いろいろな企業も又、多くの会も創立100周年や60周年そして50周年と半世紀以上の長きにわたっての存続と共に発展してきていることに全く頭の下がる思いをしています。
個々の努力と共に上位する方々の向上心によって何代に亘り、成長が続き、会員の方々の支えがゆるぎないことによって達成が可能となっているように思っています。
私達のというか、(財)毎日書道会が主催する毎日書道展は来年60回展を迎えます。そのことは、今年が59回展であり、今年は六本木に新築された国立新美術館
にて26000点以上の作品が展覧され、来年の60周年をどうするのかの新しい問題意識を持ちながら59回展を終えました。各地での59回展はまだまだ続いているのですが、今年の"日展"の鑑審査も終ったところで来年の60回展をどうしてゆくのかの改革委員会が東京の如水会館で開かれました。
(財)毎日書道会の改革委員として参画し、国立新美術館の借用前から色々と検討し、7部あるうちの大字部から試みに"マクリ鑑査"を開始したのが3年前。これまではすべて表具がなされ鑑査も審査もほとんど同時にやっていたが、落選する公募作品に1万数千円もかかる表具代は無駄なので全然表具しないでのマクリ鑑査をしたら、出品者個人の負担は軽減されるということでこの我らの改革委員会で決定され、実行してきた。
そのような大改革も無論改革委員会が長きにわたり検討し、実行し、ほとんど問題がなく、出品者の方々にとってプラスということで採用され、58・59回とこの形が継続され、60回も無論意義なしで漢字部のⅠ類・Ⅱ類、仮名もⅠ類・Ⅱ類として2部への同時出品も可とする大きな決断を59回にてやり、このことで出品数が増加する要因となってきたのです。
来年も東京都美術館・国立新美術館を借用しての60回展、このような節目の展覧会には、賞が増加されることで必ず1000点余増える要素があって陳列にしても500~600点余が増加してくるということで本日も一番に頭をかかえておられたのは、この増加はうれしいが、この数をどう陳列してゆくか?をまだ来年の話なのにうれしい悲鳴を発しておられました。