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気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
都合に合わせて阿らない生き方を善しとし
その様な人生を追及しています

私の時代の死語

2025年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム
また1年間の砂時計が空になろうとしている。誕生日毎にひっくり返す日がもう目の前に来ている。なんか早いなぁ。
好きなダイナ•シヨアのCDを聴きながら珈琲を飲み煙草の煙りを追い掛けていたら、私は走馬灯の中に居るのに気が付いた。時間の中を泳いでいたら、今では死語となっている時代の残像が次々と出て来た。ちょっと並べてみたくなりました。初めの方は私が生まれる前の言葉が有ります。そして何ぶんにも古い事なので、正確な時系列にはなっているとは言えません。
それでは始めます。

•金の卵……1948年、二年生の中学制度の結果、卒業と共に都会へと仕事を求め出て行く(集団就職)若者達を指した言葉。
•三ちゃん農業。この辺りは前述の金の卵と密接に関係している。若者が居なくなった農村部では、じいちゃん•ばあちゃん•母ちゃん…の、三ちゃんが残ったと云う事。この三ちゃん農業は1963年の流行語になった。1961年11月には所得倍増計画•農業基本法が改正された事により、兼業農家が増え、二ちゃん農業(じいちゃん•ばあちゃん)、一ちゃん農業(じいちゃんorばあちゃん)と云う流れになって行く。
•もはや戦後ではない……1956年の経済白書に記載された言葉。
•団塊の世代……1947〜1949〈誕生〉をピークとした上記の時代の都市へ出て行った若者世代を示している。
•貧乏人は麦を食え……1950年第三次吉田内閣時の大蔵大臣だった池田勇人の米価高騰に対する答弁を、或るマスコミが誇張して書いたものが広まったもの。これを期に翌日池田勇人大臣が辞任させられた。
•血のメーデー事件……1952年5月1日(木)。明日で73年目となる。皇居外苑で一部の左翼団体が革命準備の実践の一環の為に起こしたデモ。戦後の学生運動で初の死者が出た程激しいものであったらしく、それが血のメーデー事件と呼ばれる所以となる。
•末は博士か大臣か……この頃は大学を出る事が一種のステータスであったらしくこの様な言葉が出回っていた。
•大学は出たけれど……しかし現実の世の中は厳しく思う様には行かなかった…と云う事らしい。
•1ドル365円……当時はこれが相場で長い事続いていた。日本の経済を支えたのはこの価値かも知れない。
•無責任男(時代)……ハナ肇とクレージーキャッツが大人気となり、植木等の代名詞ともなった程。
•夢の超特急…東海道新幹線。
•ウーマンリブ運動。
•文化住宅(公団住宅)、夢のマイホーム……日本の生活様式が変わり始めた最初の頃。(今では独居老人の住処)になってしまっているのは何とも皮肉なものです。
•学生運動……東大安田講堂事件が有名。その後セクト争いが始まり、其々が分裂し、サラリーマンの社会へと変身してゆく。〈日和見主義〉なんて言葉も流行りました。
「いちご白書をもう一度」なんて歌にもその様子が伺えます。最後迄残った連中が「浅間山山荘事件」を起こし、その後は影を潜め社会に同化しているみたい。
•モーレツ社員……毎日残業が当たり前で、とにかく働いて給料UPと出世を目指す事がサラリーマンの生き方の様な風潮。パワハラもブラック企業も当たり前の時代。
東京オリンピック……1964年10月10日。これが後に体育の日となった。
•東京タワー、一家に1台テレビの時代へ、首都高速道路……1963〜1964オリンピックに合わせたものだと思う。
•狭い日本、そんなに急いで何処へ行く=のんびり行こうぜ俺たちは……所謂アンチ•モーレツで、それを揶揄していた言葉として捉えたらいいでしょう。
•フォークブーム•エレキブーム(グループサウンド)•ビートルズ旋風•ツイギー(ミニスカート)……若者の音楽感の変化や風俗文化の転換点とも云う時代の言葉。その中でもビートルズの出現は、その後の殆どに影響を及ぼした…と言っても過言では無い。
•府中三億円事件……1960年代後半。この事件が契機となり、給料が現金支給から銀行振り込みに変わる事となる。それがやがてはカードの時代へと進む。
•使い捨ての時代……物質的に豊かになった為か、次々と新しい物を購入すると云う文化的生活の反動が生まれ、それを生活の水準と思い、善しとしていた。
•VHSビデオテープの時代。
•ワープロの時代

大方こんな処だけれど、ちょっと目先を変えたところでは……
巨人•大鵬•卵焼き、ダッコちゃん•ホッピング•フラフープ•メンゴ•ベーゴマ•竹馬•おはじき…等の遊び道具やペンパル(文通)…私もやっていた。ピンポンダッシュ(他人の家の呼び鈴…ブザーを鳴らし、サッと逃げる悪戯)、シケモク拾い…父兄会……etc。
まだまだ死語になっている言葉は有るけれど、その消え去った言葉達と共に、その時代を生きていた。現代(いま)を生きる人達が遠い将来、この時代を振り返った時、何が死語になっていて、どの様な感慨に耽るのでしょうね?当然私は生きていませんが、ちょっと気になりますね。
あ〜、今日は久し振りの長文になってしまいました。読んで下さってご苦労さま、有難うございます。


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