goo blog サービス終了のお知らせ 

Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

もの思う終業式

2022年07月20日 | 学校生活

 今日は終業式、本来ならば体育館に全校生徒が集い行われているはず…

でも残念ながら依然コロナ流行中の現状では、全員集合は無理、ということで放送での実施となった。

 5月に臨任採用されたが、来月11日で契約を解除することにしたSuさんにとっては、これが最初で最後の全校集会。懐かしいこの体育館で校歌を歌いたかったなあ

冷房中で扉が閉ざされているので、中の様子はよくわかんないっす

 

 生物を教えてる生徒たちには、先週答案返却時に辞任の旨を伝えた。

  懐かしい初任の学校で君たちと楽しく授業ができて、Suさんはこの3か月とても楽しかったです。でも同時に、臨任では自分のやりたいことが実現できないという苛立ちも感じていました。今回縁あって8月から正規採用してくれる学校が見つかりました。迷いましたが、やはりそちらに移ろうと思います。

 5月に交代したばかりの先生がまた交代ということで、皆びっくりしていた。中には「とっても残念でショックです」と伝えに来てくれた子らもいた。私の授業を気に入ってくれてたみんな、ごめんよ…。

 すぐ出ていくことにはなったけれど、この学校に戻ってこれたことは、本当に良かったなあと思う。 

 生物準備室に戻り、グランドの方に目をやる。懐かしい風景だけど、少し違う。昔は眼下にあった木々が今は大きく枝葉を広げていて、大きな時の流れを感じる。

 こうしていると、昔感じていたことや、悩んでいたこと、嬉しかったことなどが次々と甦ってくる。そうだ、ここでの体験がその後の自分=教員としての自分を形作っていったのだ。

 あと何年有るかわからん自分の教員生活だけど、原点を振り返ることができたことは、大きな収穫だった。次の学校に行ってもこの気持ち忘れずに頑張っていこう!

講義室のドアに、Suさんがいた当時(1990年)のカレンダーがまだ貼られていた。なんで??

 

 


再就職

2022年05月02日 | 学校生活

 学校の入り口から真反対にある生徒昇降口、教室からつながるベランダ… 駆け出しの教員だった頃、毎日見ていた風景を31年ぶりに眺める。

4月30日発令の辞令により、Suさんは再び千葉県立高等学校の教員となった

といっても、今回は教諭ではなく臨任講師(産休代理)だ。

 それにしても、さんざん苦労して渡った上海の学校を半年で辞めることになり、少しがっかりしていたら、初任者時代に勤務していた思い出深い学校に再就職になるなんて なんだかドラマチックだよねー まだまだSuさん運を持ってるのかもしれない

担当するのは1年生の生物基礎 ここ数年はすっかり化学の先生だったので自信は無いが、も一度初任に戻ったつもりで頑張ってみようと思っている。

部活の方は残念ながら卓球部の顧問につくことは出来なかった。しかし、ある意味ホッとしている。

 部活の顧問になってしまうと自動的に土日の活動が制限されてしまうので、今、他に取り組みたいと思っていることが出来なくなるからだ。詳細は後日このブログでも書いていこうと思うが、地元の町で国際交流団体を立ち上げるつもりなのだ。

帰国から3か月、休養は十分に取った。さあ、頑張るぞ


Last Speech

2021年03月23日 | 学校生活
コロナ禍につき、4月の離退任式は放送で行うらしいhekomi生徒の目の前で話せないのでは甲斐がないので、欠席するつもり。今日学年集会で話す機会をもらったので、これが千葉県教員としての最後のスピーチになる。

こんにちは すーさんです
この度60歳の春を迎え、退職することになりました。4月からは海を越えて、中国の私立高校に勤務します。中国の若者たちに日本語と理科を教える予定です。今日は、日本で成国の生徒のみなさんにお話をする最後の機会を学年主任のI先生からいただきました。がんばってお話ししようと思います。

 35年間の教員生活で、私が一番頑張ってきたことは何かな―っ?て考えたとき、「やっぱ部活だなー」って思いました。35年のうち32年、私は卓球部の指導にたくさんの時間とエネルギーを注いできたんです。幸いなことに、県大会でベスト8に9回、ベスト4に3回勝ち残ることができ、関東大会に5回出場できました。こうやって言うと、立派な指導者!って感じですが、実は前半16年は本当にダメダメな「しくじり先生」だったんです。今日お話ししたいのはその頃のことです。

 当時私は生徒に、「県大会ベスト8以上目指そう」と息巻いてました。でも実態は、地区ではけっこう勝つけど、県大会では勝てない。それどころか、時々部員がごっそりやめてしまうこともあるというチーム状況で、ぱっとしませんでした。
 「なぜ、あと一歩の殻がやぶれないのか?」「なぜ、志半ばで退部してしまうのか?」
もっと根性ある子が来てくれれば良いのに… 私はすべてを生徒のせいにしていました
 ある年、とても頑張り屋のキャプテンを中心にけっこう強いチームができました。最後の総体でベスト8決定戦に進出、接戦の末、勝負の行方はキャプテンにゆだねられました。私も声をからして応援します。

“よし!ナイスボール” “OK、ドンマイドンマイ” “おちついて、マイペース”“あ、何やってんだよ” “バカ、それは練習しただろ” “違う、何でできない?”

 タイムアウトで作戦を指示しようとすると キャプテンが苦しそうに言いました。

 「先生、おちついて下さい (口汚くわめくのは)やめて下さい」。

 今まで口答え一つしてこなかった頑張り屋が言うのです。きっと本当に嫌だったのでしょう。そのときやっとはじめて、私は自分のしくじりに気が付いたのです。

最初は生徒を励まそうとしていた、発奮させようとしていたはずが、いつの間にか自分の感情のままに、ただ生徒を罵倒してるだけになっていた…。

オレの指導って全部こんな感じで空回りだったんじゃね?


厳しい勝負で勝つためには、チームの雰囲気ってとっても大事です。けれど、ウチのチームの雰囲気を一番壊していたのは、監督である私だったんです。

その日、チームは敗れました。それは選手のせいではありません、やっとわかりました。そしてそれからが 本当の意味での指導のはじまりでした。
「良いチームをつくろう!」選手といっしょに考える日々が始まりました。

そこにいることで 苦しいときも一緒に頑張れる
そこにいることで 弱いやつも強いやつも向上できる
そこにいることで 充実感と誇りが得られる

 そんなチームをつくるために 今みんなは何をすればよいと思う?

まっすぐな心で生徒たちに問いかけると、彼らは真剣に考えて行動してくれます。

私も彼らとともに考え言動を改善しました。

それまで監督の一方的な押し付けでは変えられなかったものが変わっていきます。

2年後、そのチームは県大会3位になり関東大会出場を果たすことができました。良いチームをつくることで壁を打ち破ることができたのです。

 しくじり先生だった私が生徒から学んだこと、それは

「部活動で大事なのは、目先の勝利にこだわることではなく、良いチームをつくること、そして良いチームは、最初から与えられるものではなく、みんなの努力で作り上げるものだ」ということです

 考えてみるとこれは部活だけでなく、様々な人間関係にもあてはまります。例えばクラス(ホームルーム)。学校生活で大事なことは良いホームルームをつくること
 そこにいることで 苦しいときも一緒に頑張れる
          勉強できないやつもできるやつも向上できる
          充実感と誇りが得られる
 そんなホームルームは 与えられるものではなく みんなの努力で作り上げるものだ

ね、あたってると思いません?高校生活で苦しいこと・つらいことは必ずあると思います でもあなたが良いチームや良いホームルームをつくろうと努力していけば、必ず乗り越えられます。ぜひ頑張って下さい。

今私は成国を去ります。私の願いは、あなたがこの成国での経験を活かし、良い友人関係、 良い恋人、良い夫婦、良い家族、良い地域社会をつくり、素晴らしい人生を歩んでくれることです。成国に行ったおかげで人生が豊かになったと胸を張ってくれたら先生方は嬉しいと思います。

長い話聞いてくれてありがとう。これからも私は海の向こうからみなさんの成功を祈っています。それじゃ
 See you again on Youtube. Good luck!


閉店準備

2021年03月21日 | 学校生活
3月も残り10日

SunQが千葉県教員であるのも残り10日となった。



 先週、最後の成績入力を終え、

    化学班の子たちが洗いそびれた実験器具を洗い

    化学準備室のゴミを片付けた。

 今年担任ではないSunQには もはや学校でやるべき仕事はない

 今週 学校に行って 何やろうか?

 11年乗った自家用車の車検も今月いっぱいで切れる。
20万キロ以上走行では、 売値もつかず、
金曜日に車屋に1万円で引き取ってもらうので、来週はもう登校しないつもり。

 いろいろ 寂しくはあるがhorori 後ろは振り返るまい

 向前走、向前走… 3年前から繰り返し 頭に描いてきた言葉を繰り返す


 けれど、中国行きの手続きが進まず、いささか閉口している。

 金曜日の連絡によると、就労許可がでるまで、最短であと2週間とのこと

 てことは、その後の国内手続きに2週間必要なので、渡航は早くても1か月後じゃん!hekomi

 もう3月末には渡航する気満々だったので、完全に肩透かし状態である。

 中国では、原則60歳以上の外国人には就労許可を出さないことになっているので、60歳のSunQが許可を得るためには複雑な手続きが必要なのだそうなhi

 60を越えてから新しい挑戦を始めるのも大変だあ!

 オンライン授業は今も続いている。果たしてこの子たちの目の前でリアルな授業を行うのはいつになるのだろう? トホホhorori


 気持ちを盛り上げるために、YouTubeチャンネルを立ち上げた。

 ぜったいに中国に行って、このチャンネルに現地情報をUPするんだー!と

 気持ちを盛り上げる  みなさんもチャンネル登録 よろしくお願いします。wink



Suさんチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCVCX2W1p97xd_mhRjyEam6A


またしてもコロナ

2020年11月25日 | 学校生活
わが科学部化学班、11月末の発表会に向けて研究活動を再開したことは以前にお知らせした(⇒研究再開

 幾多の苦難を乗り越え、二組の研究班はなんとか成果を上げ、素敵なプレゼンテーションが完成しつつある。

こちらはお茶の入れ方により、ビタミンC含量がどう変わるか調べた


こちらはフルーチェに含まれるゲル化成分ペクチンについての研究


 すべては今週末の発表会のため

 ところが、今日の午後衝撃の知らせがsunQのメアドに届いた

 新型コロナ第三波の広がりを懸念し、今回の発表会が中止と決まったのだ


 … … … 

 今年は新コロのために 学校生活の様々な部分が奪われた

 新一年生のための歓迎行事 体育系部活動三年生最後の総体 みんなの文化祭

 二年生の修学旅行 科学部夏の研究成果を発表するための課題研究発表会

 そしていま、最後に残されていた秋の高文連発表会まで…

 先ほど、部員たちにこのことを伝えた。みな冷静に事実を受け止めていた。

今後についてはとりあえず今週中は予定通り研究のまとめを行い、土曜日までに発表を仕上げることになった。今日もパソコン室で作業に取り組むとのこと、エライよこの子たちはhorori

私にとっても最後の大会が無くなったのはさみしいけれど、とりあえず精いっぱいこの子たちを指導しようと思っている。みんな、あと一息、がんばろーwink