昨日の午後から準備した「先生を偲ぶ会」がいよいよ本番を迎えました。
私は一席目の半東と五席目のお点前担当、それ以外は受付担当でした。
昔一緒にお稽古していた元社中の懐かしい人達がたくさん来てくれて、
あとは同じ流派の諸先生方もたくさんいらして、とても嬉しかったです
心配していた雨(雷雨!)も、お客様がいらっしゃった時にはほとんど降らず、
お席の最中ににわか雨が降った程度であとは晴れたので
やっぱり先生は晴れ女ですねとみんなで話していました。
バタバタしていてあまり写真を撮れなかったのですが
ちょっとだけ本日の設えを。
ちょっとたくさん湯呑が出過ぎてますけど
ここが寄付。
ここで副支部長のKさんがお白湯をふるまって、次のお席を待って頂きます。
湯呑の中には梅肉が仕込んであって、そこにお白湯を入れて、
最後にあられを浮かべてお客様に差し上げました。
後ろに生けたお花です。
A倍先生が心を込めて生けて下さいました
「夢」の色紙も。
お床。
「竹葉々起清風」
先生が好んで使って下さったお軸です。
お花は夏椿(沙羅双樹)
朝はまだつぼみだったのに、お席が始まったら開花してしまいました・・・
でもとっても可愛いお花でした。
お花入れも先生がお気に入りだった薩摩焼の瓢。(沈壽官作)
花台は真塗の蛤刃。
お香合は若鮎と青楓の蒔絵の色紙重香合。
これも先生がこの時期にいつも使って下さっていたお道具です
お釜とお棚とお水指。
どれも先生ゆかりのお道具です
先生のお写真とお供茶。
先生にお席を見守って頂きました。
お菓子は「わすれな草」という御名の茶巾絞りでした。
お棗とかお茶碗とか・・・
そういうお道具の写真は撮り忘れてしまいました
全部で五席でしたが、どのお席でも先生の思い出話がたくさん出て
本当に「先生を偲ぶ会」になりました
そのお話を聞いていてちょっと涙が出そうになったりしましたが
グッとこらえて半東しました。
その後受付(兼荷物番)に居たので、お席を終わって戻っていらしたお客様が
皆さん「いいお席でした」とおっしゃって下さるのがとても嬉しかったです。
それぞれに先生との思い出がおありなので、そんな話をして下さる先生もいらしたりして
ここでもホロリとしてしまったりして。
「先生、喜んでらっしゃるわね」とおっしゃって頂いたのは、本当に嬉しかったです。
でも、完璧主義だった先生からすると、そこここに指摘されそうなところがあったかも・・・
とも思ったりもするのですが
これからは、先生に教えて頂いたたくさんのことを忘れないように
もっと掘り下げてお勉強していけたらと思います。
表面的なお点前の所作とか手順とか、そういうことだけではなく、
茶道の奥深さをたくさんたくさん教えて下さった、本当に素晴らしい師でした
先生にお稽古して頂けなかったら、私はこんなに長くお茶を続けられなかったと思います。
先生にお稽古して頂いたあの時間は、本当にプライスレスでした
先生、本当にありがとうございました。
そして無事に偲ぶ会が終わったことに脱力
ホッとしました。
社中の皆さん、本当にお疲れ様でした。
やっぱりチームワークは抜群でしたね
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