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海猫は空を飛ぶ

日常のちょっと違うと思ったことを書き連ねていきます。

コンパクトシティ

2007-05-19 23:01:02 | 地方

今、NHKの地方格差を考える特番を見終わった。
内容については、全国からさまざまな人を招いて、意見を語ってもらうというものだったので、特筆するようなことはあまりなかったが、「自分たちの問題、責任」という結論になったのは、どうもどうかなと。。。
でも、こうした番組が数多く放送されることで、本当に地方は疲弊し、困っているということを都会の人にわかってもらえればいいのかもしれない。

ちょうど、昨日ある小さな町の工務店の方と話をしているうちに、コンパクトシティの話題になった。
これまでのような公営住宅を作っても、利益を生まないし、自治体に新規で建設できる資金もない。
そこで、低層にグループホームのようは福祉施設や商業施設、その上に住宅を設けて、高層住宅を作ろうと動いていると話していた。
資金は、金融機関や民間から調達し、行政に借り上げてもらうことを構想していとのこと。
田舎であっても、利益を生むことが出来れば、ビジネスとして成り立つし、行政も福祉など行政サービスを提供できる。
まさに一石二鳥というわけだ。

しかし、現在の制度では、こうした事業をスムーズに運ぶものがなく、町と試行錯誤しながら作業を進めているとも話していた。

NHKの番組内でも、コンパクトシティについては、賛成と反対が二分されていた。
経済効率だけで考える行政的視点は、地方文化の破壊にもつながるという意見もあった。

効率だけを追求するのは愚かだが、病院や福祉施設、高齢化などを考えるとき、「住民が望み必要とする」コンパクトシティは、これからの重要な政策になっていくのだろう。


胸の谷間

2007-05-01 09:12:56 | 地方
ゴールデンウイークの谷間なので、、、

最近の女性は、やたら胸の谷間を強調するような服装を普通に着ています。
テレビなどで見ているだけならいいのですが、身近な女性がそんな服でいようものなら、視線のやり場に困ってしまいます。
凝視すれば、「セクハラオヤジ」と言われることは100%間違いありません。
しかし、そこは男の悲しい性。見まいと思っても、視線がどうしても行ってしまいます。

女性側は、どう思っているのでしょうか。

下着メーカーのCMなどを見ると、「寄せて上げる」式のブラを「モテブラ」なんて称して宣伝してますから、やはり男性の目を意識させようとしているのは間違いないんでしょう。しかし、恋人だとか、旦那だとか、彼氏だとか、そうった目的がある時はいいけれど、普段までやられると、けっこう辛かったりします。

決して、迷惑だと言っているのではありませんよ。

そこまでやるのなら、オヤジたちが「じっと見ても」絶対セクハラとは言わないでください。
「あら、そんなに私の胸、魅力的ですか?興味あるなら、もっとしっかり見てもいいですわ」とでもアピールしてくれると助かるのですが。

でも、実際そんな女性がいたら、「ひく」ことは間違いないか。

非常に難しい問題です。

有効求人倍率

2007-05-01 08:49:43 | 地方
NHKのニュースを見ていると、北海道の有効求人倍率は5ヶ月連続で前年を下回っているそうです。
3月の数値は0.54。就職したい二人に一人しか仕事がないってことでしょうか。

先日、デンソーの千歳進出がニュースになりましたが、製造業の基盤の弱さは、そうそう劇的に改善されるものでもありません。

期待のバイオエタノールも、最近は農産物の価格高騰とう負の面もクローズアップされて来ていますし、困ったものです。
もちろん、農業の活性化のためには、必要な要素ではあるのですが、石油連盟方式と環境省などが進めている方式で食い違っており、この先どうなることやらと心配しています。

さらに、先日書いた消費税の地方配分のアップなども、財務省などが強い反発をしているとかで、予断は許さない状況です。

ある新聞の記事で、「分かっているけれどやめられない」というようなトーンの記事が掲載されていました。
厳しい経済環境を改善するために、中央とのパイプを強調する政治家と民が「国に依存する式の選挙が繰り広げているという批判記事です。最後には、お決まりの自助努力を訴えているのですが、そんなもんで解決するのかなと疑問を持ちながら読みました。

私の描く図式では、やはり地方へ今一度税源を増やすしかありません。もっと思い切るなら、都会に集中しているモノ、カネを分散するようなことを強制的に実行するしかないでしょう。

しかし、これは抵抗が多くて、どこまでやれるのか疑問ですね。

毎月、注目している統計に財務省の税収があります。
3月末の数字は、消費税が減っている反面、法人税は高い伸びを示しています。
鉄鋼大手や、自動車各社なども大幅な利益増になっているようです。

おっと、またとりとめない話になって来ました。
スパッと問題解決してくれる、リーダーはどこかにいないものでしょうかねえ。



地方格差解消に消費税

2007-04-17 17:38:18 | 地方
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070417AT3S1700E17042007.html
総務相、地方消費税上げを「骨太の方針に」

菅義偉総務相は17日の閣議後の記者会見で、消費税の地方への配分(現行は5%のうち1%)を引き上げると6月にまとめる「骨太の方針2007」に明示させる考えを表明した。尾身幸次財務相は閣議後の記者会見で「都市と農村の格差を放置するわけにはいかない」と指摘しつつも、地方消費税の扱いについては「総務相の考えは一つの考えだが、もう少し詰めてみないといけない」と語るにとどめた。

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日経より引用

おっと、地方格差解消の「目玉」が出ました。
とりあえず死にかかっている地方に、この政策は効果がありそうです。
地方に住む人間にとって、一番てっとり早い政策だし、とにかく何とかしてくれーと日々、叫び続けている立場としては、来年度予算から実現して欲しいものです。

しかし、よく考えればこの時期に、こんな美味しい話が出るというのは、裏があると勘ぐりたくなります。

そうです。夏の参議院選挙をにらんだリップサービスかもしれません。
あめ玉をちらつかせて、有利に選挙戦を戦おうというのかもしれません。
さらに、これが消費税アップへの布石にならないかということです。基本的にある程度の消費税アップは、私自身は容認しているのですが、それもこれも少子化対策や、弱者救済など「目に見える部分」に充てて欲しいと切望しています。

今の日本は、弱肉強食のせちがらい、住み難い社会になってしまいました。
心の豊かさなんて、どこかに消し飛び、悲しい事件ばかりが起きています。

もちろん活力があり競争も必要ですが、優しさを失ってしまっては元も子もありません。

純粋に格差解消のために、地方に消費税を回してくれるのであれば諸手をあげて賛成しましょう。

でも、やっぱり何か臭うなあ。


景気回復のシナリオ

2007-04-03 21:15:46 | 地方
小売りやサービスに明るさ・日銀短観

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070403AT2C0205L02042007.html

昨日でしたか、大企業の短観が悪化し、景気が踊り場になるのではという懸念がでました。

しかし小売やサービスでは、上向きになってきているようです。
昨日書いた水が溢れるという現象がいよいよ本格化しているのでしょう。

今日は前向きに考えてみたいと思います。

企業の税収は好調です。財務省が発表した税収実績によると
法人税は1兆1534億円と前年同月比で4.3%増えた。好調な企業業績を背景に、年度初めからの累計でも約7兆7800億円と前年同期に比べ16.4%増えている。
とあります。

これを受けて企業の経常利益も
経済産業省が発表した企業活動基本調査によると、2005年度の日本企業の売上高は前年度比2.7%増えた。経常利益は11.1%増だった。売上高の伸びと営業費用が低下したことが貢献した。調査は3万8688社を対象に実施。売上高は638兆6000億円、経常利益は27兆9000億円だった
とあります。

さらに夏のボーナスは
従業員5人以上の民間企業の今夏の1人あたりボーナス支給額は3年連続で前年を上回るとの予想を民間調査機関3社がまとめた。企業収益が底堅く推移しているうえ、企業の人手不足が広がっているため。今春闘の賃上げの動きとともに、個人消費の一定の下支え要因となりそうだ。

 第一生命経済研究所、野村証券金融経済研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの3社が、厚生労働省の毎月勤労統計調査ベースで予想した。予想はいずれも1人あたりの支給額が2006年夏の実績(41万6000円)を上回るとしたものの、前年比の増加率は最大1.7%、最小0.2%とばらつきがみられた。
だそうです。

(いずれも日経サイトより)

こうしたプラス要素が国の税収に反映されるのは間違いありません。2007年度予算では税収の好調で赤字国債の発行高は25兆円まで減少。あと4.4兆円あればプライマリーバランスは均衡します。
年金支出が2008年度は増えるそうなので、支出が増えますが、伸びが続けば政府が目指している2011年度のプライマリーバランスの均衡は実現しそうです。

内需が増えれば、消費税も増えます。
プライマリーバランスが均衡すれば、税金のフリーハンドが増えます。赤字国債の償還にまで踏み込むことが出来れば、景気対策、福祉予算確保にも目途がつきます。

そうするとさらに税収が増え、地方交付税も増加していきます。疲弊しきっている地方にもやっと水を流すことが出来るでしょう。

私は、こうしたプラスの循環が案外数年後にやってくるのではとは最近考えています。
ただ、このとき、これまで失敗してきたことを繰り返してはいけません。
嫌でもグローバリゼーションの中で生きていかなければならない日本。地方も競争力とか効率化は必要です。

とりあえずある程度までは地方交付税も底上げする必要はありますが、そこから先は「アイデアと工夫と努力」に対してインセンティブをつけなければなりません。
そうしないと、また無駄が横行しますから。

これまで何度か述べてきました、地方活性化の事業を推進します。バイオ燃料の推進、農林水産業の活性化、二酸化炭素の排出権利用、スローライフなど癒しの地域づくり、観光活性化などなど。。。
こうして非製造業と工業をリンクさせることで、地域ごとにある程度完結するリサイクル社会を作ります。
地元にものづくり系の工業、専門学校を拡充し人材を育成します。

地域で金を作る力が出来れば、人も増え少子化問題も改善されます。


水が溢れる

2007-04-03 06:59:28 | 地方

日経に「今の日本経済は水が溢れ始めた状態」とありました。
人手不足で、アルバイト代が高くなっていたり、土地価格が首都圏を中心に高騰していたり、大企業の初任給が上がっていることなどを取り上げてのことです。

一方では、北海道新聞には、夕張の後藤市長が市の負債を前中田市長から引き継いで個人債務を負っているなんて記事もありました。

すごい格差ですよね。

能登半島の地震、そして現在の住民の様子が報道されていますが、画面に出てくるのは老人ばかりです。

経済指標でも、マクロ経済では好調な数字が出ている一方で、消費関連は常に弱含みです。
特に北海道なんて、いい数字はほとんどありません。
失業率、有効求人倍率、所得、税収、、、すべて悪化しています。

今日も格差のこと書いちゃいました。
会社に行くと、まさにこの格差の「低」の部分に直面するせいなんでしょうね。

あーあ、商売変えしようかなあ。

思い切って、外国でも行こうかなあ。

こうした気持ちを持つと、若者ならどんどん都会に行っちゃうんでしょうね。

水が高いところから低いところに流れるように。

水が溢れるのを待っていても、途中で自分の畑に引き込む人がいれば地方には決して流れてこないんですよね。


道路中期計画

2007-03-31 13:22:29 | 地方
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070331AT3S3002N30032007.html

今日の日経に「道路中期計画、8月に素案・国交省が作成着手」という記事が掲載になっています。
その中で、
以下引用
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昨年12月の道路特定財源の見直しに関する政府・与党合意では「真に必要な道路」の整備には、資金を投入し、残った税収を年金や教育にも使える一般財源にするとの決着が図られた。その「真に必要な道路」を定めるのが中期計画。内容次第では一般財源化による財政再建という道路特定財源改革の趣旨が「骨抜き」になる懸念もある。
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日経って、やっぱりマクロ優先でしか見ないのかなあ。
最後の「骨抜き」という表現は、暗に「道路族、建設業界のための道路づくりは許さない」と言っているのに等しい。
まあ、正直そうした面がないと完全否定は出来ないのかもしれないけれど、国の財政再建が何よりも大事という姿勢は、今の地方切り捨て、格差社会を作った考え方なんだよね。

どうして、地域経済の再生に公共事業を使っちゃいけないんだろう。
そんなに無駄とか、膨大に増やせとか言っているわけじゃないんだから。
自分の立場が守られている人は、やっぱり無責任に言えるよね。
そんなに国の財政が大事なら、インフレターゲットを高めにして、大企業の税収あげて、ついでに累進課税も復活させて、消費税も上げればいいしょ。

人が生きて、生活を送っているという視点が欠如しているから、無駄な道路はいらない。もうからない鉄道はいらない。福祉予算は削ればいい。イノベーション出来ない中小企業はいらない。金食い虫の地方はいらない。。。こんな発想が出てくるんだろうなあ。

西武が北海道内3個所のスキー場廃止

2007-03-24 11:42:06 | 地方
スキー場の廃止
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070324&j=0024&k=200703234947
北海道新聞のwebサイトです。

新聞でも読みましたが、転載するのが面倒なのでリンク貼りで失礼。

深川は私の実家の隣町。高校は深川に行ってました。
西武が開発したスキー場は、私が大人になってからだったので、行ったことがありません。しかし、子供のころは深川市の三瓶山(合ってるかな?)スキー場によく行ったものです。

高速からアクセスもいいし、旭川からも近いし、廃業は残念です。
ついこの前、北大雪スキー場の春スキーオープンのニュースを書いたばかりなので、何が違ってこうなったんだろうと考えてしまいました。

もっとも違うのは、「地元のやる気」じゃないでしょうか。
もちろん、西武という以前は日の出の勢いだった会社が今は経営再建中。その中で、経済効率を追求すれば、北海道の深川、津別、真駒内というのは「儲からない」んでしょう。

でも、地元は経済だけで動いているわけじゃないです。
そこには、住民の娯楽、雇用、最近は環境との共存も大事なテーマです。

今は景気のいい大企業でも、10年先、20年先はどうなるか分かりません。浮き足だった姿勢で誘致すると大きなツケを最後は地元が払わされます。

ある程度の外部の力は、どの産業でも必要でしょう。
でも、結局は地元にやる気があるかどうかなんですよね。
地元が一本立ちできるようなものじゃなきゃ、ただの寄付と同じ。途絶えたら、経済は回らなくなってしまいます。

基地、公共事業、原発、大企業誘致、、、どれも経済活性化には魅力的だけれど、その裏返しもあるということを知らなければなりません。
ただ、「分かっていてもやめられない」という面も確か。

どちらがいいという問題じゃなく、要はバランスなんでしょうねえ。


北大雪スキー場

2007-03-21 20:01:36 | 地方
http://www.gl-net.ne.jp/kitataisetsu/index.html

以前、ニュースで北大雪スキー場が春スキーのシーズンだけ営業開始するっていうのを見ました。
そして、今オープンしたスキー場の様子がニュースで流れていました。
ホームページを見ると、
【3/15~5/6】春だけ期間営業いたします!
とあります。

こういうアイデアビジネスいいですねー。
春スキーは、普通のところは雪質もザラメみたいになって、どんどん悪化していく。
北大雪スキー場は、その点「寒い」ですから、これからも雪質はバッチリですから。
そして、高速道路が開通した「地の利」を利用しようという姿勢。

頭は使いよう。熱意を持って、地域活性化しようという姿に感動しました。





大雪

2007-03-13 17:41:53 | 地方
昨夜、倶知安に泊まりました。
夜、街中を走ったのですが、前がまったく見えなくなるほどの大雪。さすが、倶知安だと思いました。
一夜明けた朝は、町中で除雪機械が行き交い、流雪溝に雪を流し込む姿が見られました。

今年は、雪が少なすぎて、悲喜こもごもです。
財政難にあえぐ自治体にとっては、除雪費が少なくて嬉しかったでしょうが、スキー場や雪排雪に携わっている人たちにとっては商売あがったり。
何事もほどほどがよろしいようです。