中部経済が順調であると表現を日経やその他の新聞や週刊誌でよく目にしている。ものづくりに起点することで言えば、名古屋を中心に周辺の都市では、日本の中でも最も安く、最も早く、作り出せる体制があることを誰もが知っている。
この安易さが安かろう、悪かろうにつながっていて、あまりよいイメージを持たれなかった。しかし、早く、安くが中国や東南アジアに逃げてゆくという。これらの土地が重要地域になるに従ってこの中部地域が忘れ去られそうになってきたが、ここにきて、やはりモノづくりの国際競争力と精密さ、高品質を基点とした時に"中部"にスポットが当たってきたように思います。特に、自動車産業のGMを抜いての世界一なるトヨタ自動車がひかえている点が大変なる意識を持っているように思います。
一台の自動車に要する部品といっても数万の部品があり、それも近年はデジタル部品も数多く組み込まれていることを考えればその精度は20万km、10数年使用してもびくともしない部品や精度が希求されていることを思えば"中部"などという狭い地域でなく、世界の中部でなければならない。
この中部圏に属する首長さん達は、世界の渦の中にあることを考えながら進展を考えてゆかなければいけない時代となってきている。それに付属して大学や専門学校や高校からより専門化しての教育が大切なところにきているように思う。何でも出来る人などはほとんどいない。しかし、自分の持つ技術力が最低10年20年~30年が不変でなければならないそんな大きな"気"を持して中部圏に住まいし、世界を視界してほしいと思う。
先日、名古屋駅前などをブラブラしたが、まだまだ東京や大阪との雰囲気とは比べものにならない程に"イナカ"である。このイナカの表現はそれもよいよいということとイナカッテウーンダメダということもある。さあ、名古屋さんはどこに行くのだろうか。