うぇぶにっき-ことだま

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『しゃにむにGO』全32巻 羅川真里茂

2009-05-21 13:24:37 | 読書感想
最近、漫画の感想多いかも…。
でも、感動したんよ。まさに青春って感じで。

主人公の伊出延久(いで のぶひさ)は、中学時代、陸上部だったが、高校の入学前に河原でテニスの練習をしていた女の子に一目ぼれをして、高校からテニスを始める。
文字にしてみると、スラム●ンクの主人公と同じ動機やね。
違いは、チームメイトであり目標(ライバル)である流●楓ポジションのキャラクターかもしれへん。
幼いころからジュニアで成績を残してきた留宇居(るうい)が、大きな壁として立ちはだかっているだけではなく、留宇居自身の壁も描かれていることで等身大の高校生という感じがする。
二人で、競いながら頂点を目指していくのは、ヒ●ルの碁のヒカルとアキラのようやね。
って、さっきから別の漫画を引き合いにだしているけど、設定が似ているっていうだけで、決して二番煎じの物語ではない。

登場人物が、進級しない(学年が変わらない)漫画もあるけど、『しゃにむにGO』は初めっから成長にスポットが当てられている漫画なので、主人公たちの高校時代の3年間がとてもキラキラしてた。
私は、テニスは体育の授業でやった程度なんで、あんまりよくわからへんのやけど、そんなド素人な私でも、テニスというスポーツを見てしまう程、分野の枠を超えたテニスプレイヤーが延っち(主人公)なんやと思う。
「分野の枠を超えた」というのは、たとえば、野球で言えばイチローさん、ゴルフで言えば石川遼さん、みたいな、そのスポーツに興味がない人でも、その人がプレイしていたら見たくなる…そんな感じ。

物語はテニスだけではなく、恋愛や家族のエピソードも多く描かれているんやけど、ヒロインのひなこちゃん、同性受けがいいように設定したと作者のサイト(←リンクは、フレーム分割の内容ページだけにはられています)に書かれていてびっくりした。
私はどちらかというと、ひなこちゃんは異性受けがよくて、魔子ちゃんが同性受けがいいように思うんやけど。
で、ひなこちゃんと同性の私は、初めの頃、ひなこちゃんがあまり好きでは無かった。
だけど、巻を重ねるごとに好きになりました。
主人公やヒロインだけではなく、周りにいる人々も成長していくのが、良かった。
成長していない人は、誰も居ない。(モチ君はしていないかもしれないけど…)


少女漫画だけど、男の人も楽しめます!