「隊士絶命記」最後の話です。第10章から第11章までで、槍の谷三十郎の話です。
<内容>
平同士の田内知が不祥事を起こし、切腹することに。
介錯は、谷3兄弟の二男・三十郎が務める。
三十郎は槍術師範で、近藤の養子になっている弟・周平の存在などで、日ごろから新撰組内で存在感を示していた。
ところが、三十郎は人を斬ったことがないのか、切腹の介錯をうまく務めることができず、醜態をさらす。そして斉藤一が実質、介錯を務める。
この事件を機に、新撰組内の三十郎の評価が急落。やがて三十郎は何者かに惨殺される…。
<感想>☆☆★
谷三十郎の評価が新撰組内で落ち、その後、謎の死を遂げるという…新撰組ものでは意外と多い感じの話です。
篠原泰之進が谷を殺したのは…○○じゃないのか…というくだりが面白いですね。
<次は>
読み終わった吉川英治の「宮本武蔵」の第1巻です。