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シンガポール☆スリング

チェコに続き、海外気まま一人暮らしの社会人生活inシンガポール。たまに行く旅もやめられません♪

旅中の価値観

2009-04-22 | ジャワ島古都の旅
とにかく今回、ボロブドゥールの朝日が見られただけで
ほぼ目的達成と言っても過言ではない
ハードルの低い私の旅。

あれこれ予定を詰め込んで、時間に縛られるのが苦手なのです。
私が無計画放浪系長期旅行を好む理由がお分かりいただけますでしょうか・・・(笑)


****


ボロブドゥールから再び、ローカルおんぼろバスでジョグジャ市内へ。
そして宿探し。
2泊3日のクセに、宿を決めていない。(事前に決められない)
ご利用は、計画的に・・・・



「おっちゃーん、どっか安くてキレイで便利な宿知らない?」
とメチャ自分勝手なリクエストをして、連れてってもらうの図。
ジョグジャの何がイイって、この人力三輪車(ベチャ)とか馬車が
観光用としてじゃなく、普通の交通手段として現役バリバリなところ!



住宅地、超のどか。
車道をベチャで走ると排気ガスがすごいけど、裏道なら快適快適♪



今回の宿。US10$。
キレイで快適で朝ごはんつき!しかも個室だしシャワー&トイレまで!
やるな、ベチャのおっさん!!

とまあ、貧乏旅行グセは抜けませんが(一人旅では寝られれば割と何でもいい)
仕事の出張では当然一応ちゃんとしたホテルに泊まらせていただきます。
友達とリゾートの時も素敵なホテルじゃなきゃイヤです。
温泉旅行はしっぽり落ち着く旅館じゃないと満足できません。




夜は、宿代より高いチケットを買い(笑)ラーマヤナ舞踊を鑑賞
出すとこ出す、締めるとこ締める。メリハリですよっ、メリハリ!
それにしてもアジアの女性(バリ、ジャワ、カンボジアetc)の踊りって
何て柔らかくて優雅なんでしょ。。。。ほえ~、うっとり~
特に、自分でベリーダンスを始めてから踊りの鑑賞法が変わりました。
指先の動きとか、足さばきとか、細かいことが気になる気になる!




一方、食事は一人旅の時は質素です。
さらに図々しく地元人にゴチソウになってしまうこともしばしば。
(初日はホテルの人に外の食堂に連れてってもらった・・・
「ホテルで食べると高いから!」とか言われて。
いいんか、そんなんで?)



そうそう、忘れちゃいけない、



宿代よりもラーマヤナのチケット代よりも高い (笑)
自分用土産、シルバーアクセサリー。
自分に超甘いやん!

・・・・・あ、もうひとつのジャワ島名産「バティック」も買ったわ。
こりゃもう甘甘ですな~。


いいの、個人的には納得&満足っス!!
以上、ジョグジャ旅話をお届け終了しました~

ボロブドゥールの物語

2009-04-20 | ジャワ島古都の旅
まだまだ続くよ、旅行記は~



世界遺産に登録されているので、かなりの観光客で賑わってます!
他の仏教遺跡(アンコールワットやバガン遺跡)のように
遺跡があちこちに点在してるわけではなく、ボロブドゥールは
1点豪華主義
という感じで鎮座ましましておられます。。。


全体像はこんな感じ↓

下のほうの6層(正方形のような形をしている層)には
仏陀の一生や仏教説話の壁画の彫刻がびっしりと続いていて(全長5km!)
これを人の手で彫ったと思うと気が遠くなりそうです。。。

しかも・・・もし石を積み上げた後で彫っているとしたら、
もし失敗しちゃったらど~するんだろ!?(←いらぬお世話?)



巡礼者は下から順番に時計回りに回り、仏教にまつわる物語を紐解きながら
徐々に上の段へ登っていきます。


そして上のほうの3層(円形の層)にたどり着くと、急に視界が開け、
無数の仏入りストゥーパが!!



そこは煩悩を捨てた、涅槃の境地をあらわす「無」の世界。
仏陀の一生をなぞりながら登ってきた巡礼者は、仏陀が悟りを開いたように
疑似体験ができるようになっているのです。



しかもうまくできていることに、下からボロブドゥールを見上げても
この「涅槃の境地」の3層は見えないようにできているんですよねー。
下界からは拝めない別世界になってるというわけ。



マノハラホテルでは遺跡のガイドビデオが見られます。
(しかも宿泊者はタダ~♪)

実は遺跡好きと見せかけて、歴史やら何やら細かいことは苦手・・・(><)
そんなわけで全部受け売り。
やっぱ、背景とか意味を知ると遺跡鑑賞の楽しさUPだしね♪♪
(というか、何も知らないと何見ていいか分からないという悲しい事態に・・・)

でも、まだまだ謎が多いというボロブドゥール遺跡。
気分は擬似・ミステリーハンター!!
あんな仕事できたら最高だよな~と昔から考えてます。実は。

Sunrise Tour

2009-04-16 | ジャワ島古都の旅
ボロブドゥールで日の出を拝むべく、
朝4時、ホテルのモーニングコールで起床。。。

本来であれば朝6時開門なのですが、
特別に早朝のボロブドゥールへ入ることができるツアーがあるのです!



『世界3大仏教遺跡』のひとつと言われるボロブドゥール。

真っ暗闇の中、周囲のイスラム教寺院(モスク)から
アザーン(礼拝時間を告げるを呼びかけ)が鳴り響いていて、
しかもほぼ満月だったこの日、いい具合に月が幻想的に輝いていて、
えもいわれぬ不思議な雰囲気です。



頂上まで登ったところ。
ストゥーパ(卒塔婆・仏塔)のシルエットだけがぼんやり浮かびます。




白々と夜が明けてきて、朝もやのジャングルが見えてきます。




刻々と変わる空の色に、夢中でシャッターを切ります。




ふと気がつくと、東の空は真っ赤。




どこに腰を落ち着けようか、ウロウロする挙動不審な私。
皆思い思いの場所に陣取って見守ります。





息を呑んでしまう見事な朝焼け!
そしてずらっと並ぶストゥーパが少しずつ姿を現していく様子は
いわゆる俗世間とはかけ離れた、天上界にでも来た様な神秘的な光景。

その場の雰囲気全部、写真だけじゃ伝えられないのが残念。
ひんやり冷たくて、しっとりとした空気とか、
ちょっと湿ったような石の感触とか。



***


何か神々しいものを見たし、こりゃぁいいことありそう!と浮かれる私。
ほくほくしながら向かった先は、たくさんあるストゥーパの中の一つ。



ストゥーパは釣鐘型で格子状。中にはそれぞれ仏像が入っています。
(例えは悪いですが「かごの中の鳥状態」と言えばわかりやすい?)

手をうーーんと頑張って伸ばして
中の仏像に触れられると幸運が訪れる
という耳より情報をGETしたからです!!


あれこれお願いしておきました。ぺたぺたぺた。
ああ私はやっぱり天上界の住人ではなく、欲深い人間なのだわ・・・。

ジョグジャ再び

2009-04-13 | ジャワ島古都の旅
久しぶりに旅話をお届けです♪
3連休を利用して、3年前訪れたジョグジャカルタに再上陸。

あの時は、私が行った一週間後に驚愕の
ジャワ島大地震(((( ;゜Д゜)))
が発生したのでした。。。

「一度起こった場所ならしばらく大丈夫だろう」
(別名:「休み直前なのに運良く飛行機のチケットが取れてしまった」とも言う)


というわけで~、前向きにGO!GO!



愛用のバックパックざんす。
かなり小ぶりさん。もちろん機内持ち込み!
女子にもかかわらず、化粧品類も全て持ち込み範囲内に納める。
(あの『液体持込制限』、ホント困る~)
行動力(身軽さ) > 女子力(身だしなみ) の図式。



今回の目的は、他でもない。
ズバリ、ボロブドゥール遺跡リベンジ! 
えーと、3年前訪れた時は運良く(運悪く?)年に一度の祭典の日。
巡礼者に混じったり、儀式を見たり、貴重な体験はできたのですが
いかんせん遺跡本体には立 入 禁 止 (涙)



そんなわけで今回は遺跡の敷地内にあるホテルにも泊まり、
ボロブドゥール遺跡を心行くまで堪能したわけであります!!

ここに来たからには朝日を見るべき。
到着してすぐ、昼間にも遺跡見物したけど
やっぱり暗闇から夜が明けるまでの間が一番幻想的でした。



オンボロバスに揺られる図。
貧乏旅行グセが抜けず、ローカルバスを乗り継いでえんやこら。
っていうか、これをしないと「はるばる旅行に来た!」って気がしない(笑)

みんな親切です。
時刻表も路線図も何もないけど、どれに乗ればいいか教えてくれるし、
バス待ってる間はおっちゃんたちとダベってればいいし、
特等席(運転席近く)に座らせてくれて、面倒見てもらえるし。

物売りが乗り込んできて、新聞やらピーナッツやら勝手にヒザの上に置いていく。
(で、買う意志がなければ後でちゃんと回収される)
ギター抱えたミュージシャン(?)なんかも乗り込んできて、
何やらジャンジャカ1曲披露しておひねりを要求。

エアコンのない暑さと何でもありのユルユルさで朦朧とする中
バスは進んで旅の実感がわくのです。

つづく。

締めくくり

2006-05-30 | ジャワ島古都の旅
日に日に、ジャワ島地震の被害の大きさが明らかに・・・
一方、ようやく各国の支援隊や救助物資も届きだしたようですね。

ただ、昼間の日差しは強烈だし、衛生環境も厳しいものがあるはず
かと言って現場に駆けつけて、何か手助けができるわけでもなく、
毎日ニュースを見守るだけとなってしまっているのがもどかしい・・・



さて、今回の地震で石の塔が崩落・立ち入り禁止となってしまった
プランバナン遺跡

時間の都合で見学できなかった(←ここもかよ!)のです!!


遺跡内を見学する時間はない。
空港に行くには早すぎる。




あきらめるのか?




せっかくココまで来たのに・・・?








せめて・・・・・









せめて敷地の外からチラ見(※チラッと見る)しよう






そんなわけで、バイクを持ってるおっちゃんと交渉して、
『ジョグジャカルタ→プランバナン→空港』と連れてってもらうことに♪







のどかな田園地帯を高速で(気持ちの中では時速150kmで)ビュンビュン飛ばし、
本当は何度も「ここで止まってくれ~~!」
「現実に戻らんでここでノンビリしたい!」
というような素敵な風景や民家がたくさんありました


「いや~、旅情に浸るなぁ (゜∀゜)」
なんて思ってたら・・・





何か勝手にヘンな方向浸ってるヤツがもう一名。








「手はここに置いて!このほうが俺は快適だ
(私の手をとり、彼の胴体にしっかり絡ませようとするおっちゃん)

※参照画像





だぁーーーーーっ!
なんで私がアンタとラブラブ二人乗りせなあかんねん





テキトウにあしらっててもめげないおっちゃん。
運転しながらも、さかんに後ろを向いて話を振ってきます。


「インドネシア語の『こんにちは』は知ってるか?」

「あー知ってる」


「1から10まで言えるか?」

「ムリ。言えない」


「『○Π%★@$』の意味は分るかー?」


・・・・・風強いし、全然聞こえないんですけど
(っていうか、無理して話しかけなくていいんだけどf(^^;)




するとおっさん、顔を後ろに向けてさらに大音量で叫ぶ。



「『○Π%★@$』だよ!」



「知らんよ。」




「あいらぶゆ~だよ!」














・・・・・・・ 





・・・・・い い か ら ! !


前見て運転しろーーーっ!





危うくおっちゃんの後頭部をガツーーーンとやろうかと思ったヨ・・・(笑)


そんなこんなで、旅が締めくくられたのでした。

ひとごとじゃない・・・

2006-05-28 | ジャワ島古都の旅
なんだか長く続いているジャワ島旅行記です。
自分でもびっくりするくらい、印象に残った旅行だったんだと思います




そこに飛び込んできた、ジョグジャカルタ地震のニュース・・・


最初、死者50人と報道されていたのが、
あれよあれよと2500人を超えてしまいました


正直、ひとごとじゃありません。

ついこの間私が過ごした街が、空港が、瓦礫の山になっている!




この、のどかな街が・・・?





ガムランやバティックなど、伝統文化を受け継ぐ街が・・・・・?
まさかこんな大災害の被害に遭ってしまうなんて





炎天下私を乗せてくれたベチャの、気さくなおじさんは無事だろうか・・・・?




私の下手なインドネシア語に大喜びしてくれた
この家族は無事だろうか・・・・・?


たくさんの人懐っこいジョグジャカルタの人たちの顔が思い浮かびます。
どうか1日も早く復興しますように・・・!

夜のとばり

2006-05-25 | ジャワ島古都の旅
・・・・・・夕闇が迫ったボロブドゥール。


山の向こうに、まさに夕日が沈もうとして・・・



ボロブドゥールを囲むジャングルが静寂に包まれます。



この子らにしたら、遺跡だっていつもの遊び場?
そろそろお家に帰る時間ですよー



いやいや、今日は年に1度の特別な日。
ここからが儀式の本番です!
祈りを捧げるお坊さんと尼さんは、とっても凛としています。



儀式の様子を見守る、大勢の観客。
ボロブドゥールに来ることができて、きっと誇らしい気持ちでいるはず



・・・・・・・お祈りの声を聞きながら、後ろを振り返りつつその場を後に。
次はきっと、朝もやに包まれるボロブドゥールを訪れよう!


つ、着いた・・・

2006-05-23 | ジャワ島古都の旅
ヨロヨロとした足取りで、よーやく敷地内へ・・・←限界
直射日光をサンサンと浴び、人に足を踏まれと、踏んだり蹴ったり




ラストスパート、みんな一目散 ま、待ってェェ~




ついに・・・・・ついに夢にまで見た(?)
ボロブドゥールの神聖なお姿がっ(´Д`)
森の向こうに見えますっっ ←ゴールはまだ先。
 





が、しかし。
近寄って見ますと・・・・・








うじゃうじゃうじゃ・・・・・・_| ̄|○ 近寄れませ~ん




最後の気力を振り絞り、人ごみをかきわけます。





でっか~~~い!(全貌をカメラでとらえるのは不可能)



本来ならば当然頂上まで登りたいところですが。
今日は神聖なるお祭りの日。
立 入 禁 止 Σ(゜∀゜!!!)なんじゃそりゃ~!








そうこうしているうちに、夕焼けの時間が迫ります。
トホホ。今日は疲れましたよ・・・
またリベンジ来なきゃなぁ~(笑)






そんな私の疲れを癒してくれたもの!







この子の笑顔
連れて帰っていいですかーーーーっ?


・・・・あれっ、この子も歩いてきたの・・・・?

大の大人がヘバって、申し訳ない~~~(><)


ボロブドゥールまでの行進(後編)

2006-05-21 | ジャワ島古都の旅
・・・・・で、巡礼の人たちがまだお祈りをしている間
一足先にムンドゥッ寺院を出て、ボロブドゥールまでの道の途中に陣取ります。


同じように、地元の老若男女もワラワラと集まって来ています!

「来た~?」
「まだ見えないよー 
「あっ!来た来た!」





巡礼者パレード♪
(いや、ホント人がぞろぞろ歩いてるだけなんだけど・・・・。)


こんな感じ↓

(片手に持った花とお揃いのユニフォームがちょっと気になる♪)
たまに白人観光客が混じってたりすると、見物客から歓声があがる




木陰からコッソリ鑑賞(?)して楽しむ家族も・・・
(いや、もっと前線に出てきてもいいんじゃ??)




ここで、私も列に参加してボロブドゥールに向けて出発

強烈な炎天下←時刻は午後4時

人にもみくちゃにされながらの行進・・・

遺跡見るまでの3km、永遠に続くんじゃないかと思うほど長い道のりでした(笑)

ボロブドゥールまでの行進(前編)

2006-05-20 | ジャワ島古都の旅
あれっ?気づいたらもう1週間終わってるし・・・・
時間が経つのって早いよなぁ!
(更新できていない言い訳♪)


さて、ジャワ島紀行。

年にたった一度の仏教のお祭り、ワイサックデー(Wicak Day)
見事にバッティング


昔からこういうのに当たりやすい私。
※インドのバラナシでは、見事にホーリーとバッティング
道行く人々が『色水』をかけ合って祝うお祭り。
言葉で書けば可愛らしいけど、みんな大興奮で尋常じゃないですからっ!!
(インド人たちのタガがはずれるらしい)
危険すぎて旅行者は街を歩くなと言われるほど

狙っているわけじゃないのに・・・・・むしろ避けたいのに・・・・・
(こういう宗教行事は直前まで日が決まらないことが多くて)


今回のワイサックデー、気づいたのは行きの飛行機の中でした
いや、本当なら3連休の時点で気づくべきでしたがね~



ま、いいや。
とりあえずこの日しかボロブドゥールに行く時間はないのだ!(悲)



まずは『ムンドゥッ寺院』で巡礼者たちの瞑想の様子を観察・・・


お供え物てんこもり。


ジャワ島にこんなにお坊さんがいるの?
(ジャワ島はほとんどの人がイスラム教徒)


この日のために
海外からの巡礼ツアーもあるらしい。
中華圏からの参加者がとっても多く目立ちました。
(あぁ、無知の人間がフラーーっと来てしまって申し訳ない・・・・)


ここ、ムンドゥッ寺院からボロブドゥールまで3km。

この巡礼者たちが大移動を繰り広げます!


つづく。