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シンガポール☆スリング

チェコに続き、海外気まま一人暮らしの社会人生活inシンガポール。たまに行く旅もやめられません♪

オマケに海

2009-08-31 | ボルネオ自然満喫の旅
旅行記終了~!と見せかけて、オマケ。





コタキナバルは「山」だけではないのです。
キレイな海も見逃せません♪
さすが自然の宝庫、ボルネオ島。


山から地上に下りてきた翌朝、
ロボットのようなヨタヨタ2足歩行にて活動開始。
(太ももが自分の意思に反旗を翻して動かないという、ひどい筋肉痛)


向かったのは「ステラハーバーリゾート」という施設にあるジェッティ(船着場)
ここから、沖合いの小さな島々を巡る船が出ています。




救命胴衣を着用し、高速艇はビュンビュンぶっとばします!
風がキモチイイ!爽快☆
いくつか島をまわり、順番に乗客を降ろしてゆきます。



私は「サピ島」にて上陸!
これらの島々は国立公園なので、入園料10RM(300円)を支払います。



桟橋の先が船着場。
白い砂浜、青い海、眩しい日差し。そして絵になる桟橋。
テンション上がりっぱなし!
筋肉痛も忘れて海に向かって走り出したい衝動に駆られます。
(実際は痛いので走れません)



桟橋の上から海を見ると、魚がいーーーっぱい!
パンを持ってきてエサをあげてる人がいて、もうすごい群れ。
シュノーケリングとかしたらそれはそれは楽しいんじゃないかと!

私も次はエサ持ってく!というわけで、
次回持ち物リストに「エサ」追加。




そうそう、サピ島で見た動物と言えば、忘れちゃいけないこのお方。





ビーチのそばの雑木林からノッソノッソとご登場。
人をも恐れぬ余裕の貫禄!
一方、びびりながら少し間合いを置いて写真を撮る私。
すいませんすいませんちょっと一枚失礼しますよ~っと。



午後の数時間、ビーチでひたすらのんびり。

家族連れ、グループ、カップルが思い思いに楽しんでて、微笑ましい。
私も木陰にゴザを広げ、ごろんと横になって至福のひととき。
こんな時、大げさだけど「生きててよかった」と思うのです。

自分の足で山に登った、
その翌日にはビーチでのんびりしてる。
くぅ~、私ってば幸せ者。。。!

(ま、その翌日には仕事という現実に舞い戻ったのですが)


とにかく、大満足のボルネオ島の旅でした。
まだまだ今回挑戦できなかったアトラクション(川下り、温泉)や、
食べられなかった名物(ツバメの巣)もあり
こりゃー再訪の価値大ですな。ふふふ。

2日目(3272.7m~4092.5m~1866.4m)

2009-08-27 | ボルネオ自然満喫の旅
山小屋の夜は早い・・・

17時に夕食が始まり、18時すぎにはシャワーを浴び、
19時には相部屋の方々が徐々に眠りにつく。

よい子もびっくり、
20時就寝、夜中1時半起床。


しかし不思議なことに疲れているはずなのに眠れない。
眠りたいのに眠れないなんてー!
相部屋の方々がグーグー安らかに寝ているのがいと恨めし・・・
そうこうしているうちに起床時刻となる(汗)

さくっと軽食を取り、夜中の2時半前に山小屋を出発。
当然真っ暗闇なので懐中電灯使用。


狭い道を登山者たちが一列になってノロノロ進む。
寒いだろうと思って着込んでいた服が暑い!
登山ってただ歩くよりエネルギー使うのねーなんて思いながら
端っこにどいて服を脱ぎつつ休憩。じゃないと渋滞が起こるので・・・

前のほうを歩く人たちの懐中電灯の光が上にウネウネ続いているのが見えて
急斜面を登るんだなぁと人事のように感心。


と思ったら、目の前に一本の白いロープが。

そしてそのロープが続いているのは道ではなく、
いわゆる岩の絶壁。
オーマイガー! 

登りは写真を撮ってないので(暗いし、そんな余裕もないし!)
下りの写真をば。



・・・・・大体、雰囲気伝わりますでしょうか?
登る時は暗くて気にならんかったけど、けっこう「足ふみはずしたらヤバイ系」です。
こんな岩場がしばらく続きます。


そして最後のチェックポイントを過ぎたら、月面みたいな世界でした。

これも写真がないので言葉でしか説明できないのですが・・・
石や岩がごろごろしただだっ広い丘は、木も草も見当たらなくて無機質で、
歩いても歩いても前に進まないような錯覚を起こさせます。
星と月明かりがゴツゴツした岩山の影を映し出してて、
それはそれは幻想的な世界なのです。


夜が明けた後はこんな感じ。
この風景を夜の暗闇に置き換えてご想像ください(笑)


徐々に東の空が赤く染まってきます・・・




最後に再び岩場をよじ登ったら、いよいよ山頂です!
ここが4095.2m!



頂上付近からの眺めもまた格別♪



天気にも恵まれ、空も雲もキレイに見えます!



夜が明けきり、名残を惜しみつつ急いで下山開始。
なぜ先を急ぐかというとトイレに行きたいから・・・




後ろを振り向けば、さっきまでいた頂上が見えます!


明るくなって初めて、「こんなとこ歩いてたんだ~」と全貌が明らかに。
それと同時に紫外線がジリジリ攻めてくるのを感じます。
何せ、地上にいるより4000m太陽に近い わけですから・・・




登山記録、おつきあいいただきありがとうございます。
最後にアホ写真で締めくくり。


山小屋で休憩後、スタート地点のゲートまで下山。
ヒザがカクカク笑って笑って、もう笑いが止まりませんでした。。。

登山1日目(1866.4m~3272.7m)

2009-08-24 | ボルネオ自然満喫の旅
ついに決戦の火蓋が斬って落とされたー!

前夜に飲んだビールのせいか、(←よい子はマネしないほうがよい)
慣れない高度のせいか、(←普段「海抜ゼロメートル」生活)
これから待ち構える過酷な道のりへの緊張のせいか、(←登山初心者)
思うように眠れなかったデリケートな私。

でも甘えていては山は登れません。
4000mの山も一歩から!!
というわけで、登山、開始。カ~ン!




入り口のところに「キナバルマラソン」の結果が表示されています。
キナバルマラソン・・・
それは世界一過酷なマラソンとして知られます。
だって登山往復走るんだもん・・・(汗)

私がこれから2日間かけ登って下りる日程を、わずか2時間半ちょいで走破・・・
に、人間じゃない~っ!!
ちなみに上位3位に入った日本人の方々の記録もあり、記念にパシャリ☆




おおっと・・・・目の前に立ちはだかる急勾配!
ひたすらジャングルの中を進むわけですね。



ウツボカズラ、発見!
ちなみにガイドさんは「モンキーカップ」と呼んでました。
正式な英語名なのかどうかは不明・・・



時々、ポーター(荷物運び屋さん)を見かけます。
見るからにものすごく重そうなブツを運んでいるのですが
軽々と私を追い抜かして登っていってしまわれます・・・

上の山小屋まで食料や燃料を運んだり、雇われて登山者の荷物を運んだり。
たまにありえない量の卵やらビールやらを運んでて度肝を抜かれます!
(しかも中には女性のポーターも!!)



公園本部で渡された昼ごはん。
途中の休憩所で他の登山客たちに混じっていただきます♪
(ただでさえ喉が渇く登山中にあえてゆで卵とは・・・もごもごもごっ)



えーと今回、本人出演やたら多めですが気になさらず・・・。
(じゃないとひたすらジャングルの写真になるので)



もっと立派なウツボカズラ発見!
いろんな種類があるそうです。



およそ700mごとにある屋根付のシェルターで休憩しつつ
(何と山なのに水洗トイレ完備!感動です)
おやつ食べたり写真とりつつしながらノロノロと登ります。

5kmを過ぎたあたり(高度で言うと3000mを過ぎたあたり)から
あれ?なんか周りの景色が違うなーと。
熱帯雨林のジャングルから高山系の植物に変わっていたようです。


振り向けば、街があんなに遠い~!



どんどん木が低くなってって、山頂付近の岩場がよく見えます。
もうひと頑張り!!



ついに本日宿泊の山小屋・ラバンラタレストハウス到着~!



カフェのテラスから見た景色。
一面の雲の絨毯が目の前に広がります♪

景色に見とれ・・・・と同時に、疲れと空腹でしばし放心(笑)
暖かい飲み物(しかもただでさえ甘いミロ!)に砂糖ガシガシ入れて
2杯くらい飲み干したところで人心地。

今日登って来た道を頭の中で振り返り、疲れを癒すのでした。。。

前夜祭

2009-08-18 | ボルネオ自然満喫の旅
期待と不安を胸に降り立ったコタキナバルの街。
ここから車でキナバル山の公園本部まで向かいます。
まず登山前日にこの公園本部(標高1600mほど)に一泊して身体を慣らし、
翌日の朝から登山開始というスケジュールです。

道中、ガイド兼ドライバーのお兄ちゃんから情報収集!
「ねーねー、ラフレシアの花が見たいんだけど・・・
どっか咲いてるとこ知らん?」



ラフレシアは世界最大の花で、ボルネオ島でしか見られないそう。
しかも9ヶ月に1度しか咲かず、咲いても5日ほどで枯れてしまうという
いわば 「幻 の 花」 ! 

おおおーっと、いきなり難易度高め!!



「ある!!公園本部から少し離れたところに、2日前に咲いた花がある。
ほんとラッキーだよ~、なかなか見られないんだから!」



というわけで、幸先よくラフレシア情報GET~♪



↑「ラフレシア咲いてます」の看板

一般の民家の敷地内に咲いていて、見物料を取って観光客に見せている。
咲く場所は決まってて、運良くラフレシアが咲く土地を持っている人は
世話しながら臨時収入も得られるというわけ。

ちなみに見物料は決して安くなくて、30RM(=900円くらい)
地元人の物価感覚で言えば3000円って感じやね~。



いよいよご対面!!




イメージより小ぶりなものの、これぞラフレシア!
この時、1週間以上雨が降ってなくていつもより小ぶりになったそう。
(直径40cmくらいかなぁ。柵で囲ってあって間近では見れない)
それに乾燥で、端っこのほうから黒くなって少しずつ枯れてきてる。
でもでも一期一会、奇跡の遭遇じゃ~!(ありがたやありがたや)




この周辺は高原気候をいかして、野菜や果物の生産がさかん。
農業で生計を立てている人も多くのどかな雰囲気。




夕方、この日泊まる部屋からみたキナバル山。
今いる標高が1600mとして、山頂が4095m。
遠い・・・・目標は遥か遠いぞ~(≧血≦)





同じように明日から登山するであろうグループに囲まれながら夕食。
欧米人とか、学生らしきグループが目立つ。

夕食はブッフェ形式でこれが予想以上になかなかおいしい!
夜になるとググッと冷え込むんで、温かい料理とかスープがしみるっス。

それにしても、この標高でこんだけ寒いなんて・・・
山の上のほう行ったらどうなるんだろうとちょっと不安になったりしつつ
前夜祭で気分を高めるのでした。

キナバル山への道

2009-08-13 | ボルネオ自然満喫の旅
キナバル山は、マレーシア・ボルネオ島の
コタキナバルという街から車で約2時間のところにあります。

普段マレー半島をうろうろしている私にとって、ボルネオ島は初上陸♪
シンガポールからは飛行機で2時間。思ってたよりずっと近い!



物理的な距離は近いのですが、キナバル山は簡単には登れません。

ユネスコの世界自然遺産に登録されているキナバル山。
自然を守るためにも一日の登山入山者は150人までに制限されています。
あらかじめ山小屋を予約しておき、また登山の際は必ずガイド同行など
様々な決まりごとがあります。

この山小屋の予約がなかなか取れない!
特に、連休のような『絶対混むであろうシーズン』にしか行けない
しがないサラリーマンとしては、山小屋確保が計画のキモ!!肝ですよ。

5月半ば、計画のため動き出した時にはすでに満室(≧血≦)
旅行会社さんにあの手この手奥の手でお願いしまして・・・というのはウソで、
6月はじめ、キャンセルが出たところを即効押さえてもらいました。
同時に飛行機のチケットGET!!(これは簡単)


さて、そして次にすることは?


そう、


登山のための体力作り・・・(汗


知る人ぞ知る私という人間の印象ですが、

「トロそう」
「運動できなさそう」
「体力なさそう」

・・・・どうやら登山するにはかなり致命的ハンデを抱えているようです。
いわゆる、絵に描いたような運動オンチってやつ(笑)?



しかーし、計画を立ててしまったからには後戻りできません。

昼、職場ではトイレに行く度に個室内でスクワット15回してみたり
夜、疲れた身体にムチを打ちジョギングもどきしてみたり。

おお・・・・・何とも涙ぐましい努力!(←大げさ)




そんな数ヶ月(ってたった2ヶ月やん!)の秘めたる特訓の日々を過ごした後、
ついに目の前にキナバル山が待ち構えます。

待ってろよー!
絶対登ってやるー!!

東南アジアのてっぺん

2009-08-11 | ボルネオ自然満喫の旅


ご無沙汰です!
7月8月、イベント目白押しで夏を満喫中。
(ちなみに平日は真面目に働いてますので、誤解のなきよう・・・)

この度、わたくし、かねてからの野望のひとつだった
東南アジア最高峰
マレーシア・ボルネオ島のキナバル山 (4095.2m)
登ってまいりました♪

一歩一歩、自分の足でふみしめながら登った2日間。
登山初心者(富士山も登ったことない)ながら、頑張りました。
意外に体力も根性もあるやんか!とちょっと自分を認めてあげたく・・・。




登山証明書、一生の宝物にします☆