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レース展望と回顧、馬券術について

3/19(火) 日経賞の展望

2024-03-19 | 分析
 天皇賞・春の前哨戦としては、阪神大賞典と並んで双璧と言ってよい日経賞ですが、2年連続タイトルホルダーに及ばずの2着だったボッケリーニが今度こそ勝ち切るのか、ちょっと興味があるところです。今日はこのレースを検討してみます。
 
 
 過去10年間の3着以内馬の傾向は以下のとおりです。
 
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇有馬記念     11頭 ヒートオンビート⑮16着
 〇AJCC     6頭 ボッケリーニ②2着 クロミナンス⑤3着
                  マイネルウィルトス①5着 アドマイヤハレー⑨12着)
 〇日経新春杯    4頭 (*該当馬なし
 〇ステイヤーズS  2頭 (*該当馬なし
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 4歳 10頭   〇5歳 8頭   〇6歳 7頭   〇7歳以上 5頭   
/◇牝馬 2頭   ◇騸馬 0頭
 
 4歳が最多ですが、今年は出走なしです。
 
3)血統
 馬場状態にかかわらず底力が要求されることもあってか、母系にノーザンダンサーの血脈をもつ馬が好走しています。母父にこの血脈をもつ馬は、以下の2頭ですが、両馬ともまだ3勝クラスの馬だけに、ちょっとここは苦しい感じです。
 ・サザンナイツ:父トーセンラー(ディープ系)/母父Rip Van Winkle
 ・ミステリーウェイ:父ジャスタウェイ(ハーツクライ)/母父High Chaparral
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ①前年以降のGⅠ・Ⅱで5着以内:距離2000~2500
 ②前走中山か距離2400でない馬は苦戦
 ③追い込み馬不振:前走4角⑨番手以内
 ④大型馬不振:490kg以上0・0・0・20
 
 上の条件を満たすのは、ヒートオンビートボッケリーニマイネルウィルトスの3頭、次点はクロミナンスマテンロウレオです。
 

5)宮田式バイオリズム

 ・クロミナンス    4・1・2・4
 ・サザンナイツ    3・0・2・18
 ・ホウオウリアリティ 4・3・4・20
 ・マテンロウレオ   3・2・0・12
 
6)結 論  
 舞台適性を考えればボッケリーニが3着外にとぶのは考えづらいところです。ここ2年、GⅠ以外で着外に敗れたことはありませんし、昨秋から3戦していずれも2着と、安定感抜群です。ただ今年は8歳。そろそろ危ない予感はします。他では、マイネルウィルトスも同じく8歳。ヒートオンビートは7歳ですが、他馬より1㌔余計に背負わされている点がどうでしょうか。この3頭が3頭とも馬券から外れるのは想定しづらいですが、今日は年長の実力馬たちよりも5歳勢の上がり目に期待して、クロミナンスマテンロウレオをねらってみたい感じです。マテンロウレオは春天5着もあるので距離は大丈夫そうですが、中山コースの戦績が0・0・0・6で5着がやっとなので、ここではクロミナンスの方を主軸とします。前走AJCCは2着のボッケリーニに0.2秒離されましたが、不良馬場なので酌量の余地はあります。7歳とはいえ、それほどレースを使っていないので消耗度は少なく、大事に使われて本格化が先延ばしになったと考えれば、このメンバーに入ってもそれほど見劣りしないと思います。
 ということで、今日は、
 クロミナンス  〇ヒートオンビート  ▲ボッケリーニ  でまとめておきます
 
 明日は、同じく土曜阪神の毎日杯を検討してみます。
 1ヶ月くらい前の予想では、今日3月19日には、東京でソメイヨシノが開花すると言われていましたが、最近居座っている寒気のせいで、蕾が縮こまってしまっているようです。外ではウグイスが催促するように鳴いていますが……。今日もまだ寒そうですので、暖かくしてお過ごしください。本日もお読みいただきありがとうございました。

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