昨日のWBC、日本vs韓国は体がしびれ、胃が痛くなり、ハラハラどきどきする展開だった。先発した岩隈は相変わらず低めに変化するボールを丁寧に投げ込み、最小失点で切り抜ける。最後は、緊張もあっただろし体も疲れただろうしで、腕が下がりあっぷあっぷになっていた。
ワンテンポ交代が遅れたかとも思ったが、リードしたまま最終回へ。
クローザーを任せられたダルビッシュは、アドレナリン全開だったせいかいつもとフォームが狂っていた。普段は、左足をあげて一旦止まるような2段モーションぽい投げ方をしているのだが、昨日はその左ヒザが内側(後方)に入るフォームに変わっていた。そのせいかどうか分からないが、スライダーの曲がりが大きくストライクが取れない。
四球2つ出してしまい、同点打を浴びる結果となる。
タイムリーを打たれたボールもスライダーだったが、ストライクを取りにいったせいか甘く入ってしまった。
ダルビッシュの投球を見ていて、こうした大舞台でのピッチャーはいつもより力が入るのだと感じたのだが、まだ彼は22歳。平常心でいつものフォームで投げろという方が無理だろう。あそこはアドレナリン全開でいいし、多少ボールが甘くなろうと切れが良く、威力ある速球をど真ん中に投げる方が頼もしい。思い切って投げたボールは案外打たれないものだ。
さて、延長10回。舞台はイチローのために整えられたと言っても過言ではなかった。
韓国の監督は後からバッテリーへ敬遠の指示が不徹底だったのが敗因だとかほざいていたが、あの状況では勝負するのが男だ。
逃げて敬遠したら、現地マスコミやファンからも弱虫と言われるだろう。
世界一を決めるクライマックスだ。スポーツなら堂々と戦わなければならない。
韓国のピッチャーもよく投げていた。最後のクローザーは、右サイドスローから140キロ台後半の速球やシンカー、スライダーを投げわけていた。
しかし、ここで右対左の相性が出た。
イチローがヒットしたアウトサイドへやや沈むボールはストライクゾーンだ。あのコースは絶好のピッチャー返しのコース。まあ、それまでファールで粘り、最後にあのアウトサイドへ投げさせたイチローの技術が勝っていたとも言えるが、「神が降臨した」瞬間であった。
昨日のイチローは、全打席通じて「神がかって」いた。すべての打席で真をとらえ、バントも完全にボールが止まるほど完璧だった。
その流れから言えば、最後にイチローに打席が回った時点でシナリオは出来上がったとも言えるだろう。
野球の祭り、WBCは日本の優勝に終わった。
韓国も強かった。
アメリカは、MLBのシーズンが直近に控えているとあって、球団から強い制約があったとマスコミは伝えている。そのせいもあって、選手も(特にピッチャー)最強選手を招集出来なかったと言っている。
でも、負けは負け。勝ちは勝ちだ。
日本の優勝が決して色あせることもない。
もし、アメリカが優勝を欲すのであれば、「ドリームチーム」を結成すればいい。それまでは、日本が何と言われようがチャンピオンだ。
ワンテンポ交代が遅れたかとも思ったが、リードしたまま最終回へ。
クローザーを任せられたダルビッシュは、アドレナリン全開だったせいかいつもとフォームが狂っていた。普段は、左足をあげて一旦止まるような2段モーションぽい投げ方をしているのだが、昨日はその左ヒザが内側(後方)に入るフォームに変わっていた。そのせいかどうか分からないが、スライダーの曲がりが大きくストライクが取れない。
四球2つ出してしまい、同点打を浴びる結果となる。
タイムリーを打たれたボールもスライダーだったが、ストライクを取りにいったせいか甘く入ってしまった。
ダルビッシュの投球を見ていて、こうした大舞台でのピッチャーはいつもより力が入るのだと感じたのだが、まだ彼は22歳。平常心でいつものフォームで投げろという方が無理だろう。あそこはアドレナリン全開でいいし、多少ボールが甘くなろうと切れが良く、威力ある速球をど真ん中に投げる方が頼もしい。思い切って投げたボールは案外打たれないものだ。
さて、延長10回。舞台はイチローのために整えられたと言っても過言ではなかった。
韓国の監督は後からバッテリーへ敬遠の指示が不徹底だったのが敗因だとかほざいていたが、あの状況では勝負するのが男だ。
逃げて敬遠したら、現地マスコミやファンからも弱虫と言われるだろう。
世界一を決めるクライマックスだ。スポーツなら堂々と戦わなければならない。
韓国のピッチャーもよく投げていた。最後のクローザーは、右サイドスローから140キロ台後半の速球やシンカー、スライダーを投げわけていた。
しかし、ここで右対左の相性が出た。
イチローがヒットしたアウトサイドへやや沈むボールはストライクゾーンだ。あのコースは絶好のピッチャー返しのコース。まあ、それまでファールで粘り、最後にあのアウトサイドへ投げさせたイチローの技術が勝っていたとも言えるが、「神が降臨した」瞬間であった。
昨日のイチローは、全打席通じて「神がかって」いた。すべての打席で真をとらえ、バントも完全にボールが止まるほど完璧だった。
その流れから言えば、最後にイチローに打席が回った時点でシナリオは出来上がったとも言えるだろう。
野球の祭り、WBCは日本の優勝に終わった。
韓国も強かった。
アメリカは、MLBのシーズンが直近に控えているとあって、球団から強い制約があったとマスコミは伝えている。そのせいもあって、選手も(特にピッチャー)最強選手を招集出来なかったと言っている。
でも、負けは負け。勝ちは勝ちだ。
日本の優勝が決して色あせることもない。
もし、アメリカが優勝を欲すのであれば、「ドリームチーム」を結成すればいい。それまでは、日本が何と言われようがチャンピオンだ。