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自然の中の1枚
身近な自然を、1眼レフで撮っていきます。
 



出水に飛来している4種のツルの中で一番数が多かった
絶滅危惧Ⅱ類(VU)の、ナベヅル (Hooded Crane)。

他のツルに比べて小さめで、頭の「鍋の蓋」を被ったような模様がおしゃれだが、
その模様から、ナベヅルと呼ばれたのかと思っていたら、
どうやら羽の色が鍋の煤のように黒いことから、ナベヅルと命名されたらしい。

世界中で、10,000 羽程度しか生息していないといわれる中、
現時点で、既に出水に 9,800 羽超のナベヅルがやってきていることから、
世界中の殆どのナベヅルが、この出水に越冬に来ていることになる。
これだけ密集していると、一気に個体数を減らしてしまう
鳥インフルエンザのような感染症が、とても怖い。。

ナベヅル






飛翔シーン



(全ての画像は、クリックすると大きく表示されます)

使用機器:CANON EOS7D + EF800mm F5.6L + GT3541 + Manfrotto 516

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前から訪れたかった、有名な鹿児島出水のツル飛来地を訪れた。

ここ出水には、国指定の特別天然記念物の「ツル」が、
越冬のために、ロシアのシベリアや中国東北地方から渡ってきて、
今冬も、既に1万羽を超える「ツル」が集まっていた。

まず訪れたツル観察センターの展望フロアからは、餌に群がる夥しい数のツルを一望できたが、
この出水に集まるツルは、主にナベヅル(約80%)と、マナヅル(約20%)で、
それ以外にごく少数として、クロヅル(6羽)、カナダヅル(3羽)が来ているらしい。
(参考:出水ツル飛来状況、ナベグロヅルは、ナベヅルとクロヅルの交雑個体)

さて、折角ここまで来たからには、広い干拓地に散在する1万羽を超えるツルの中から、
クロヅル(0.05%)と、カナダヅル(0.025%)も見つけ出さないといけない

昨今の鳥インフルエンザの影響もあり、立ち入り禁止区域も多く、
目的のツルの探索が制限されたが、常駐するセンターの方のアドバイスもあり、
最終的には、なんとか目的のツル4種に出会うことができた。

ツルの大群


近づいてきた猫に警戒し、一斉に首をもたげるツル達


最も多くいたナベヅル (Hooded Crane)


大きくて一番きれいなマナヅル (White-naped Crane)


意外とゆっくり観察できたカナダヅル (Sandhill Crane)


シャイで最後まで苦労したクロヅル (Common Crane)

(全ての画像は、クリックすると大きく表示されます)

使用機器:CANON EOS7D + EF800mm F5.6L + GT3541 + Manfrotto 516

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宮古島の山林の中にある水場で、早朝、ブラインドを張って待っていると、
水場の隅から、絶滅危惧ⅠB類のオオクイナ (Banded Crake) が現れ、水浴びを始めた。
早朝であまりに暗い林内だったが、水浴び後、陸に上がって毛づくろいをしているところを撮影。

オオクイナ



(全ての画像は、クリックすると大きく表示されます)

使用機器:CANON EOS7D + EF800mm F5.6L + GT3541 + Manfrotto 516 (ブラインド使用)

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石垣、西表島で、この鳥を見ない日はない、というくらいよく見かけた
シロハラクイナ (White-breasted Water Hen)。

かわいいヒナを連れて、よく道や田んぼにウロチョロと出てくる割に、
いざ、人の姿を見かけると、トットコ、トットコーと、駆け足で茂みの中に
逃げ込んでしまう、意外と警戒心が強い鳥だった。
アカショウビンと並んで、よく見かける割に意外と撮影が大変だった鳥だった。

シロハラクイナ







(全ての画像は、クリックすると大きく表示されます)

使用機器:CANON EOS7D + EF800mm F5.6L + GT3541 + Manfrotto 516

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北の公園で、普段は警戒心が強く、なかなか開けた場所に現れない
クイナ (Water Rail) が、周りのすぐ近くのギャラリーの視線を気にもとめず、
少し開けた湿地で、もくもくと餌を探していた。

長いくちばしで、湿地の落葉を、一心不乱にひっくり返していたが、
しばらくして、餌となる越冬中のザリガニを見つけたのか、
そのザリガニを咥えるや否や、一目散に茂みの中に逃げ込んだ。

その脱兎のごとく逃げ帰る後ろ姿は、とてもユーモラスだったが、
生きるために餌を探すことも、彼らにとっては命懸けだということを再認識した。

クイナ


一心不乱に、落葉をひっくり返す



使用機器:CANON EOS40D + EF800mm F5.6L + GT3541 + Manfrotto 516

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