようか悩んだ末に書く事にした。

前提としてある方のTwitter発言でかなり引っ掛かる事があり、直後に自分は簡単な考え方を述べて終わった事である。その方はその方で自分の大好きな存在をもっと知ってほしいという思いで発言されただけで、悪気はない事も解ってるので、その方がどうという話ではない。
ただ、それから何日も経つのにその時の事が気になったままなので、自分にはスルーし難い何かが引っ掛かったままなのだろうと自分をスッキリさせるために放置状態のブログを久々に書く事にした。

ある方から某アーティストのライブに1度いかがですかというレスをもらったのです。それは全然問題ない。自分が気になったのは、その方のライブに行くと「○○風特撮を見られるかもしれませんよ」という発言された事。
皆様は何が気になったのかわからないかもしれません。
そのあるアーティストのライブに行くと何か映像作品が上映されるらしく、それが「○○風特撮」という事であるという。

まず断っておくと、私は変身ヒーローや怪獣、巨大ロボット、怪奇ドラマ、パニック映画、スペースオペラ問わず「特撮」という手法、そしてそのジャンルに愛着がある。多分映像表現の中で1番好き。
昨今ではどうしてもテレビの変身ヒーロー物がメインのジャンルになってる感はあるが、それも好きではあるので、そこはひとまずいい。

レスくれた方も私が特撮好きなのは知っている。なら別にその発言何も問題なくないか?と思われるかもしれませんが、その時に(正直に書いてしまうと)何かが気に触ったのです。
で、「何か」について簡単にその後自分の考えをツイートしたのだが、どうもどうしてもスッキリしない。
何故か。
多分今思うと自分の好きなジャンルを「誘いのダシ」に使われたという事がひとつ。
そして「○○風」という表現をされた事がひとつ。
「特撮」、もしくは「特撮っぽい映像」なら何でも食いつくと思われてるのかと感じられた事。
(こういうのが好きならこういうのも好きだろうという判断は結構危険だったりする、意外と地雷)
更にそれは本当に私が好きな「特撮」のカテゴリーで語られるモノなのかという疑問。

くりかえすが、私にとって「特撮」は最も愛着ある映像表現である事、かなりコダワリのあるジャンルであるといった面はかなり大きい。
その方は私が特撮好きなのは知っているが、御自身は特撮にさほど興味がない方である。勿論それ自体は問題ではない。自分も人がよく話題にしてるモノで興味が薄いモノ、よく知らないモノは多い。ただ今回はそれが私にとっては最も愛着あるジャンルを軽く扱われた様に感じてしまった原因だったかと思う。更にしつこく言うが相手に悪気がない事は理解している。その方も自分の最も愛情を注いでる対象の良さを解ってもらいたかっただけである。
ただ、それでこっちの最大に愛着あるジャンルを簡単に扱われたくはないのだ。(そんなつもりではなかった事も理解してる。でも私は自分でもびっくりするくらいこの発言が気になったままなのだ)

特撮に限らないが、たとえば自分の好きな作品を「○○風」の「○○」の中にあてはめてみて、その「○○風作品」を観たいと思うかどうか。簡単に言うと、「仮面ライダー風作品観れますよ!」って言われたら、「だったら実際に仮面ライダー観るわ、仮面ライダー風の作品じゃなくて」となると思う訳です。少なくとも自分はそう。
逆に言うと、前述の発言をされた方はそのアーティストっぽい別の歌手のライブが見られますよと言って、見たいと思うのかという事。こう書くと自分が感じた不愉快さを理解してもらえるのではないだろうか。

ともかく、その言われ方をした時点で、何となく特撮パロディというか変身ヒーローパロディ映像なんだろうなとは感じたのです。パロディが悪い訳じゃないし、本格的な特撮を使ってるのかもしれないし、観たら面白いのかもしれない。
でも私も特撮好きではあるが、その中に好きな作品も嫌いな作品もある訳で。変身ヒーローやヒロインが出りゃ何でもいい訳でもなくて。正直、ヒロインがピンチにあったり、悪の組織が現れたり、採石場で爆発させたりといったもはや変身ヒーロー特撮パロディのテンプレみたいなのに辟易してる面もあって。そりゃそれらは好きな要素だけど、その要素だけを戯画化された作品は別に好きでも何でもない。否定はしないし、作品によっては面白いと感じるモノもある。だけどその「面白いと感じるモノ」も「特撮作品」として楽しんでるのとは違う感覚だ。

観もせずに判断は本当によくない事なので、その映像の内容に関してはわからないですが(それでもネットで実際に観た人の意見感想は出来る限り読んだ。それをした上で書いてはいます。あまり具体的に触れてる人は少なかったですが、触れてる人のを読む限り楽屋オチ的な変身ヒーローパロディっぽい様でした)やはりそれは特撮表現を使ってるのかもしれないけど、ライブ会場で特定の層に見せる「ファンサービス映像」だと思うのです。
そもそも、そのアーティストのライブに来る客に見せるために作られた映像なんだからそりゃそうだ。
私は「ストーリーの面白さ」が結構重要な人間です、特撮作品においても。いわゆる「お約束」の部分だけで成り立ってるなら、それはやはり「特撮作品」ではなく「特撮のパロディ」だ。
というかもっと狭いカテゴリーの「変身ヒーロー物」のパロディだ。
そういう映像を観たくて、そのアーティストのライブに行く事は絶対にない。曲や本人に興味があって行くものだライブは。
ともかくその映像は、私の好きな、愛着とコダワリが人一倍強い「特撮作品」では多分ないと思う。
私はTVや映画やオリジナルビデオで、客層の想定はあるだろうけど、万人に向けられた「作品」が好きなのである。

これもこれでそのアーティストを好きな方からは色々言いたい事があるかもしれない。
それはそれで自分も気をつけなきゃならないとこである。

そしてやはり気になったのは実写で変身ヒーローや変身ヒロイン、着ぐるみ怪人やロボットが出りゃ「特撮」なのか?という問題。
アニメと違い、明確にしづらい部分もあるので少し難しいところはある。
私は映像技術としての「特撮」と、ジャンルとしての「特撮」があるという考え方であるので、ある意味ではそれもアリだけど、パロディは別という感じ。
大体、特撮を使ってりゃ特撮作品扱いになるなら『トラック野郎』も『未来の想い出』も特撮作品になっちまうし。
どんなに爆発シーンがあったり、合成使ってたりしても『仮面ノリダー』は「バラエティ番組のコント」なんだし、CG合成使って大掛かりなロケしてストーリー性があってもトヨタの実写ドラえもんCMは「自動車の宣伝」だ。
これで解ってもらえるとありがたいのだが。


誤解のない様に言っておくが、飽くまで自分個人の考え、コダワリであり、他の方が考える定義や嗜好を否定するものではないです。


正直、この件のせいで話に出てる某アーティスト(著名な声優でもある)の事も嫌になってきてしまった。
御本人には何の関係もないので申し訳ないとは思うのだが。


【数年ぶりの追記:2019.1.9】
まあ、正直書くとこの発言ですよ。
https://twitter.com/misttimes/status/566921784809623552?s=21

死ぬほどガッカリさせられたため(もう少し他人の趣味を尊重する方かと思っていたので。まあそれもこっちの勝手な思い込みだ)、今更ながら言い返さなかった事は後悔してる。
ただ揉めたくもないし、言い合いになっても意味はないだろうし。
今後、人が何を楽しんでるかを勝手に判断して、それをダシに自分の趣味を押し付けてこなければそれでいいと思ってたんですが。
昨年オフ会で久々にお会いした際に、また自分のフィールドに私の好きなグループのメンバーが声優として関わるという事から色々と話されちょっと疲れました(私はそのグループは好きでも個人活動まではそんなに追ってないし、あまり追う気もない、最推しでもないし。)
自分の好きな対象の話をしたいのはよくわかるのだけど、本当にお願いだから俺の趣味を勝手に絡めて話さないでほしい。
正直、声優に興味もないし。


そして以前の事から私に残ったのは、もう絶対にかの方のライブなど死んでも行かないと決意したという事実だけです。


仮面ライダー40周年&スーパー戦隊35作品記念 感謝祭に行ってきました!

2012-01-14 18:24:12 | 特撮
1月10日と11日に行われました仮面ライダー&スーパー戦隊の感謝祭、私は11日に行ってまいりました!
先行予約で無事入手したチケットを持って東京国際フォーラムへ。
まー、とにかく楽しかったです。
グッズの先行販売をやっていて待機列に並んで多少物色。物販にはあまりお金を使わないつもりだったので、会場限定販売のパンフレットとオーズペンライトとフォーゼのミニノートだけ購入。
しかし、老若男女色々な層の方が客。親子連れ家族連れは勿論、カップルらしき人も多いし、女子グループ男子グループ、1人で来てる人も結構いた感じで本当に色々な客層。
あらゆる世代に支持されてるのだなーという事が実感出来ます。
ともかく会場時間になり、自分の席を確認し着席。1階席の思ったより前の席で結構見やすい場所。真ん中にも近いし満足。
開演時間が近づき、諸注意のアナウンス後開始。
まずは1971年放送の『仮面ライダー』から歴代のライダー&戦隊が年代順にスクリーンに映し出されていく。
静止画が次々映るだけではあるが、これだけでも意外とテンションあがる。
そしてそれが終わるとゴーカイジャーメンバーが登場。途中でフォーゼも現れ、ライダー戦隊合同のヒーローショーが繰り広げられました。
楽しかったー。
ショーの後、キャスト陣によるトークショー。まずは『仮面ライダーフォーゼ』キャストから。
1人1人役名と名前を紹介され入場してきたのですが、皆キャラクターのまま登場。
ユウキの「はやぶさくん」出だしだけだが生で聴けたよー、嬉しいー!
仮面ライダー部メンバーと、出演予定には書かれてなかった仮面ライダーメテオの流星こと吉沢亮くんも参加。
そしてトークの内容は面白すぎて大変でしたw
役柄と全然イメージ違うと言われてたのは友子役の志保ちゃんとJK役のシオンくん。志保ちゃんは褒められるとすぐ照れるとシオンくんにいじられて本当に照れてた。可愛い。
シオンくんは役柄と全然違って凄く真面目なんだとかw まあ、あの役のイメージ通りだったら嫌かもなーw
美羽役の坂田梨香子ちゃんはイメージあんまり変わらないそうです。「モデルさんって感じだよねー」と言われてこれまた照れていた。可愛いなーw
ユウキ役の清水富美加ちゃんは本当に役と何も変わらないそうです(笑)
他にもジャスティンくんがいじられたり弦太朗と賢吾は2人とも人見知りだとか色々語ってました。
とにかく皆、仲良さそうで楽しそうな現場で何より。見ていて本当に楽しい気分になれた。
「宇宙キター!」も会場全員でやりました!

フォーゼメンバーは一旦退場して今度はゴーカイメンバー登場。
ゴーカイジャー6人にバスコも参加。
そしてゴーカイメンバーはフォーゼメンバー以上に自由!w
好き勝手過ぎる皆(笑) 面白すぎて腹が痛かった。涙出そうだった、笑いすぎてw
ハカセが普段は人をイジる側らしかったり、マーベラスはアドリブ弱いっぽい感じだったり、色々本当に面白かった。
もう細かい事触れてらんない、面白かった事だけは事実だw
見たい人はDVD発売まで待ってて、本当に面白かったから。
生の小池唯ちゃんは可愛かったなー、でもルカも可愛かった。男性メンバーも皆カッコよかったよー。
こっちも仲良さそうで楽しそうで何より。凄くいい感じの雰囲気なのが伝わってきた。

そしてフォーゼメンバーがもう一度登場して、フォーゼメンバー&ゴーカイメンバーが1人ずつ挨拶してトークパート終了。
15分程の休憩を挟み、ライブに。

ライブも先にライダーパートから。基本的にRIDER CHIPSが生演奏しておりました。
やっぱり生バンドはいいねー。ヨッちゃんのギターも聴けたし。
とりあえずセットリスト。記憶違いがあったらすみません。

・「FULL FORCE」(仮面ライダーカブト ED):Ricky
・「W-B-X ~W-Boiled Extreme~」(仮面ライダーW OP):上木彩矢 w TAKUYA
・「Giant Step」(仮面ライダーフォーゼ ED):Astronauts(May'n&椎名慶治)
・「ELEMENTS」(仮面ライダーブレイド 2ndOP):Ricky
・「Let's Go RiderKick 2011」(オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 主題歌):仮面ライダーGIRLS
・「The people with no name」(仮面ライダー555 ED):m.c.A・T
・「Switch On!」(仮面ライダーフォーゼ OP):土屋アンナ

どうでもいけど、May'nちゃんの紹介の時だけ明らかに種類の違う歓声があがったんだが、あれはなんだったんだ。まー、まさかライダー関連イベントでMay'nちゃんを初めて生で見る事になるとは思ってませんでしたが。
でも、やっぱり声量は凄いですね。生で聴けて良かった。CD発売がライブより後になっちゃったのが残念。

10日は松本梨香さんがサプライズゲストで『龍騎』OPを唄ってくれた様ですが、11日はm.c.A・T氏がサプライズゲストで『555(ファイズ)』挿入歌を。
仮面ライダーGIRLSの歌の時には昭和ライダーが、フォーゼOPの時には平成ライダーが全員登場しました。
土屋アンナの横でノリノリのフォーゼが面白かった(笑)
フォーゼはああいう事やってもキャラクター的にOKだからいいですな。
そしてアーティストの方々から1言ずついただき、ライダーパート終了。

かと思いきや!
突然モモタロスの声がして「俺様がいなきゃ始まんねーだろ」とイマジン4人登場し、「Climax Jump」披露。
次は串田アキラさんと松原剛志さんが今月公開予定の『ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』の主題歌を披露してくれました。いい歌だった。
更には串田さんソロで『宇宙刑事ギャバン』OP!
ギャバンも登場しましたよ。ちゃんと両腕広げるポーズでギャバンがジャンプしてくれて嬉しかった。
串田さんは登場時に生で「タカ!トラ!バッタ!」やってくださいましたぜ。

で、次に戦隊パート開始。
戦隊は基本1コーラス歌唱で次々唄うメドレー形式。
まずはZ旗登場。
セットリストは確かこんな↓

・「海賊旗を上げろ!」(海賊戦隊ゴーカイジャー 挿入曲/instrumental):Z旗
・「海賊戦隊ゴーカイジャー」OP:松原剛志
・ハリケンジャー参上!(忍風戦隊ハリケンジャー OP):高取ヒデアキ
・「特捜戦隊デカレンジャー」OP:サイキックラバー(YOFFY・IMAJO)
・「魔法戦隊マジレンジャー」OP:岩崎貴文、Sister MAYO
・「呪文降臨~マジカル・フォース」(魔法戦隊マジレンジャー ED):Sister MAYO
・「轟轟戦隊ボウケンジャー 」OP:NoB
・「獣拳戦隊ゲキレンジャー」OP:谷本貴義
・「炎神戦隊ゴーオンジャー」OP:高橋秀幸
・「炎神セカンドラップ/1番のバルカ」(炎神戦隊ゴーオンジャー ED):高取ヒデアキ、五條真由美、谷本貴義、Sister MAYO、大石憲一郎
・「侍戦隊シンケンジャー」OP:サイキックラバー
・「天装戦隊ゴセイジャー」OP:NoB
・「スーパー戦隊 ヒーローゲッター」(海賊戦隊ゴーカイジャー ED):Project.R

sister MAYOさんはマジレンED、例の振り付けしながら唄ってくれましたー。
「スーパー戦隊 ヒーローゲッター」はオリジナルレコーディングメンバーでCDと同じパート分けで披露されました。
更に「ヒーローゲッター」の時には戦隊歴代レッド総登場!
あ、「ヒーローゲッター」だけはフルコーラスでしたよ勿論。

いやー、何人スーツアクターさんも居たんだかw

更にフォーゼ&ゴーカイキャスト陣、ライダーパートに参加されたアーティストも再登場し、本日の出演者全員ステージに。
総勢56人だそうで。
全員で、「手をつなごう~マツケン×仮面ライダーサンバ~」(劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル 主題歌)を唄い、最後に土屋アンナさん、串田アキラさん、小澤亮太くん、福士蒼汰くんが挨拶して終了。
「手をつなごう」では皆振り付けやってました。オリジナル歌唱者がいなかったのがちと残念ではありますが、ラストには相応しい選曲ですねー。もう圧巻。本当に楽しかった。

記憶違いとか忘れてる事もあるかもなんですが、それはまた映像ソフトが発売したら再確認しますって事で。
あ、来月下旬スタートの新戦隊『特命戦隊ゴーバスターズ』のお披露目もありました。変身後ですけど。

いやこれはさすがにソフト買うねー。凄いいいイベントだったもの。
自分の隣にいた女子2人組が凄くはしゃいでたんだけど、本当に楽しそうで微笑ましかったのである。隣でノリノリでサイリウム振ってるもんだから少しつられたw
でも楽しそうで何よりだったなー、本当にいい雰囲気のイベントであった。

そしてなんと若菜姫こと飛鳥凛ちゃんがお客として来てたそうです!
http://ameblo.jp/asukarin-sd/entry-11133414308.html?frm_src=thumb_module

いやー、ダブルの歌の時でも出てくれりゃ皆喜んだのにー。
しかし今でもライダー好きでいてくれる様で嬉しいなー。

それからMay'nちゃんのブログ。
感謝祭一日目
感謝祭二日目

おおー、中々見れない2ショットだらけかも。仮面ライダー部と写真撮ってるのもいいですねー、なんでTAKUYAここにいるんだw
ライダーとも写真撮ったそうですが、大人の事情でUPする訳にいかないみたい。
ライダーとMay'nの写真見たかったなー。つーかそれ俺も撮りたいw

記事中に「またGiant Step披露できたらなー!」とありますので、また生で聴ける機会があるといいなあー!
フォーゼのイベントとかでまた披露してくれる事を期待してます。

ともかく、本当に楽しくていいイベントでした!行って良かった!