連ちゃんで「夏草の賦」上下巻です。
久しぶりに読みましたね。浪人時代以来ですから、25、6年ぶりくらいでしょうか。月日がたつのは恐ろしいですね…(苦笑)
<内容>
四国を統一した戦国大名、長曾我部元親の半生を描いた作品です。司馬さんの戦国高知三部作の一作目ですね。いま、思い付きました(笑)。「竜馬がゆく」を入れると高知四部作ですね~。
序盤は元親と妻の奈々の両方の目線で描かれています。
<感想>☆☆☆☆
あらためて、面白かったです。何といっても悲痛なのは、終盤の信親の死ですね。たまたま、上司に無能な人間が来たために悲劇に見舞われる。仙石権兵衛のことですが…。今回読んでて思ったのは、元親にしろ、信親にしろ、ほかにやりようがなかったのかな、ということです。とくに元親は四国を統一した英雄なわけですから、権兵衛の言うことをきかず、もっと独断で動けなかったのかと同情してしまいました。
<元親>
この人について考えたことはあまりありませんが、あらためて思うのは四国を統一したものの、秀吉に敗れ、土佐一国だけにされたのはかわいそうということ。4カ国を1国とは少ない。信長からも土佐1国だけにされる予定だったわけですから、確かに元親は本編でも書かれていましたが、運が悪い感じがします。割合的には島津家と同じくらい削られたんでしょうが、やはり1国というのは少ない気がしますね。
<伊達政宗>
要所、要所で政宗の名前が出て、政宗好きとしてはうれしかったのですが、あれ?と思った箇所がありました。
もしかしたら気のせいかもしれませんが…。土佐一国を安堵された元親が、政宗も悔しさは同じだろう的なことを考えるシーンがあったと思います。たぶん。この時は、確かにそうだと思いました。ただ、その後、元親が島津攻めに参加するシーンがあります。
あれ…。
とすると、時代的に政宗はまだ秀吉に屈服してないのでは…。あれ、なんかおかしいような…。まあ、いっか、という感じです(笑)
久しぶりに読みましたね。浪人時代以来ですから、25、6年ぶりくらいでしょうか。月日がたつのは恐ろしいですね…(苦笑)
<内容>
四国を統一した戦国大名、長曾我部元親の半生を描いた作品です。司馬さんの戦国高知三部作の一作目ですね。いま、思い付きました(笑)。「竜馬がゆく」を入れると高知四部作ですね~。
序盤は元親と妻の奈々の両方の目線で描かれています。
<感想>☆☆☆☆
あらためて、面白かったです。何といっても悲痛なのは、終盤の信親の死ですね。たまたま、上司に無能な人間が来たために悲劇に見舞われる。仙石権兵衛のことですが…。今回読んでて思ったのは、元親にしろ、信親にしろ、ほかにやりようがなかったのかな、ということです。とくに元親は四国を統一した英雄なわけですから、権兵衛の言うことをきかず、もっと独断で動けなかったのかと同情してしまいました。
<元親>
この人について考えたことはあまりありませんが、あらためて思うのは四国を統一したものの、秀吉に敗れ、土佐一国だけにされたのはかわいそうということ。4カ国を1国とは少ない。信長からも土佐1国だけにされる予定だったわけですから、確かに元親は本編でも書かれていましたが、運が悪い感じがします。割合的には島津家と同じくらい削られたんでしょうが、やはり1国というのは少ない気がしますね。
<伊達政宗>
要所、要所で政宗の名前が出て、政宗好きとしてはうれしかったのですが、あれ?と思った箇所がありました。
もしかしたら気のせいかもしれませんが…。土佐一国を安堵された元親が、政宗も悔しさは同じだろう的なことを考えるシーンがあったと思います。たぶん。この時は、確かにそうだと思いました。ただ、その後、元親が島津攻めに参加するシーンがあります。
あれ…。
とすると、時代的に政宗はまだ秀吉に屈服してないのでは…。あれ、なんかおかしいような…。まあ、いっか、という感じです(笑)