安倍政権は日本国民を不幸せにした
侘助 3月20日は国際幸福デーだ。ノミちゃん、知っていた。
呑助 へぇー、そんな日があるんですね。知らなかった。
侘助 実は私も知らなかった。2012年に国連が定めた「国際幸福デー」International Day of Happiness。3月20日は、「本当の幸福を追求する」をテーマに、世界中の人たちが本物の幸福について考え、感謝する日として制定されました。それは、物質的な豊かさや経済成長というよりも、人類の持続可能な発展、貧困撲滅、真の幸福追求を最優先にし、経済指数を示す国民総生産(GNP)よりも国民総幸福量(GNH)を重要とするブータンの提唱によって実現されたもののようだ。国民総幸福量=GNH(Gross National Happiness)とは、簡単にいうと国民の精神面での豊かさを計る「ハッピー指数」。資本主義的な経済価値を求めるGNPやGDPではなく、国民の心理的な「幸福感」などを示すもの。2012年6月28日に国連顧問のジェイム・イリエン(Jayme Illien)が提唱し、国際連合総会で193ヶ国の加盟国が満場一致で、国連決議66/281として採択。2011年に Illien Global PublicBenefit orporationによって多年キャンペーンとして開始されたようだ。
呑助 ブータンの提唱によって制定されたということに意味があるように思いますね。
侘助 毎年、3月20日に世界幸福度ランキングが発表されている。
呑助 どのような基準で幸福度を測っているんですかね。
侘助 各国の国民に「どれくらい幸せと感じているか」を評価してもらった調査と、GDP、平均余命、寛大さ、社会的支援、自由度、政治の腐敗度といった要素を元に幸福度を計る。7回目となる2019年は世界の156カ国を対象に調査をした結果が発表された。。
呑助 日本は何位ぐらいだったんですかね。
侘助 過去五年間の日本の順位は2015年 46位、2016年53位、2017年 51位、2018年 54位、2019年 58位のようだ。第二次安倍政権は1912年からだからね。日本国民は安倍政権になってから毎年不幸になっていっている。
呑助 日本の国民は安倍政権になってからずっと幸福を感じることは少なくなっているということですか。
侘助 安倍政権は国民の生活を豊かにする。幸福にすることはしなかった。新聞やテレビで安倍政権は良いことをしているかのようなことを宣伝しているだけなのかもしれないな。
呑助 いくら宣伝されても幸福を実感することがなければ、幸福度のランキングが上がることはないということですね。
侘助 経済成長が国民の生活を豊かに、幸福にするという宣伝には嘘がある。経済が成長すると豊かになったところから富が国民に滴り落ちてくるという宣伝を聞かされてきたが、富は国民には滴り落ちてこなかった。経済成長し得た富を国民に分配する仕組みを作らなければ国民には富が滴り落ちてくることはない。
呑助 国民はただ低賃金で長時間、厳しい労働をさせられるだけということでしようか。
侘助 幸福度ランキング上位10の国々の中で唯一第9位に入っているカナダを除いてG7の国々は入っていない。アメリカもイギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリアの国々の幸福度は低い。GDPの大きな国が国民を幸福にはしていない。
呑助 街中に出ていくと豊かな商品が満ち溢れていてもその商品を手にすることができなければ、国民にとっては何の意味もない。ただ欲望を刺激されるだけですからね。
侘助 大事なことは自分の生活に満足できるかどうかということだと思う。
呑助 「足るを知る」ということですかね。
侘助 そうなんだろうと思う。がしかしこのことを為政者が言ってはいけないと思う。私の言うことをよく聞いて和せば幸せになるということではいけないと思う。今度の元号「令和」の「令」は①いいつける。命じる。いいつけ。「令状」「命令」 ②のり。きまり。おきて。「訓令」「法令」 ③おさ。長官。「県令」 ④よい。りっぱな。「令色」「令名」 ⑤他人の親族に対する敬称。「令室」「令嬢」だ。政府の言いつけに和せ、そうすれば幸せになるというのは大きな間違いだ。