KAGEブログ 光あるところに影がある

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八百長問題について考える

2007-01-30 18:30:40 | プロレス
私は全く相撲には興味が無いのだが、最近の朝青龍関の八百長疑惑には妙な違和感がある。
自分は実際に試合を見てないし、元々相撲に興味も無いのでどうでもいいと言えばどうでもいいのだけど、「八百長疑惑」という点が気になるのだな。
というのも私は相撲には何の興味も無いが、プロレスは好きである。
プロレスファンの方なら、気持ちがわかるかなと思うのだが、この「八百長」という言葉にはずーっと面倒くさい思いをさせられてきた。
プロレスが好きでも嫌いでも構わないのだけど、何故か嫌いな人の中に「八百長くさいから嫌い」という人がいるのだ。
多分、他のスポーツの嫌いな理由にはあまり挙がらない理由だと思う。
朝青龍が八百長をしたかどうかは本当に私はどうでもいいのだけど、八百長でないとすれば相撲に興味の無い自分でも朝青龍に同情する。
ま、たとえしてても現役力士が認める訳はないだろうが。

朝青龍の件とは別に、全てのプロスポーツで八百長が一度も行われなかったなんて事は多分無いと個人的に思う。
反論したい人もいるだろうが、プロってのはそれで金を貰える人達の事だ。
奇麗事だけじゃすまない事もあるだろう。
ある程度のエンターテイメント性や演出だって必要になる。

で、私が理解出来ないのは実はここだ。

「八百長」だと何故いけないのか?

正直、別にいいじゃんと思ってしまう。
いや、試合がつまらないのはダメだと思うが面白い試合だったならいいのではないかな。
つまらない真剣勝負を見せられるより、プロとして客を楽しませようとする方がよっぽど正しいと思うんだけど。
某対談で、作家の唐沢俊一氏が発言していた、
「八百長をなめちゃいけないよ、八百長で人を感動させるのだってプロの技なんだから。素人はガチは出来ても八百長は出来ないんだから」
と。

私はこの意見に共鳴する。
悪いのは、その演出が稚拙で感動を呼び起こすとこまでいかない事だ。
だいたい、最初から結果が決まってるものがつまらないというのなら、テレビドラマも映画もマンガも小説も楽しめないぞ。

勿論、真剣勝負がエンターテイメントになりえるという意見は否定しないし、あからさまな八百長は見る気が起きないのも解る。

誤解の無い様に書いておくが、私はけっしてプロレスを八百長だとは思っていない。
正確に書けば、八百長もあれば真剣勝負もある。更に勝敗以外は真剣勝負だった試合もある、という意見だ。
大体すべて八百長なら、リング上で亡くなった選手だっているのだし、下手すりゃ八百長どころか殺人だ。
悪なのは、あからさまに八百長じみた試合をする事だ。
「八百長」という言葉の響きが悪いのであまり使いたくはないけど。

うーむ、言いたい事が伝わってるか不安だな、このエントリーは。

観客を楽しませようと、ある程度の演出やファンサービスは多少サービス精神のある人なら、どんなスポーツ選手だってやるだろう。
プロレスはその演出が試合内容にまで関係する事が他のスポーツと違う部分ではあるけど。

ついでに、私が今まで一番ひどいと思った八百長は、かつて楽天とライブドアがプロ野球参入で対立しており、楽天に参入が認められた時だ。
これこそ最悪の八百長だったと思うがな。
ライブドアが参入表明してた時は頑なに新たな参入は認めないという姿勢だったのに、楽天が参入表明した途端、どちらにするか検討する事になって。
結局、楽天が参入した訳だが、どう考えたっていきなり参入させる訳にいかないから、表面上の手続きは踏んで、最初から楽天に参入させる予定だったに決まってる。
これは何故誰も追及しなかったのか?
まあ、私は野球にも何の興味も無いからいいんだけどもさ。

しかし、捏造番組とか放送してる連中が朝青龍の八百長疑惑なんて偉そうに追及出来るのか?

もうちょっとこの件について考えようかと思うので、とりあえず1990年のSWSでの北尾光司VSジョン・テンタ戦でも見る事にしようか(笑)



先日カラオケに行ってきました

2007-01-25 23:25:17 | 日記・雑文
正確に言うと元々の目的はカラオケではなく、特撮ファン仲間の方から誘われた某インディーズバンドの路上ライヴだったのだが。

ライヴ自体は思ったより良かった。
路上ライヴといってもテクノユニットなので、打ち込みの音をバックにギター演奏とヴォーカルというスタイルであった。
フオークギターの弾き語り等の路上ライヴが苦手な私にはこういうスタイルの方が楽しめる。
ヴォーカルの方の化粧が耽美な感じだったのが、自分にはちょっとダメかもと思ったが、曲は嫌ではなかった。

で、そのライヴ予定時刻の1時間くらい前に時間があったので、その特撮繋がりの知人とカラオケに行ったのであった。

何せ珍しく特撮好きの知人とのカラオケである。
普段歌いたくても歌えない歌を散々歌ってきた(笑)

ちなみに自分が歌ったのは

「風よ光よ」(怪傑ライオン丸主題歌)
「科学戦隊ダイナマン」
「アイアンキング」
「ロボット刑事」
「イナズマン」
「超電子バイオマン」
「宇宙刑事シャリバン」

等である(笑)
あえて、ウルトラシリーズと仮面ライダーシリーズは外して選曲。
せっかくだから、すべて映像付きの曲を選んだので、懐かしい映像が見れたのも楽しかった。
70年代と80年代の特撮ばかりだが。

いや、でも「アイアンキング」の映像付きは初めて見たなあ。偉いぞサイバーDAM。

ただ「レインボーマン」の映像付きが無かったんだよなあ。残念。
「死ね死ね団の歌」とか歌いたかったんだが。
次の機会に期待するか。

30代以下の人にはどこまで通じてるんだろうか、この話(汗)

しかし楽しかった。
特撮の歌のみとか80年代のアニメソングのみとかのカラオケやったら楽しいだろうなあ。
勿論、絶対引かないメンバーと行くってのがが条件ですけども。


「地球へ・・・」テレビアニメ化!!

2007-01-23 19:00:10 | マンガ・アニメ
以前、アニメの声優に芸能人を起用する事につて書いた時にちょっと触れた作品なので(触れたって言っても話題のオマケみたいな書き方ですが)、テレビアニメ化はなんとなくビックリ。
今更ながら白状すると、私はこの作品大好きなのだ。

以前アニメ映画化されたのは、もう何年前だろう。
当時としては珍しく声優さんが芸能人だらけのアニメであった。
当時のアニメ雑誌にそれぞれのキャラクターの扮装(この頃はコスプレ等という単語はまだ無かった)をしてアフレコする沖雅也さんや薬師丸ひろ子さん達の写真が載ってたなあ。

よく「銀河鉄道999」と比較されてた思い出がある。
しかし、当時はアニメの大作といえばSFだったのですね。
最近、SF超大作アニメってあるのかな。
自分はアニメから離れて久しいんでよく知らないが。
あ、「エヴァンゲリオン」がまた映画化って話題があったか。

ところで、往年のファンには何も注釈いらないが、ルビをふらずに「地球へ・・・」って書いてると、最近のファンとかは「ちきゅうへ」って読んだりしないだろうか。
新しいファンの為にも「テラへ」って読み方だという事を認識させる為、ルビはなるべくふっておいた方がいいかと個人的に思う。

にしても、何故今「地球へ・・・」?

昔、朝日ソノラマから出た総集編ウチにあったなあー。
まだ実家にあるかな、あれ。

あ、主題歌はやっぱり、ダ・カーポが歌ってた映画版主題化と同じにしてほしいな。
カバーになるくらいなら許容するので。

にしても、今年は多分毎週見るアニメは無いかなと思っていたら、こんな事されちゃあ、見ない訳にはいかんじゃないか(すみません、ただのファンです)
若干の不安はあるが。
今回は往年の映画と違って、芸能人を声優に起用しないで欲しいけど。

竹宮恵子さんの原作を読んだ事無い人は傑作なので、是非一読を。
アニメが期待を裏切らない出来であります様に。



とりあえず、楽しみなアニメが一本。
あ、「のだめカンタービレ」も見てるな俺。


ビガロ氏のご冥福を心よりお祈り致します

2007-01-22 21:47:42 | プロレス
クラッシャー・バンバン・ビガロ死去・・・。
1月20日のニュースであるが、何か30代から40代のレスラーの訃報多くないかな。
かつてのプロレス全盛時代を知ってるという事もあるが、物凄く寂しい・・・。

死因はまだ不明らしいが、外人レスラーの死因って結構辛い理由だったりするからなあ。
ステロイドでは無い様な気はするけど。
しかもまだ45歳。

ベイダーとビガロのタッグチームは凄かったよなあ・・・。

しかし一番思い出深いのは北尾光司のデビュー戦ですが(爆)

体型の割には器用なレスラーでしたが、後年はあまり目立った活躍が無かった印象があります。
でも強烈な印象を残したレスラーではありました。

合掌。


日本テレビ版ドラえもん(通称旧ドラえもん)再考

2007-01-20 06:45:40 | 日本テレビ版「ドラえもん」
既に何度もこのブログでは取り上げている番組であるが、同人誌とはいえ多分史上初ではないかと思われる日本テレビ版「ドラえもん」の特集をした本が出版されている。
藤子不二雄ファンクラブ「ネオ・ユートピア」の第43号である。
今までの噂や伝聞についても検証されているし、スタッフやストーリー紹介、当時の製作者へのインタビュー、日テレ版第一話の原作(単行本未収録作)再録など、盛りだくさんの内容であった。

そこで、今回は日テレ版ドラえもん、通称「旧ドラ」をもう一度私なりに考察した文章を記しておく。
大山のぶ代さんが演じられたドラえもんがスタンダードになる前に旧ドラが一番最初に馴染んだドラえもんだった者からの感想と素直な意見である。

まず、よく言われる「失敗作」という論調。
これはきちんとネオ・ユートピアも間違いであると書いてある訳だが、何故「失敗作」と思われてきたのか?
当然、今まで反論する人がいなかった、当事者が表に出ない、大半の資料に「打ち切り」と書いてある(これも実際は間違いである)、等の理由がすぐ浮かぶが、私はこう思っている。

「失敗作」にした方が皆が納得しやすいから。

そうした方がフィルムが見つからない事も、半年で終わった事もなんとなく納得してしまうからだ。
特にリアルタイムで旧ドラを知らず、シンエイ版の大ヒットからドラえもんに触れた人達は、当時の時代背景もよくわからないだろうし、まして大抵の資料には「半年で終了」の短い説明しか書かれてない。
語る程の事が無い番組みたいな印象を持たれても仕方ない部分がある。

じゃあ、何故そんなイメージを植え付けなければならないのか?

今の「ドラえもん」が成功し過ぎたから。

実際、シンエイ版が始まって直後くらいは旧ドラの話題がタブーという事は特になかった筈だ。
しかし、多分「のび太の恐竜」の大ヒット後あたりから、あまり表立って話題にはされなくなっていく。
そして、ドラえもんの人気が確定的なモノになれば、過去の作品は比較として当然今よりは人気が無かった作品としてのみ話題にのぼり、80年代以後は再放送もされず、幻の作品としてカルト化していき、現在のドラえもんが巨大な作品になればなる程、話題にはのぼらなくなっていったのだ。

更に、実際に現在では公に見る事が出来ないのだから、見た事が無い人は尚更「失敗作」というイメージを持ったままだろう。
本当はスタッフの人も一生懸命作り、頑張った甲斐もあり、延長も決まっていた番組だというのに。

この失敗作というイメージを植えつけた、という事に関しては私は大山のぶ代さんも少し恨んでいる。
かつて旧ドラについて少しコメントした文章を読んだ時に私は悲しかった。
大山さんが果たしたドラえもんへの功績は勿論素晴らしいモノだと思っているけれども。

それから、ドラえもんのハードカバーの文庫本のある巻であとがきを書かれた、シンエイ動画の某スタッフの方の「その時のドラえもんは出来もお粗末なもので、子供たちにも受け入れられませんでした」という文章は、当時本当に子供だった自分からは全く納得のいかない物である事も付け加えておく。
こういう、伝聞や勝手な推測によって、どんどん「失敗作」に変貌させられていったのであろうな。

大体、某ホームページには当時子供だった視聴者の熱心な感想がたくさん寄せられてたのだし。
それで、何故当時子供でもなかった人が「子供たちに受け入れられなかった」等と書けるのだ?
「出来もお粗末」というのだって、当時一生懸命作ったスタッフに失礼じゃないのか?
毎週楽しみに見てた俺にケンカ売ってんのか?
内容についてのきちんとした批判ならともかく、「出来がお粗末」てのはバカにしてるだけだろう?

失礼、つい感情的になった。
実はあまりにもこの文章を読んだ時に怒りがこみ上げてきたもので。
だいぶ前の話ではあるが、一度書いておきたかったのだ。

ネオ・ユートピアの中では丁寧なストーリー紹介もされているのだが、私が思い出深いのは「ねがい星流れ星」だ。というのもこの話、説明にも書かれているが原作のストーリーはあっという間に終わり、その後は静香ちゃん一家の話になるのだ。
でも私は旧ドラを先に見ていたので、後で原作を読んだ時に「え?これで終わり?」という感想を抱いた思い出がある。何せまだ旧ドラ本放送中は単行本が出ていなかった頃だから、こういう人も結構いるかと思うんだが。
また「自分の影をつかまえろ」も、後で原作の「かげがり」を読んで「全然違うじゃん」という感想を抱いた思い出もある。
だって旧ドラは完全にドタバタギャグだったので、原作があんな怖い話とは思わなかった。
ちなみに「のろいのカメラ」も原作を後から読んでるのだが、これはほぼテレビそのままの印象だった。
何故か、上記3作と最終回は印象が強い。

最終回は当然か。

もう今や藤子不二雄ファンには有名な話であるが、ドラえもんが未来に帰り、のび太がひとりでドラえもんの力を借りず自転車に乗れる様になる。
それをドラえもんとセワシくんがタイムテレビで応援しているというストーリーである。
出来れば、この話がもう一度見たい。子供の頃感動していたのだよ、この最終回。
だから今度もしネオ・ユートピアで特集する事があったら、この最終回の原作になった話の再録お願いします。


当時のスタッフのおひとりである真佐美ジュンさんが旧ドラの真実の伝道師として頑張っておられる中、自分は勝手に「当時の視聴者の実態」を伝える役割を担おうと思ってる今日この頃である。

しかし、幼稚園くらいの頃に見たきりだから、記憶もそろそろ危ういが、少なくとも当時子供だった自分は毎週楽しみにテレビの前に居た事は事実だ。
旧ドラ、面白かったし。