7月の完全失業率5.7%、過去最悪を更新
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090828AT3S2800228082009.html
今、株価が上がっているが「雇用無き経済回復」なんていう言葉もささやかれている。こんなに失業率が上がれば、そりゃそうだし、まして内需拡大なんて夢のまた夢にしかならない。
母子加算とか、生活保護とかは確かに大事だし、社会全体でセーフティネットを作らなければならないが、肝心なのは「働くお父さん、お母さん」を元気にサポートすることだ。
小泉構造改革では、「格差は当たり前」とか「勝ち組、負け組」とか嫌なことばが氾濫し、どんどん国の社会への分配を削っていった。地方に行けばどこもかしこもシャッター商店街で、若者もいないし、寂しい街並みばかり。
唯一とまでは言わないが、「無駄な道路」とか叩かれ続けた公共事業という地方の仕事もどんどん削減してしまった。
(過去10年間で半減だから)
自民党の構造改革の旗振り役だった竹中平蔵は人材派遣会社の会長におさっまったらしいが、あんな人たちが日本をめちゃくちゃにしたと、多くの国民は思っている。
それが現在の自民党への恨みつらみにもつながっている。
麻生の好きずき、個人的資質は別として、「行きすぎた新自由主義への反省」は大いに評価できるが、あまりも遅すぎた。
安倍内閣の後ぐらいに思い切って方向転換すればよかったが、リーマンショックが来なければ、未だに変わっていないだろう。
それもこれも、東京目線でしか物事を考えられない日本のトップが悪い。輸出産業で外貨を稼がなければならないのは、日本の宿命だが、それで国内をめちゃくちゃに疲弊させては元も子もない。
そんな簡単なことが分からない馬鹿どもに政治をまかせていたのが誤りだった。
今の状況で民主党が政権を取っても、国内経済はもっと厳しくなるだろう。次世代につながる投資を思い切ってやり、現役世代が安心して暮らせる社会をつくることが何よりも大事だ。
そうすれば、自然と出生率もあがるだろうし、年金医療への財源も生まれるというものだ。
肝心要の経済政策がない政党は、日本を引っ張っていく資格はない。
※選挙前なので、特定の支持政党は公表できませんってか。。。
個人のブログまで違反になる可能性があるって、どうなんだろう。