20世紀後半(1994年頃)にもコメ不足が起こった。あの時は理由がはっきりとしていた。天候不順に拠る不作がその理由で、外食店(ファミレスを含む)では臭くて水気の無い、長粒米を輸入していた。農業国日本の泣き所が如実に現れた年だった。
ところが今年は異う。備蓄米まで放出して絶対数は足りている筈なのに、値上がる一方。理由ははっきりしている。米を投機対象にしている輩のせいなのだ。いくら備蓄米を放出しても間に合う筈もない。
理由は未だ有る。飲食店での「お代わり自由」というのも有る。本当に必要なのは家庭であるのに、不要な処に大量に流れているのも、スーパーなどでの品不足•価格高騰に繋がっている。
これから先、今年の新米収穫期になって幾らかは値が下がるだろうけれど、果たして何処まで下がるのかは疑問だ。コメ農家の苦労も当然理解出来るけれど、物価というのは一度値上がりすると、元の価格に戻るのは難しいもの。『どうか米の買い占め•相場ゲーム』は辞めて欲しい……と、切に願います。
大盛店や付加価値を付けたおにぎりブームにも、家庭にお米が行き渡らない理由だと思います。
私は日本人として日本のお米を食べたい。米を投機としたマネーゲームは絶対に辞めて欲しい。
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