Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

わたしとラジオ講座

2023年02月11日 | 語学

NewISに勤務してから毎日感じる英語力不足(特にリスニング力不足)、我々の世代の人の多くはリスニング&スピーキングを苦手としていると思う。 だって我々が高校生の頃の英語学習は、読解&文法学習が中心で、会話なんかほとんどやらなかったから… 大学院で研究室生活をしていたころ、外国人研究者の人が訪れて来て話をした。そのときが初めての英会話体験だったと記憶している。

 高校の先生になってから数年後、再び英語と向き合うことになった。オーストラリアの姉妹校から生徒と先生が短期留学にやって来たが。英語力不足で、きちんとコミュニケーションが取れなかった。少し残念だったので英語をもう一度勉強してみようと決意したのだった。

 通信制大学の英文学科に入学し、先生の仕事を行いながら勉強した。主はテキストを自習することだが、時には夜間授業(夜間スクーリング)に参加することもあった。ある時先生から変わった宿題が課された。二週間毎日ラジオ講座を聞き、そこで使われる二語動詞(turn on のように動詞+前置詞で一意をもつ)をまとめるというものだった。

 タイマーでNHKの「ラジオ英会話」を録音し、聞いてみると滅法面白い! 当時講師を担当されていた清泉女子大学の大杉正明先生のセンスが抜群だったのだと思う。冒頭でのネイティブスピーカーとショートトーク、山あり谷ありのストーリーが魅力的なスキット、英語レベルは難しすぎず優しすぎずで当時の自分にピッタリだったのだろう、主題を提出してからも聴取を続けるようになった。

大杉先生担当最後のシリーズ1997-1998のテキスト

 継続は力なりとはよく言ったもので、その後様々な学校で生徒を海外引率したが、何とかコミュニケーションを取り任務をこなすことができた。そしてそれが自信となって、現在のインターナショナルスクール勤務に繋がっている。

 しかし、先述の通りNewISでは手加減なしのナチュラルスピードで英語が飛び交うため、未だに難儀している。8月の着任前からいろいろな教材に手を出して頑張っているが、やはり特効薬は無い様子

 地道に出来ることから積み上げていくしかないよね… そこでラジオ講座聴取を再開することにした(近年中国語学習に力を入れていたので、英語の講座は長らくご無沙汰だったのだ)。

NHKのラジオ講座は、初級から上級まで様々なレベルを揃えている

 今回は「英会話」より一段上のレベルの講座「ビジネス英語」

今はスマホのアプリやインターネットのオンラインサイトで番組が手軽に聞けるので、以前のようにタイマー録音しなくてもすむ。有難いことだ。実はこの番組よりさらに高いレベルを要求されているのだが、今は自分の身の丈から少しずつレベルアップさせるしかないよね~

 昨年話題になったNHKの朝ドラ「カムカムエブリボディ」では、主人公がラジオ講座を聞き続け、後に通訳を務めるまでに成長していた。

はたしてSuさんもそんな風に進歩できるかしら? ま、一歩ずつ進むしかないよね

 

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TOEIC初受験

2022年04月06日 | 語学

先日受けたTOEIC試験の結果が発表された。


当日は麗らかな晴天!絶好の試験日より?だった

 実は受験1週間前に大ショックを受け、棄権しようかと思ったが思いとどまりの受験だった。

 Suさんは、英語は結構勉強してきた自負がある。通信制大学で英文学士と教員免許を取得、英検は準1級を持っている。ネットで調べてみると、準1級はTOEIC713点に相当するらしいので、目標800点を掲げリクルートのアプリ・スタサプを使って勉強し本番1週間前を迎えた。そろそろ実戦形式でやってみるか、と公式問題集を本番通りの時間で取り組んでみたところ…


 まずリスニング45分、スクリプトは1回しか読まれないので全然聞き取れない…正答率67%、まあ、もともとリスニングは苦手だから仕方ない 得意のリーディングならば80%くらい取れるか? で、リーディング75分やってみたが文量が多く全然読み終わらない! 正答率50% これでは800点なんてとんでもない! 600点行かないかもしれない⁉

 冷静に自分の英語力を振り返ってみると、じっくり正確に精読したり翻訳したりする勉強を主に行ってきたために、圧倒的にスピードが足りないのだ。聞いてすぐざっくり内容を把握するスピード、さっと流し読みして内容を把握するスピード。これらが無いことが自分の英語力の大きな欠点なのだということを初めて認識したのだった。

 これまで1か月リクルートのアプリ・スタサプを使って勉強してきたが、残念ながら私の欠点を克服するまでには行かなかった様である。これじゃあ仕方ない。今回の受験は止めておくか? 弱気の虫が顔を出したが、そこは冷静に自分を励ます。「将来800点を目指すのであれば、今後何度かは挑戦しなければならない。今回できる限りの対策を施し、その反省を活かして次回に臨む方が目的達成に近づくのではないか!」

 という訳で気を取り直し、さらにもう2回分の実践問題をやり、対策を練った。リスニングはスタサプによる学習で一定の効果が出ているようだ。まだ65-70%の正解率だが今回はそれで仕方ない。なんといってもリーディングの遅さをなんとかしなければいけない。苦肉の策として、時間配分を決め、それを徹底することにした。TOEICのリーディングは、①短文穴埋め問題30問、②長文穴埋め問題16問、③単一資料読解問題29問、④複数資料読解問題25問を75分で行うのだが、Suさんの場合は、読むのが遅いため順番通り解いていくと、③の途中くらいで終わりになってしまう。解答しないことには得点は取れない。しっかり読み取れなくても、感覚的に判断し答えを埋めた方が点取れるはず。


④25分→③25分→②7分→①8分、取り組む順番と時間配分を決めてもう一度実戦練習すると、少し良い感じ

一読で内容が把握できない問題は適当に埋め、すぐ次の問題に進むようにすれば、なんとか全部解答欄を埋めることができ、正答率は60%まで上がった。試験本番、緊張は大概私にはプラスに働く。いつもより高い集中力で作戦を予定通り遂行し、初のTOEIC受験は終わった。

そして今日、受験結果のWeb発表! リスニング330点 リーディング345点 計675点

大目標800点には遠く及ばないし、準1級者平均の713点にもだいぶ足りないが、これが現状致し方なし

もし対策をしなければ600点を越えることも出来なかったかもしれないのだから、良しとしておこう。

大目標への道はまだ半ば、次回の受験は5月末。それまでにまた新しい次の対策を実行していく予定、乞うご期待☆

 

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メディカル翻訳・その後

2020年12月20日 | 語学
 昨年末から日本語教師として海外で働く道を模索し始めたが、なかなか道は厳しいということがすぐにわかった(⇒59才の就活)ので、もう一つの道として訓練を始めたのが「メディカル翻訳」の通信講座である。
 

本業の化学・生物の勉強にも成り、まさに一石二鳥
peace

 4・5月の休校期間に頑張って学習していたが、どうも芳しくないnose4

 200点満点の課題、初回152点から2回目172点と伸びたところまでは良かったのだが、3回目が128点、そして4回目は122点と、どんどん悪くなる有様…hekomi

 医療関係のバックグラウンドが足りないためか、記載内容がよく理解できない。ネット上で調べても英語→日本語への対応が不確かで、推量で書くしかない。また、読み手が読みやすくなるようにと配慮して表現を工夫したところも、「冗長になっている」とか「ニュアンスが違っている」とか評価され、完全にスランプ状態になってしまったhi

 こんなに苦労して学んでも、英文和訳の仕事は殆ど無いらしいことも分かり、完全に意気消沈状態… しかし、そこで気を取り直して考えた。

英文和訳がだめなら、和文英訳はどうか? メディカル翻訳で実際依頼があるのは、殆どこっちの方らしいし、日本語の方が内容がわからないときに情報を調べやすいし、このままやられっぱなしも悔しいし というわけで、5月末からメディカル翻訳(和文英訳版)学習スタート

 その後、やっぱり医療情報の理解や調査に時間を取られ、息詰まったり、諦めかけたりしたが、なんとか気を取り直して期限ギリギリに全6回分を提出し終わったniko

 そして結果は


1200点中1041点で評価A(得点率87%)、プロの予備軍A1(90%)まであと一息だった

サイエンス関係の英訳は、SSHの海外交流の時さんざん苦労して取り組んでたので(⇒英語漬け)、その経験も活かされたのかもしれない。

 昨日、講座修了の認定証も送られて来た。



 プロの翻訳家になるためには、このあと修業を続けながらトライアル(翻訳会社が行う翻訳能力試験)を受け続ける必要がある。力量が水準以上と判断されれば会社から仕事依頼が来るようになるということである。

sunQはとりあえず来年は上海の学校で教える仕事をメインにするから、トライアルへのチャレンジはしないけど、翻訳の修業は続けていくつもり。70才まで働く上では、有望な仕事だからねwink

 でも、今は少しのんびりしようと思う。だって日本語教師の勉強から始まって約2年間、常に課題提出に追われる日々だったから、締め切りのプレッシャーが無くなった解放感をもう少しだけ味わっていたいんだ~be

 



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大会本番

2020年10月11日 | 語学
 ここは千葉市民会館の特別会議室。この1カ月特訓に特訓を重ねてきた中国語スピーチ,いよいよ本番であるbikkuri





大会は、予め定められた原稿を読み上げる朗読の部が先に行われた。小学生からシニアまで21名がチャレンジ,sunQの学校からも3名の生徒が参加したが,皆それぞれベストのパフォーマンスができたと思う。

 後半はsunQが参加するスピーチの部。各自が自由なテーマで自分の意見を発表し、審査員の先生から簡単な質問を受ける。参加者は8名だけ、大学生2高校生2そして一般が4。

 今まで幾多の緊張する場面を乗り越えてきたsunQではあるが、外国語によるスピーチ大会は初めて… さすがに緊張の高まりは否めない

 大人の参加者私以外の3名中,1名は外語大卒で留学経験もある若者,発音も綺麗で質疑応答も完璧! こりゃレベル違うわhi
他の1名は毎年出場していて優勝経験もある女性、こちらも発音は完璧,やりとりは一部つまずいたが、全体的にレベルが高いhekomi

 こりゃ場違いだったかhiと緊張Maxとなったところで自分の出番。出だしで「大家好(みなさんこんにちは)」と言うはずのところを、「謝謝大家(みなさんありがとうございました)」と間違えるhorori

 しかし,ここまで来たからには,あとはやりきるしかない!開き直り発表を続ける。テーマは「心から分かり合える友」,台湾の姉妹校で知り合い,昨夏一緒に旅をしたL先生との交流を題材にしたものだ。

 動き出してしまえば,話すのは商売,何語だろうと同じだ。スピードと声量に変化をつけて、表情豊かに話すのみ,以前間違えていた発音やアクセントは特訓により改善され,正しいものに置き換わっている(はず?)

 制限時間を少しオーバーして発表終了,でもやりきったwink そして質疑応答。質問の1は話の中で出てきた中国の故事について,これは準備してあったのでそつなく応答。質問その2は自己紹介,これは簡単。質問その3はよく聞き取れなかったが、たぶん台湾で印象的だった場所を聞いているのだろうと推測し(実は少し違ってたのだが)適当に答えた。とりあえず無難にこなせたと思う

 一般4人に続いて高校生と大学生が発表し,いよいよ審査結果発表



立派な賞状だけど、実は4名中3位 やはり上記二人にはかなわなかったかと少しがっかり…

 でも気を取り直して考える。卓球に例えるならば、上記二人は大学の体育会でバリバリにやっていたような人々。私は公民館の卓球教室とかで卓球を覚えたオジサン選手。本来であれば勝負になるはずが無いレベル。でも同僚のY先生も審査員の先生も褒めてくれて「僅差だった」と言ってくれたんだから、むしろ喜んでよいのかな? とbe

 何よりもこの1カ月の特訓で、身に着けた能力は大きい。今まで発音できなかった中国語独特の音が出せるようになり、今まで聞き分けることができなかった中国語独特の音が聞き分けられるようになったのが一番のごほうびと言えよう。

 帰り道、Y先生と居酒屋に入り祝杯をあげた。満足感に数滴の悔しさを加えた良い酒だったbeer



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熱「中」時代

2020年10月04日 | 語学
 なんと、4カ月も投稿しなかった 見に来てくれた人たちごめんなさい🙇

 コロナ禍の中、これといった変化もなく淡々と日々が過ぎ、記事を書く気力が無くなっていたのだhorori

 しかし、最近は熱中できるものがひとつ出来た。それは中国語の練習!

一週間後の10月11日に、中国語のスピーチコンテストに出場することになったのだ
 発端は夏休み中に遡る。友人で中国語担当のY先生から声をかけられたのだ。

 「Qさん、この大会毎年生徒が出てるんだけど、一般の部もあるよ~。出てみる?」


 部活の大会も無く、海外旅行にも行けず、燃えるものがなくて困っていたところだったので、一も二もなく飛びついたbikkuri

 八月中は構想を練って、中国語で原稿を書いた。休み明けに、Y先生の相棒・中国語ネイティブのS先生に直してもらった(激しく添削され、自分の中国語文法がいかにいい加減だったかよくわかったhorori

 その後何度か手直しのやり取りをしてようやく原稿完成。9月第3週からいよいよ練習が始まった。


まず辞書で発音を調べ、スマホに入れた先生のお手本音声を聞きながら練習した

YouTubeの人気中国語チャンネルで勉強もして、万全の状態にしたつもりだったが・・・


 9月4週、S先生に稽古をつけてもらったところ、何十か所も発音をボコボコに直され、心折れまくりhi

 それでも、一晩寝るとすぐ立ち直るのsunQの良いところniko

 発音を一からやりなおすことにした。ここで使うのが色ペンbikkuri


 S先生に直されたところは山ほどあるのだが、冷静に整理してみるといくつかのパターンに分類できたので、それを色で示してみたのだ。


これが色分けした原稿、カラフルで良いでしょbe


 ピンクは私の苦手な舌を反る音
 黄色はくちびるを大きく動かさないといけない音
 緑は鼻にかける音
 紫は口を小さくすぼめる音
 オレンジは息を強く出さないといけない音
 青は息を出してはいけない音
  といった感じbikkuri

 これを見ながら、今は毎日二時間以上練習している。実力の方は????

 自分では随分進歩したつもりだけど、まだまだ先生の指摘は厳しいhekomi


 でも、熱中できることがあるってホント生活が充実する!このまま中国語スピーチに熱中したまま、来週末に突入するつもり、頑張れsunQ
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