インテグラな日々

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花妖譚

2015-09-18 01:01:13 | 司馬遼太郎
記念すべき、久しぶりのレビューが司馬さんの「花妖譚」。

まあ、地味な作品ですが、直近で読んだのがたまたまこれだったので…(笑)

なぜか、文春文庫の司馬作品を完全制覇しようと思い立ち、読んでない作品を片っ端というほどでもないですが、読んでます。

と、いうことで…

<内容>
司馬さんが福田さん時代に書いた短編集で、花にまつわる妖しい10篇の話です。

「森の美少年」     ナルキソス 水仙
「チューリップの城主」 別所長治  チューリップ
「黒色の牡丹」     蒲松齢   牡丹
「烏江の月」      項羽    虞美人草
「匂い沼」       子青    沈丁花
「睡蓮」        役ノ小角  睡蓮
「菊の典侍」      菊の典侍  菊
「白椿」        塩売長次郎 白椿
「サフラン」      山猫    サフラン
「蒙古桜」       男     蒙古桜

左からタイトル、主人公、花ですね。

まあ、ほんとに薄い本なので、あっという間に読み終わります。

ギリシャあり、中国あり、モンゴルあり。日本も戦国大名、忍者のおおもとといわれる小角や幻術師の話もあります。

<感想>☆☆
AMAZONの評価はめちゃくちゃ高いですね。もちろん、つまらなくはないですが、まあ無理に花に結び付けたりしてますし、何より一遍一遍が短いというのもあって、この評価です。読み応えというところで、ちょっと低めです。福田さん時代ですし…汗