Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

33年目を終えて

2019年03月30日 | 学校生活
一昨日,公立学校大会を終え,平成30年度の行事も全て終わった。SunQにとっては教員生活33年目のシーズンだった。


全く予想外の,希望を裏切られる転勤から始まった今シーズンではあるが,ふてくされることもなく,与えられた仕事には前向きに,責任をもって取り組んできた自信はある。

 でも心の奥底にどうしても拭いきれない違和感がある。モチベーションが上がらないのだhi

公募制に志願して,どうしても行きたかった前任校では,「担任でも主任でもやってやろう」「この学校をこんな風に変えていこう」「この学校のこんな素晴らしいところを守って行こう」というモチベーションが溢れていたのだが,定年まで残り3年となったところで,それをいきなり取り上げられ「別の学校で頑張れ」と言われたって,それは無理というものだ。人のこころって,そんな簡単なものじゃない。

 卓球部についても同じだ。情熱エネルギーが足りないhekomi こちらは実は前任校で既に感じていた

 地区大会1・2回戦敗退の弱い選手だったSunQは,大学時代に「勝つ戦術」と「勝つための練習」に目覚め,関東大会やインターハイに出場経験のある強い選手たちにも勝てるようになった。 教員になったのは,その経験とノウハウを高校生に伝えるため…(いや,本当はどうしようもなく弱かったかつての自分を救ってやりたかったのだろう)

 指導者としてはダメダメレベルから始めたので,20年以上時間はかかったが,なんとか普通に指導できるようになり,県代表に顔を出すことも出来るようになり,最後の大勝負=息子を指導してインターハイをと意気込んでいたが,諸事情でそれが出来なくなり… どうやらそこで火が落ちてきたようだ。 前任校では,もう一度頑張ってみよう!と残った油を注ぎこんで2年半指導の火を燃やし,なんとか団体県ベスト8まで行けたが そこで完全にエネルギーが切れた。職務の配置上SSH(スーパーサイエンスハイスクールの活動)へ全力を注がなければいけない立場も考え併せ,第二顧問へと退いたのだった。

 新しい学校では,サイエンス指導ができる環境が無いため,卓球部指導の最前線に復帰しやってみた。やはり卓球が好きな自分を再認識,卓球を教えて生徒が上手になっていくのを見守るのは楽しい!でもテンションは今一つ。生徒たちは真面目で良い子たちなんだけど,どうしても以前の学校でインターハイを目指していた子たちと比べてしまう…「卓球に青春を掛ける度」が違いすぎるhorori練習場の使用等について相方の先生と見解が食い違い,指導したい時に指導できないなどのマイナス要因もあり,このまま惰性で顧問を続けても仕方ないんじゃないかな~と感じるようになった。

 そんなマイナスな自分の心の整理に時間がかかり,この一か月半ブログを全く更新できなかった。でも,来週からは4月・新年度。関係各位との相談も終わり,方針が定まった。今34年目に向けての目標を記そう!

【1】第2学年担任となる
  そんなわけで,モチベーションが無いからと担任は断っていたのだけれど,教頭からどうしてもお願いします,と頭下げられちゃって… 「人間,仕事お願いされるうちが花かな」と思い引き受けた。普通科理系のクラスだが,今までは別の学年の副担だったのでリリーフ登板みたいな感じ。いやあ,また修学旅行いかなくちゃbe

【2】サイエンス頑張る!
 赴任以来こつこつと実験室の整理・整備し,サイエンス指導ができる環境をつくり,科学部化学班も立ち上げた。2年生理系の化学も担当することになったし,とにかくサイエンス活動頑張ってみよう! 実験助手さんがいない中で準備や片づけは大変だけど,できるだけ実験を授業に入れていこう。サイエンスに関わる活動は,SSHじゃなく普通の学校でも出来ることがたくさんあるはず。

【3】卓球部顧問引退
 今の条件のまま顧問続けても,自分にとって納得のいく時間の過ごし方にならない,というのがSunQの出した結論。30年以上続けた卓球指導を辞めることに一抹の寂しさはある。でもその分の時間を使って,科学部の活動,急遽登板の担任活動,授業や実験の準備などをしっかりとやっていこうと思う。

【4】新しいスタートの模索
 高校の教員としての仕事には,ある程度「やり切った感」がある。定年後は出来れば別のことに挑戦したい!今考えているのは海外での活動。シニアボランティア(青年海外協力隊のシニア版),外国で日本語教師等々どんな可能性があるのか調べていきたい。またその実現の為に資格試験などにも挑戦したい(中国語検定,日本語教育能力試験等)

 あれ? 卓球部辞めるんだったら,このブログ「学球日誌」もやめなきゃだめ?

 まあ,固いこといわず,そこは大目に見て下さいな。私が教員辞めるときまで,もう少しお付き合いいただければ幸いですwink
コメント (3)
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