松本清張さんの全集36「地方紙を買う女」シリーズ最後の「陰謀将軍」を紹介します。
<内容>
足利最後の将軍・義昭が主人公。彼の陰謀に満ちた波乱の半生が描かれていく。
<感想>☆☆★
タイトルが「陰謀将軍」で、足利義昭自身、本書でも「自分の特技は陰謀」と言っております。
ただ、自分の感想としては、その逆のことを考えてしまいましたね。
義昭がやったことは陰謀でもなんでもなく、当たり前のことだと思いました。
彼は将軍ですし、将軍ならば傀儡将軍の立場を覆し、自分が日本の王になろうとするのは至極当然のことだと思います。
それよりも、自分の出世のため、したり顔で義昭のために奔走する(しているふり?)の細川藤孝や織田信長の方が本書を読んでて陰謀家だと思いました。
ま、藤孝などは信長に仕官できると、さっさと義昭を捨てる人物として描かれています。
陰謀将軍というイメージは、信長から見た義昭観ですね。
<次回は>
新撰組に戻って、子母沢寛さんの「新撰組物語」を紹介します。
<内容>
足利最後の将軍・義昭が主人公。彼の陰謀に満ちた波乱の半生が描かれていく。
<感想>☆☆★
タイトルが「陰謀将軍」で、足利義昭自身、本書でも「自分の特技は陰謀」と言っております。
ただ、自分の感想としては、その逆のことを考えてしまいましたね。
義昭がやったことは陰謀でもなんでもなく、当たり前のことだと思いました。
彼は将軍ですし、将軍ならば傀儡将軍の立場を覆し、自分が日本の王になろうとするのは至極当然のことだと思います。
それよりも、自分の出世のため、したり顔で義昭のために奔走する(しているふり?)の細川藤孝や織田信長の方が本書を読んでて陰謀家だと思いました。
ま、藤孝などは信長に仕官できると、さっさと義昭を捨てる人物として描かれています。
陰謀将軍というイメージは、信長から見た義昭観ですね。
<次回は>
新撰組に戻って、子母沢寛さんの「新撰組物語」を紹介します。